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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】146回転目「変わりゆくエリア商売」

13年6月28日 [18:59]

 こんにちは、K松です。みなさんは最近、何を使って遊びに行くホールを選んでいますか? WEBのホール情報サイトでしょうか。それともファン誌とか。他にも駅貼りのポスター、電車の中吊り広告、新聞広告、折り込みチラシなど、ホールの情報を目にするパターンは多数あります。さて、つい最近聞いた話だと、ホールに来るユーザーの居住地が以前より広範囲になっているそうです。つまり「遠方からでも来る人が増えた」ということですね。今回は、なぜユーザーが遠くから足を運ぶようになったのかを考えます。

 パチ・スロホールは昔から、限られた商圏で競合店としのぎを削る「エリア商売」と言われてきました。やはり自宅の近くにいい店があれば、自然とそちらに足が向くもの。少々出玉が厳しくても「わざわざ遠くまで行くのも面倒だし」と、近場のホールで運任せというのが、多数派なのだと思います。ところが最近では自転車はおろか自動車、電車に乗らないと来るのが難しいエリアからの来客があるそうです。一方で「商圏が広がった」とも言えますが、反面「ライバルとなる店が増えた」とも言えます。

 イベントNGに代表される広告規制のよって、ホールは集客に苦しむことになりました。唯一のPR手段である新台入替も単純な告知のみ。ポスター、チラシのほかに、当たり前ですが台の導入費用もかかるので、決して効率がいいとは言えません。ひと昔前は、新台入替ともなれば、各店で「うちが一番出す」と出玉合戦が繰り広げられたものですが、今では初日からきっちり利益確保する場合が大多数になってきました。

 ユーザー目線で考えてみます。イベントもなし、新台入替もダメ、となり「今日は出るかも!?」と期待するタイミングが非常に少なくなりました。そんな中、期待をかけているのが新規オープンです。家から電車を乗り継いで行くぐらいまでを許容範囲とすれば、月に数回は新規オープンの店があるものです。一部の入替ではなく、大幅なリニューアルも含めれば、それなりの数が見つかります。「近場で負けるくらいなら、遠くても期待できる方がいい」。こんな考え方が徐々に広がったこともあってか「遠征」するユーザーが増えているようです。

 新規オープンは「熱いエリア」を生み出すことにもなりました。大手チェーンがとあるエリアに新店を出すと、既存店も「これは負けられない」と出玉で競う。結果的に、その一帯がユーザーからすれば、おいしいエリアになります。エリア全体が盛り上がっていれば、第1候補の店で座れなくても、別の店舗に行ってみようと思うのも納得です。これなら遠方から来ても、無駄足で帰ることが減りますからね。ただ、この「熱いエリア」には、賞味期限みたいなものがあり、新店参入からしばらく経つと出玉競争もおさまり、それに連れてユーザーも減っていきます。ユーザーは次なるエリアに移っていくということです。

 ユーザーのフットワークが軽くなったことで、近隣の居住者だけでなく、ちょっと遠くに住むファンまでカバーしなくてはいけなくなったパチ・スロホール。最近になって、特定のエリアだけでなく、広く見られるネット動画などが人気なのも、その影響もあるような気がしています。そのうち「なんでこんなに遠くの店の広告が、ここに?」なんてことも、出てくるかもしれませんね。【K松】

(業界コラム)

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