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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】119回転目「見せ方の工夫」

12年11月30日 [18:26]

 こんにちは、K松です。いよいよ11月も今日で終わり。今年もあっという間に12月ですね。やり残したことはたくさんありそうなのですが、さて残り31日でどこまでできるのか、時間との闘いになってきました(苦笑)。さて、今回は新機種のPR手法についてのお話。パチンコなら大当たり出玉や確変率、パチスロならART純増枚数や上乗せ特化ゾーンの性能がうたわれることが多いようです。ただ、実際にホールで打ってもなかなかイメージしていた最高の状態にはたどりつかないものです。このギャップ、ユーザーはどう感じているのかを考えてみます。

 16ラウンド○発オーバー、確変継続率○%、ART純増枚数○枚、平均上乗せ○ゲームの上乗せ特化ゾーン...。私が月に何度か足を運ぶ新機種発表会では、こんな言葉が大きく並んだパンフレットを毎回もらっています。もちろん、これらはその機種最大のウリ。台を購入するホール経営者には訴求すべきポイントでしょう。ただ、これが実際に台を打つユーザーに訴求されるべきかというと、少し考える余地がありそうです。

 ユーザーは、各メディアを通じて台を打つ前にいろいろな情報を得るようになりました。その機種のMAX状態も把握している場合も少なくありません。知ってしまえばそれを期待するのが人の性。確変継続80%なら、一度入れば大連チャンすると思い、平均300ゲーム上乗せと聞けば500ゲームもあるかも、と思うことでしょう。ただ実際は厳しいもので、2000発のはずが釘調整で1900発の台もあれば、不運にもわずか30ゲームの上乗せで終わることもあります。この時のユーザーの失望感は大きなものになります。

 スペックは台を打つ上で必要不可欠な情報です。ただ、あまりにすべてがわかってしまうと、最後の楽しみがなくなってしまう気がしています。たとえば、なかなか突入しないモードに入ったが、果たして継続率は何%で何連チャンするのか。見たことのない背景に変わったら大量のゲーム数上乗せが発生したが、これは何なのか。このあたりは、ロールプレーイングゲームで言うところの最後の敵「ラスボス」みたいなもので、そこにたどり着いた人だけが見聞きできる方が、楽しい場合もあるでしょう。

 特殊モードを未公開にすることは、使い方次第でいろいろな効果が期待できます。たとえば、最近は標準装備になっているパチスロのART上乗せ特化ゾーン。上乗せゲームの期待値は低いとしても、この発生率が設定によって違うことが体感的にわかるぐらい差があればどうでしょう。「おれの台、また○○に入ったから高設定なんじゃない?」と思うかもしれません。出玉と特殊モードへの移行率が比例し続ければ、ユーザーも自然と気づき始めるものです。

 今のご時世、導入から数週間する間に、細部に渡る情報が公開されています。ですが、これによって打つ前から「この台は厳しそうだからいいや」と触ることすらしない可能性も出てきます。本来はよりユーザーに楽しんでもらうための情報なのに、かえって遊技意欲のブレーキを踏むことにもなりかねません。情報発信をするメーカーも、それを扱う私がいる会社も含めたいろいろなメディアも、新機種を楽しそうに見せるもうひと工夫が必要な時期がやってきたように感じます。【K松】

(業界コラム)

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