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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】110回転目「ベータテスト」

12年9月21日 [17:11]

 こんにちは、K松です。今週もたくさんの新台が発表されました。今や「期待の新機種導入!」と大々的に告知があったとしても、しっかり稼働するのは次の新台が入るまでの2週間くらいなもの。むしろ、2週間たった後でも稼働がしっかりしている台は、その時点で「神台」なのかもしれませんね。今年も残り3カ月ちょっと。これから何台の神台が誕生するのでしょうか。さて、今回はゲーム業界ではよく耳にする「ベータテスト」についてです。実機が発売される前にユーザーがテストできる環境ができたら、どんなことが起こるのでしょうか。

 念のため、ベータテストのご説明を。このベータは「β」ですから、もちろんその前にアルファテストもあります。要は試作段階のハードやソフト、サービスなどをテストするという意味。ゲーム業界で聞く「クローズドベータテスト」となると、限られたユーザーに本番に近い環境のゲームをプレーしてもらって、いろいろと課題や欠点などを洗い出すことになります。もちろん、そもそもこのゲームがおもしろいかどうか、というのもテスト段階では大きなポイント。あまりに評判が悪ければ、大改修の必要も出てきます。

 さて、このユーザーが行うテストプレー、パチ・スロ業界ではほとんど聞きません。一部、イベントで今後の可能性を模索したコンセプト機が遊べることもありますが、実機のテストプレーを広くユーザーを集めて行うということはありません。実施されない大きな要因に、認可の問題があります。ゲームソフト以上に世に出すハードルが高いのがパチ・スロ機。認可が通らずお蔵入り、なんてこともよくある話。まだ認可がない台をテストしても、意味がなくなってしまうかもしれないのです。

 他の理由を考えると、やはり他社に情報が漏れることや、タイアップ機などの権利関係でしょうか。仮にデビュー前の台の画像がネットなどで流れてしまうと、いろいろと面倒なことにもなりかねません。また違法な操作、いわゆる「ゴト」に対するケアも必要ですから、クローズだとしてもなかなか発売前の台を一般の人に触れてもらうことは、それなりのリスクがあるんだと思います。

 この状況で、少し可能性を感じているのが、オンラインパチンコ・パチスロです。現在は、実際にホール導入された台をオンラインでも遊べるように、シミュレーターとして作り直しています。これをたとえば「試作機」としてユーザーに遊ばせ、評価の高かったものを実機化するということがあってもいいかと思います。もちろんいきなり版権を使ってしまうと、費用もかかることでしょう。まずはオリジナルで作ってみて、遊技システム自体に評価が得られたものに、実際の台として作る際には版権のアニメなどに合わせて作る、というイメージです。

 毎月、何台という台が発売され、その度「自信作です」という言葉をメーカーの方がお話しされるのですが、結果は冒頭に書いたとおり。「本当に『本気』なの?」という場合すらあります。個人的には、より業界が盛りあがればと記事を書くわけですが、そんな台も2週間で中古に流れるようでは、ちょっと寂しい気もします。長く遊ばれる神台を作るには、やはり実際に遊ぶユーザーの感覚を取り入れなければいけません。「こんな台なら絶対打つのに」という熱心なファンの方も多いものです。決してオンラインパチンコ・パチスロに限った話ではないのですが、何かしらの形で試作段階からユーザーの意見が反映されるものが増えて「ファン期待度NO.1」なんて台が出てくれば、少しは状況が変わるかもしれませんね。【K松】

(業界コラム)

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