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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】153回転目「遊技人口」

13年8月16日 [15:51]

 こんにちは、K松です。月初に発表されたレジャー白書2013、ご覧になった方はいるでしょうか。今年はサブタイトルに「60代以上が余暇の主役へ」というものがつきました。日本全体の高年齢化につれて、レジャーの主役も若年層や働き盛りから、シニア層(最近はグランドジェネレーションですかね)に移っているということでしょうか。さてパチンコ・パチスロはといいますと、市場規模は約19兆円と横ばい。ですが、参加人口の減少は続いており、昨年比150万人減の1110万人となりました。今回は、このパチ・スロの遊技人口の減少について考えます。

 各パチ・スロメディアでも取り上げられているのが10代、20代の「パチ・スロ離れ」です。02年と12年の比較で、10代男性は14.8%から2.0%へ、20代男性は49.5%から18.1%へと大幅減となっています。間もなく36歳を迎える私は、02年当時で社会人3年目。パチスロの4号機全盛時に学生から社会人だったこともあり、きっちりこの49.5%の中にいたことになります。体感的にも会社の先輩・後輩でパチ・スロをしていた人は結構多かった気がしますからね。

 若年層の遊技者減少は、このコラムで再三書いている趣味の多様化も、その一因でしょう。また、市場規模が横ばいなのに、参加人口は減少。そう、1人あたりの売り上げが伸びている=負け額が増えていることも、大きな要因と言えます。メーカーにしろホールにしろ、企業である以上は利益を作らなければいけません。現状維持ではなく成長するためには、売り上げを伸ばす必要があります。参加人口が減る中で売り上げを伸ばすには、1人あたりの売り上げを伸ばすしかない。とても当たり前の話ですが、ユーザーからすればたまったものではありません。

 いくらデータなどを調べて打ったとして、ユーザーは潜在的に「ある程度は負ける前提で打っている」というのが、私の持論です。もちろん、パチ・スロの勝ち負けで生計を立てている方もいるので、すべてがそうとも言い切れません。ただ、一般的なユーザーで収支がプラスの人がいるのであれば、かなりの幸運の持ち主であると言ってもよさそうです。そう簡単には勝てなくても、たまに勝つからおもしろい。それがパチ・スロだと思うのですが、たまに勝つまでに大敗が続けば、そこまで息が続きません。メーカー、ホールが成長するほど、ユーザーが苦しみ減っていく。この状況が続けば、先々さらに苦しくなるのは明白です。

 世の中、景気が悪くなれば物価が下がります。外食チェーンなら価格破壊が起こりつつも、なんとか顧客確保に躍起になり、赤字覚悟の戦略に出ます。それではパチ・スロ業界はというと、台の価格は高騰し、ホールの設備は向上。そして肝心の出玉は渋くなる一方。本来なら、採算ぎりぎりのところまで出してユーザーをつなぎ止めようとするはずなのですが...。多少なりとも業界に出入りする人間としては、首をひねることが多い印象です。

 ホール経営には詳しくないので、ここからは想像になりますが、4パチ・20スロで還元するのが難しければ、1パチ・5スロで還元するという手は取れないものでしょうか。低貸しで慣れると4パチ・20スロを打たないという説もあるようですが、今重要なのは「打つのをやめることを食い止める」ことです。1パチ・5スロで連勝した人が、「たまには4パチ・20スロで勝負してみるか」なんて思ってくれれば、それも十分価値があることと思います。

 今回の白書を見て、各方面でどんな声が聞かれるか。また、どんな取り組みが増えていくのか。もちろん今までもみなさん本気で取り組まれていると思うのですが、「本気を超える本気」が求められる時期に来ているのかもしれません。【K松】

(業界コラム)

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