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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】143回転目「オカルトを考える」

13年6月07日 [15:40]

 こんにちは、K松です。今週は本を1冊ご紹介したいと思います。パチンコ業界についてフリーランスで取材・執筆をしているPOKKA吉田氏の著書「パチンコオカルト信者につけるクスリ」が3日、扶桑社から発売されました。タイトルどおり、テーマはパチンコ・パチスロと密接な関係がある「オカルト」です。POKKA氏は下の画像にあるような金髪・サングラスの風貌からいろいろな印象を持つ方もいるでしょうが、その取材力や発言力は業界でも有名。時折ホール関係者が集まった場で講演もされています。そんな人がパチ・スロとオカルトの関係にメスを入れたということで、業界関係者も注目の1冊になっています。今回の発売に際して話が聞けたので、それと合わせてオカルトについて考えてみたいと思います。

yuugi130607-1.jpg 確変中に席を立つと連チャンが終わるからトイレに行かない、STが抜けそうになったら一度ハンドルから手を離す、○○というメーカーのパチンコ台には100ゲームから200ゲームで当たりやすいゾーンがある、パチスロはたまに下からレバーをたたくと当たりやすい。このようなオカルトは、信じる程度は別としてパチ・スロファンの中に根付いているものです。まずはパチ・スロとオカルトの関係について聞いてみました。

 POKKA (本の)入り口の話で二転三転した。オカルトが生まれる理由がパチンコの仕組みの中にはあるし、パチンコ屋やメーカーが悪乗りしているところもある。オカルトがまん延すると、パチンコ屋はもうかるじゃないですか。だから、(業界側も)結構バカにしつつも許容してるんですよね。

 パチンコファン雑誌などに記載されている、勝敗の目安とされるボーダーライン。これをすべてのユーザーが忠実に守ったとすれば、1000円で10回しか回らない台にはだれも座らないはずです。ただ、「今、波が来ているからもうすぐ当たる」とか「これだけ大ハマリしていれば、今度は大連チャンが来るはず」というオカルトがあるからこそ、あまり回らない台も稼働するということだそうです。

yuugi130607-2.jpg POKKA たとえばパチプロが1500回くらいMAXタイプで深くハマったとして、これはいくらなんでも2000回くらいまでには当たるだろうと思って打ってても、心のどこかではそんなことはない(当たる保障はない)と知っていて打っている。でもそう思って打つのは人の心だから否定はしません。そういう楽しみ方をする際の最低限のリテラシーさえこの本で身につけていただければ、これからも台のプッシュボタン押したり押さなかったり、自由に楽しんでもらえればいいと思います。

 適度にオカルトを楽しむことと、オカルトで台を攻略し出玉を増やそうというのは混同されがちですが、決定的に違うもの。その点についても聞いてみました。

 POKKA 要は、これらのオカルトは一種の遊びですよね。「PLAY」ではなくて、自動車のハンドルの遊びというか余裕というか。わかった上でやらないで信者みたいになると、たとえば150回以内に当たると聞いたら、毎回150回以内まで打って、たとえ負けても借金してまで打つかもしれない。そういう風にならないためにもリテラシー、正しいオカルトの楽しみ方を身につけてほしいと思いますね。

 私自身、割とオカルト的なものは好きです。大きくハマればホールを出て外の空気を吸いに行くし、パチスロでなかなかレア役が出なければレバーをたたく手やリズムを変えたりしています。もちろん、それが実際の結果に直接影響するはずはないのですが、偶然にも結果が伴った際に「自分の力で引き当てた感」をより楽しめるスパイスのようなものだと思っています。

 そもそも超自然的なものを意味するオカルト。これが直接パチ・スロの出玉に影響ししてしまうというのも、若干夢がないような気もしています。せっかくなら「今日は○○だったから、20連チャンする」くらいの方が、突拍子もなくて面白がるにはいいのかもしれませんね(笑い)。「パチンコオカルト信者につけるクスリ」、類がないオカルト本だったりするので、オカルト好きな方も嫌いな方も、ぜひご一読を。【K松】

(業界コラム)

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