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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】156回転目「初心者向け」

13年9月06日 [20:02]

 こんにちは、K松です。先週、今週、そして来週と、実にたくさんの機種が発表されました。正直なところ、さすがに何が何だかこんがらがっています(苦笑)。もちろん技術の進歩はあるべきなのですが、あちこちで「新機能○○搭載!」と言われると、もはやどの会社のどの台の話なのやら...。それでも決まり文句なのは「初心者にもやさしい」のひとこと。少々首をひねります。そこで今回は、増え続ける台・機能と初心者の距離について考えます。

 先日、とある人にパチスロの仕組みについての質問を受けました。ひとまず自分の知るところを説明したのですが、自分でもうろ覚えな部分があったので早速調べました。すると、意外と抜けている部分もあって、うっかり人に教えるなんてできないものだと思いました。それだけ、今のパチンコやパチスロは、多様な機能を搭載し、複雑なゲーム性を作り出していることになります。

 冒頭にも書きましたが、機種発表の際によく使われるのが、初心者にもやさしい作りになっているという言葉。はたして本当にそう言い切れるでしょうか。たとえばパチスロ。かなりのシェアとなったART、AT機は、基本的に左から押すことが前提になっています。左から押さないと、抽選で何らかの不利になることも多いです。ですが、本当の初心者が、台に座った時に左から押すでしょうか。運良く1ゲーム目は左から押しても、次ゲームで右から押せばその時点でペナルティー。実にシビアですね。押し順ミスについては、音声や警告音で知らされますが、それも間違えた時に初めて出るもの。事前に避ける手段としては、説明が書かれた冊子や台間のPOPなどを読む必要が出てきます。

 では、どこまで初心者向けの対応をすべきか。これまた難しい問題です。業界としては、どうやら既存ユーザーにより多く遊んでもらおう、言い換えればよりたくさんお金を使ってもらおう、という方向に進んでいます。残念ながら、減りゆく参加人口の歯止め、新規ユーザーの獲得という意味では、苦戦していると言わざるを得ません。そう考えると「初心者の方にも」と言いつつ、実際に作られている台は、それなりの知識があるユーザーが打つ前提で作られていると言っていいでしょう。

 ここまではパチスロの話でしたが、パチンコはパチスロほど複雑でない分、初心者でも触れやすい感があります。一時期から標準装備になった「右打ち」についても、タイミングが来た時には、液晶いっぱいに表示されます。今、私が「パチンコかパチスロをやってみたい」と初心者の方に聞かれたら、パチンコの方を勧めるかもしれません。なんせ、その方が説明が楽ですからね(笑い)。ところが、傾向としてパチンコは減り、パチスロが増えています。まだまだパチンコの方が多いのは事実ですが、少しずつ遊技として複雑で、敷居の高いものになっていると言えるでしょう。

 今後もこのままコアユーザー向けの台が出続けるのか、それとも完全に新規のユーザーを迎え入れるべく、ハードルの低い台も出てくるのか。これによって、数年先のパチ・スロ参加人口にも影響が出ているかもしれませんね。【K松】

(業界コラム)

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