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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】129回転目「適正台数」

13年2月15日 [20:25]

 こんにちは、K松です。今月は本当に新機種発表が多いです。今週に引き続き、来週も新台発表ラッシュ。3月の年度末駆け込み導入もしくは4月の新年度スタートを切る機種が、これからどんどん出てきます。自分の頭の中でも、何かどんな機種で、いつ出るかを整理するのが大変なくらいです(笑い)。いやはや、この状況だと台を購入するホールの方も大変ですね。この2カ月でいったいどれだけの台が入れ替わるのでしょう。そこで今回は、導入される台の適正台数について考えます。

 パチンコ・パチスロホールの数は、全国で約1万1000店。パチ専、スロ専の内訳は無視したとして、1店が4台ずつ導入すれば約4.4万台になります。業界でいうところの「シマ」単位でいうと、大体8台から20台、平均で12台ぐらいを1シマと呼ぶようなので、全店で1シマ入るようであれば10万台を超えるヒット機種となるわけです。

 では、1店舗につきどのくらいの台数があるのが適正なのでしょうか。これはもちろんホールの規模、貸し玉率、地域などで大きく変わることでしょう。とはいえ、全350台の店舗に50台というような極端な台数が入ることはまれ。もしそうであれば、よほど期待度が高いか、もしくは他の機種が不調なために、すでにある機種を追加する場合でしょう。

 昨年から機種のスペック、人気以上に大量の台数が入ったことで、供給過多になっている例を散見します。もちろん売る側、買う側にも何か問題があるのかもしれませんが、ひとつ思うのは「新台で勝負するしかない」という状況が、拍車をかけているのではないかということです。ここのコラムでも何度か触れていることになりますが、ホールにとってPRできるのが「新台入替」だけになっていることで、新台に過剰な期待が寄せられているような気がしてなりません。

 ひと昔前を振り返れば、新台は「なかなか座れないもの」でした。2週間たってようやく座れればラッキー、そんな感覚です。10年くらい前だと店舗数は今より多く、1店舗あたりの台数は今より少ないはずです。小さい店に数台入った新台は、その地域のパチ・スロファンがこぞって打ちたがるのでなかなか空かない。そんな雰囲気でした。
 ところが、今では大型店が「話題の新機種を大量50台!」と、大量導入をうたうところが増えました。新台をいち早く打ちたい人にしてみればうれしい情報ですが、初打ちできれば気持ちも落ち着くもの。当然、導入から2日、3日とたてば、新台への飢餓感も薄れていきます。結果として新台が新台であることの価値を薄めてしまっているようにも見えます。

 過去のヒット機種を振り返ると、導入前後はそれほど話題ではなかったのに、週を追うごとに話題になり、ついには追加導入というパターンが多いものです。もちろん追加となれば再導入までの食いっぱぐれもあり「それなら最初からたくさんいれたい」と思う方もいるでしょう。ただ、そこは台の人気を長持ちさせる意味でも、あえて腹八分の台数で抑えておくほうがいいように思えます。

 メーカーからすれば、初回受注で大量に売れれば万々歳でしょうが、これからはある程度の生産台数のコントロールも必要になってきそうです。「お前、あの台もう打った?」「いや、まだなんだよ。なかなか空かなくて」「じゃあ、これから行ってみるか」。こんなやりとりが増えることが、パチ・スロ遊技人口の減少傾向を食い止めるきっかけになるのかもしれませんね。【K松】

(業界コラム)

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