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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】154回転目「新商品と新台入替」

13年8月23日 [20:33]

 こんにちは、K松です。お盆休み明けの週ということもあり、各ホールでは頻繁に新台入替が行われたようです。パチンコ、パチスロともに注目機種が入ったので、それなりのにぎわいだったようですね。さて、みなさんは新台導入の情報をどこで見てらっしゃいますか。電車の中づり、駅のポスター、ネットのホール検索サイトあたりが多いですかね。よく考えてみると、このほとんどがホールが発信している情報なんです。今回はこの新台訴求について考えます。

 今年の暑い夏、ビールでのどを潤した人も多いことでしょう。たとえばこのビールに新商品が出る際、テレビCM等で告知するのは主にメーカーです。もちろんスーパーのチラシなどにも入ることはありますが、それはあくまで取り扱っている商品のひとつに過ぎません。基本的には、商品を作るメーカーが大々的に告知し、小売店の支援をすることで、結果的にメーカーの利益になるという仕組みが成り立っています。

 パチ・スロ業界を見てみます。広告の自主規制の影響も大きいですが、それを差し引いても導入日、新商品でいうところの発売日でのPRは、決して多いとは言えません。というのも、これまで新台入替については台を購入したホールが独自でやってきたからです。消費者、ユーザーからお金をもらうという意味では、スーパーもホールも同じ。なのに、購買や遊技への動機づけとなるPRを行うところが異なっています。これって、結構不思議だと思いませんか。

 もちろんパチ・スロ業界独特の状況が、この現象を引き起こしていると言えます。たとえば、全国各地で同じ日に新台がホールに入るわけではなく、むしろバラバラです。事情により1週間導入が遅れたホールにしてみれば、メーカーが最速導入日に合わせて大々的なPRをされても、まるで意味がありません。かえって競合店にユーザーが流れる可能性すらあります。また、ホールの規模や営業スタイルによって、商品の状態が均一でないことも要因です。最たるものが「くぎ」だったりするのですが。

 先週のコラムでも書きましたが、パチ・スロの参加人口は1110万人となり、いよいよ4ケタの大台が危うくなってきました。ユーザー離れの原因としては、PRの減少と出玉の厳しさを挙げる人が多いです。もともとPRは収入の中から捻出していくパターンが多いですから、収入そのものが減ってしまえばPRも減っていきます。さらに減ったユーザーからこれまで同様の利益を確保するために出玉を辛くすれば、ユーザーがより負けていく。完全な悪循環です。となると、ホールではないどこかがする必要が出てきます。そう考えると、メーカーが他業種のようにPRをしてホールを助ける、というのが自然な流れだろうと思うわけです。

 参加人口激減の件は、いよいよ本腰で業界全体が食い止め策を考えるタイミングが来ていることを示したものと言えます。その中で、あらためて業界独特の手法でいいところ、それでは通じなくなったところの洗い出しも必要になってきます。もちろん、関係各所でいろいろ策を練られている方も多いでしょう。そんな中で「お、これは!」という手法で新台訴求が行われている事例がどんどん増えてきてほしいなと思うばかりです。【K松】

(業界コラム)

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