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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】107回転目「大量導入が起こすもの」

12年8月31日 [22:01]

 こんにちは、K松です。今週は芸能界もパチンコ・パチスロ業界もAKB48の話題から始まった週でしたね。ホールでは、一斉にライブが始まる新機能を見ようと、台を打たない人まで詰めかけるなど、普段は起きえない現象も起きていました。今後ホールにはどういう使われ方、ユーザーには遊ばれ方をされるか注目していきたいところです。さて、そんなAKB48台、全国でかなりの数が導入されました。そこで今回は、特定の機種が大量に導入されることについて考えてみます。

 ホールに設置される機種には、とても微妙な需要と供給のバランスが求められます。どれだけ前評判が高くても、供給過多ではユーザーの「打ちたくても打てない」という飢餓感はあまり出ないでしょう。「本当はこの台が打ちたかったけど、打てなかったから代わりにこの台を打とう」となれば、ホール全体の稼働も上がろうというところですが...。とはいえ、導入直後は台数が多いほど「ここなら打てる」と思って集まるユーザーも多いでしょう。短期と中長期で、効果や評価は違ってきます。

 メーカー同士では、また違った現象が起きます。本来、ライバル会社の機種が多く売れることは悔しいでしょう。心の中では「早く稼働が落ちて、うちの台が売れればいいのに」と思う人がいても不思議ではありません。ところが、10万台超など飛び抜けて売れてしまった場合、必ずしもそうはなりません。というのも、大枚をはたいて大量導入した機種が大コケした場合、ホールも一気に窮地を迎えるからです。ホールからすれば当然、他の設置機種からも回収を目指すでしょうし、新台の購入も抑えなければいけません。結果として他社の苦戦でチャンスが来るはずが、自社の機種も買ってもらえなくなるという事態になるのです。

 最後にユーザー視点で考えてみます。人気の台が多く入れば、立ち見で待つことなく打てるでしょう。その機種が前評判どおり楽しい機種であれば、稼働も長くなりホールも万々歳。悪いことなしです。逆に早々に客離れが起きた場合、そこから別の機種に行っても勝率が下がっている可能性は十分にあります。そう考えると、大量導入直後は、なじみの店であったとしても立ち回り方を少し考える必要がありそうです。

 ホール、メーカー、そしてユーザー。業界の各方面のバランスを大きく変える大量導入。好転を招く場合もあれば、悪化を招く場合もあります。もちろん、業界に携わる人間としては、好転を祈るのですが、こればかりは静観するしかありません。来週、再来週と動向を見守りたいと思います。【K松】

(業界コラム)

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