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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】103回転目「地力とアイデア」

12年8月03日 [20:25]

 こんにちは、K松です。先週お伝えしたホールの広告規制の話、8月を迎えて一気に表面化してきましたね。各地で「来店取材」がキャンセルになったり、チラシも「新装のみ」とお触れが出たり。一部ではまだ残っているようですが、これも時間の問題でしょう。ホールで好きなライターさんにお会いしたい方、この数週間がラストチャンスかもしれませんよ。さて、そんな規制が入ったことで、ホールはこれまで以上に地力とアイデアが求められるようになってきます。今回は、広告という大きな翼をもがれたホールの戦術について考えてみます。

 まず、地力についてです。これは出玉と言い換えてもいいでしょう。ユーザーはやっぱり大当たりいっぱい、出玉もいっぱいなホールで打ちたいもの。山積みになったドル箱は何にも勝る広告です。そのためにホールができる唯一の施策は、くぎを甘く、設定を高くするしかありません。これは支出を増やすことと同意ですから、ある程度の金銭的な体力がなければ難しいものです。台数も店舗数も多いチェーン店であれば、回収できる額も多い分「赤字台」を作りやすくなります。

 もうひとつのアイデア。こちらはホール、チェーンの規模はあまり関係ありません。そもそもイベントも、金銭的な理由で大々的に広告を出せない中小規模のホールが、巨大チェーンに立ち向かうための手法のひとつだったのですが...。ただ、理由は別として広告ができないことが昔も今もこれからも変わらないなら、アイデア勝負であることも変わりません。むしろ、何でもできる状況の巨大チェーンより「なるほど!」と思わせるアイデアが生まれるのは、中小であることも少なくありません。

 では、今後は具体的にどう進んでいくのか。これは今、各ホール関係者が混乱の中で頭を悩ませている真っ最中です。出玉については、さすがに「あまり出し過ぎるな」とも言えないでしょうから、大手は出玉の物量で攻めることも考えられます。厳しいのは中小。いきなり画期的なアイデアを展開し過ぎても、再び規制されてしまう可能性もあります。目立ち過ぎず、かつ効果がある手法を考えなくてはいけないので。最近はステルスマーケティング、いわゆる「ステマ」なんていう言葉もあるくらいですから、意図的な口コミもNG。いかに自然発生的にユーザーに「あの店に行きたい」と思わせるかまで、思考をめぐらせる必要があります。

 今回書いた内容も、あくまで現時点でのお話。1カ月後、半年後、1年後に状況が一変している可能性も十分にあります。また、ホールだけで苦しくなれば、今度はメーカーの出番も来るかもしれません。メーカーにとっても、顧客であるホールがつぶれれば、共倒れになってしまいますからね。しばらくは、この規制から動き始めた業界の動きをしっかりと見ておきたいと思います。【K松】

(業界コラム)

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