日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


回転遊戯のイメージ画像

社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】109回転目「高速消化と閉店時間切れ」

12年9月14日 [20:48]

 こんにちは、K松です。私事ですが、7月あたりからようやく収支が上向いてきました。それまで「どうせ土日だし、どこでも変わらん」と近場のホールに行ってばかりでした。最近はちょっと遠出でも元気のよさそうなホールに行っています。今更ですが、お店選びは大事ってことですね。さて、今回は遊技時間についてのお話。ここ最近、パチンコとパチスロで大きな差がついたようですので、そのへんに触れたいと思います。

 パチンコとパチスロ、遊技時間に大きな影響を及ぼしたのは、機能差です。パチンコはいわゆる「新内規」が適用されたことで、電チュー入賞時の賞球を1個まで減らすことができるようになりました。これだけだと意味がわかりませんが、できるようになったことのひとつが「常に保留MAXになるくらい電チューに入っても大丈夫」ということです。賞球を減らした分、入賞機会が増やせたということですね。結果として、電サポがあるのに回らないという事態は減り、ひたすらブン回せるようになりました。結果、次回継続までの確変なら次の大当たりまでの時間も短縮することに成功しました。

 一方、パチスロは数年前から定着したARTが、すっかり標準装備になってきました。つい最近「1ゲームあたりの純増枚数は3枚を上限にしよう」という話が出たそうで、ほぼ現在ある機種でART特化型のものが上限近くと思ってよさそうです。ART機の魅力と言えば、何と言っても上乗せ。ゲーム数、セット数、ナビ数と種類はありますが、すべては長く続くほど出玉につながるというもの。とはいえ、純増3枚で1万枚出そうと思ったら、計算上は3334ゲームが必要。どう頑張っても1分あたり約14.6ゲームしか回りませんから、約228分=3時間48分かかります。23時閉店の店なら、8時にスタートした時点で万枚達成は不可能ということなります。上乗せし過ぎて閉店時間切れ、なんてことが多々あるのもわかりますね。

 先日発表されたとあるパチンコ機の特徴に「時速2万5000発も」というものがありました。4円パチンコの等価交換なら、これは10万円相当分。20円スロの1万枚が20万円相当ですから、このパチンコ機であれば連チャン次第で万枚分を2時間で出せます。かつてパチスロが大量獲得機全盛だったころは「パチスロの方が勝負が早い」と言われたものですが、今や時間効率という観点からすれば、すっかり逆転したと言っていいでしょう。

 心配な面もあります。短時間で大量出玉が得られるということは、それだけ波が荒くなるということ。毎回出てくる「射幸性」は高まったと見えなくもありません。また出る時間は短くする分、当然ですが通常時の時間は長くなります。遊技時間全体を考えれば「楽しい時間」は短くなったと言えるでしょう。低貸し玉が始まったころのテーマは「少ないお金で長く楽しんでもらう」だったのですが、どうも逆の歩みになっているようです。もちろん、多様なスペックの機種が出ているので一概には言えませんが、ヒットすればそちらに流れるのは、どの業界でも同じこと。ふと気がつけば電チュー高速消化の台ばかりになっているかもしれません。

 常に規制とユーザーのニーズの中で新たな機能を探してきたメーカー各社。今回の新内規で生まれた高速消化という機能も、いつまで許され、受け入れられるかもわかりません。ただ、あまりコロコロ変わりすぎてもユーザーの混乱も招きます。また「やり過ぎだ!」と言われ、新たな規制が入らない程度で、楽しい機種が開発されることが、ユーザー人口の安定化につながるのかもしれませんね。【K松】

(業界コラム)

このコラム記事には全0件の日記があります。

回転遊戯の最新記事





日刊スポーツの購読申し込みはこちら