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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】150回転目「RTC機能」

13年7月26日 [19:03]

 こんにちは、K松です。成功したと思われるものは、すぐにでも取り入れるのがパチンコ・パチスロ業界。最近の中で目立つものといえば、主にパチンコ機に搭載されているRTC(リアルタイムクロック)機能がそのひとつです。昨年ホール導入され大ヒットした京楽産業.のぱちんこAKB48で、全台一斉演出をする上で採用されると、その後も同様のパターンで他メーカーも入れ始めました。今回は、増え続けるRTC機能搭載機について考えます。

 もともとRTC自体は、決して新しい技術ではなく、むしろ現在世に出ている情報家電には、ほぼ搭載されているといっていいものです。クロックというくらいですから、機能としては時計。全台で同時刻に演出を発生させるために活用されたことで、パチ・スロ業界でクローズアップされることとなりました。ぱちんこAKB48の一斉演出は、毎週新しいオリジナル楽曲が出るということもあり、強烈なインパクトがありました。個人的な意見ではありますが、後に出たRTC機能による演出でも、この仕掛けを上回るものは出ていないように思います。

 さて、RTC機能による演出が増えていく中で、少々気になることがあります。それは演出の重複です。簡単なことですが、あちこちでRTC機能による演出を始めれば、異なる機種同士で時間が重なってしまう可能性があります。演出が発生する時間を調整したり、くっきりと島が区切られていればまだいいですが、逆を言えば自分の目の前のAという機種、背中側にあるBという機種で、同時に演出がスタートすることすら起こり得ます。これでは、2人の歌手が同時に別の楽曲を歌うライブ会場にいるようなものです。

 私自身、新機種発表会や内覧会によく足を運びます。もちろんその場所では同じ機種しかありませんから、全台一斉演出が起きれば、その様子は壮観です。ただ、これもあくまで同じ機種が並んでいればこその話。あちこちからいろんな演出の音や光が飛んでくるようでは、せっかくの演出も台無しです。また、全台演出が発生しないタイプの機種にとっては、ひたすら他機種の演出の影響を受け続けることになり、これもまた魅力が損なわれます。

 パチ・スロと音・光の関係は、実機に限らず非常に難しい問題です。夜に光るホールのネオンは、周辺住民から嫌がられるケースもあります。ホール内では玉・コインの移動音やBGMなどが何層にも重なり、耳栓をするユーザーも多いです。台のまぶしさにPC用メガネをしながらプレーする人もいます。本来、ケアされるべき音・光がさらに増えていく傾向は、ユーザーが長時間ホールにいることを考えると、決していいものとも言えなくなってきます。

 派手で目立つことが大事な場合はもちろんあります。ですが、耳栓にPCメガネをする状況の中、さらに負荷が増す演出は、どこかでセーブされるべきものなのかもしれません。海外のカジノに行けば、ディーラーがたたくベルが、広い会場内でも響くのがわかります。そのぐらいの静けさが、時間を忘れてでも遊んでいられる環境なのでしょう。強烈な成功事例を取り入れることは、決して間違いではないですが、ユーザーにとっても有益になるように、うまく活用してほしいところです。【K松】

(業界コラム)

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