日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


回転遊戯のイメージ画像

社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】115回転目「SLOT AID」

12年10月26日 [17:04]

 こんにちは、K松です。先週末、とある東日本大震災復興支援のチャリティーイベントをのぞいてきました。名前は「SLOT AID」。今回で4回目で、パチスロファンと専門誌やテレビに出演するライター・タレントの交流が主な内容です。震災から1年半以上が経過し、パチ・スロ業界のみならず復興という言葉も聞かれなくなっている中、貴重でかつ有意義なものだと思います。そこで今回は、このSLOT AIDのご紹介と今後について考えてみます。

 ついパチスロのイベントと聞くと、ホールの出玉イベントをイメージします。ただ、会場はレトロ台から新台がそろうゲームセンターで、もちろん景品への交換はありません。また、当日の収益は全額寄付。SLOT AIDがイベント名かつ非営利団体の名前にもなっているので、そのあたりは徹底されています。遊びに来たファンの方は、雑誌やテレビで見るライター各氏にサインをもらったり、握手を求めたり。偶然ホールで見かけても、なかなかそこまでのお願いはしにくいもの。こういう場だからこそ、遠慮なしにお願いもできるのでしょう。
yuugi121026-1.jpg
 イベントを盛り上げるライターの人々も、団体の活動に賛同した人が、執筆したり出演している媒体の垣根を越えて集まっています。今回、広報役を務めたライター・山本コーラ氏は「だれがリーダーとかはないんです。賛同した人が集まってくれて、それからだれが何を担当するか決めてっていうくらいで。今回も50人を超えるライターさんが集まってくれました」と話していました。この日は押忍!番長をイメージしたのか、学ラン姿で会場の表に裏にと駆け回っていました。その努力の成果が、集まった150人を超えるファンの数となったのでしょう。

 今後もこのような活動が続いていく上で、まだ拡大する可能性があります。この日集まったライター各氏は著名なベテランから若手までバラエティーに富んでいました。それ自体は素晴らしいことです。ただ「この人もいてくれれば、より盛り上がったのに」と思う部分もありました。また、この日は多少なりとも媒体の偏りも見えました。業界全体で支えるべき活動であるだけに、より多様な人々が集まれる余地がありました。
yuugi121026-2.jpg
 イベントが行われた日の夜、テレビでAKB48の活動が流れていました。現在のAKB48のトップである大島優子らが被災地を訪れ、ステージカーで歌い踊る姿がありました。間違いなく、日本で一番忙しいアイドルグループ。ろくに休みもなく働いていることは、想像に難くありません。それでも彼女らは豪華なセットもない場所で、集まった数十人を前に歌い、握手もしていました。

 私が見たのは、ほんの一片でしょう。すべての被災地イベントにAKB48のトップ級が行けるはずもありませんから。ただポイントは、そのグループ、その業界のトップクラスが動くこと。それだけで活動全体の「本気度」を周囲に伝えることができます。

 ひとつ間違えば売名行為とも受け取られかねないチャリティー事業。そこに勇気と決意を持って立っている人々は、どの業界の人でも大いに称えられるべきです。また一方で、ギャラも出ないイベントに運営サイドが、多忙な人を呼び込むことも難しいものです。その上で「この人も!あ、この人も!」とつながっていけば、賛同者を増やすこと、さらには活動が続いていくことの支えとなると思います。

 SLOT AIDの活動は、毎年3月と10月を中心に続けていくそうです。パチ・スロ業界自体、決して上向いていないだけに、継続さえていくことだけでも大変なことでしょう。少しずつ風化していく震災復興への思いをつなぐこの活動を、今後も見守っていければと思います。【K松】

(業界コラム)

このコラム記事には全0件の日記があります。

回転遊戯の最新記事





日刊スポーツの購読申し込みはこちら