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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】101回転目「演出のモラル」

12年7月20日 [10:12]

 こんにちは、K松です。みなさんは、パチンコ・パチスロの多種多様な演出をどように見てますか? 「いろいろなパターンがあって楽しい」という方もいれば「やたら長くて面倒だから、もっと簡単でいい」という方もいるでしょう。そんな演出の中で「この演出、見たくないな」と不快に感じたことはあるでしょうか。ちなみに、私はあります。期待度が低いからといった大当たりに関するものではなく、あまり見たくない表現が含まれていたからです。そこで今回は、台の演出で配慮されるべきことについてのお話をします。

 私が見たくない演出は、とあるアニメとのタイアップ機。別にアニメが嫌いだというわけでもないし、スペックがどうということでもありません。理由は、演出の中で気弱な少年主人公がいじめにあっているようなシーンが含まれていたからです。昨今のアニメで、気弱な少年が何かのきっかけで強く成長していくようなストーリーは、王道といえるくらいよくある話。なので、アニメ自体が嫌いなわけではありません。ただ、そのシーンをあえて選んで演出にしたことに疑問を感じたのです。

 表現は、その方法も無数にあれば、それを見た人の感じ方も千差万別。もちろん私が不快に感じたものに、まったく違和感すら覚えない方も多くいることでしょう。ですから、一方的に「これは直すべきだ」と言えるものでもありません。よって、ここで言いたいのは、パチ・スロがユーザーに楽しみを提供する「娯楽」である以上、不快の上に成り立つ楽しみは、可能な限り避けてもらいたいということです。

 最近のタイアップ機は、発表時の枕詞(まくらことば)に「原作の世界観を忠実に再現」がつきます。この機種も、アニメのシーンを演出として再現、原作ファンだけでなく機種で初めて触れた人にも分かりやすく作ったのでしょう。とはいえ、いくら再現といっても、気弱な主人公がいじめらしき行為を受けるシーンを何度も見せられるのは、少なくとも心地よいものではありません。楽しい気持ちを提供するものであれば、そのシーンは避けて、主人公が楽しい気持ちのシーンを切り出してほしかったというのが私の思いです。

 業界内には、いわゆる「エログロ規制」なるものがあります。エロはエロチシズム、グロはグロテスク。これらについて、過度な表現をしないようにしようというものです。もちろん、これはユーザーへの配慮。せっかくいいスペックの機種を作っても、エログロ演出満載では、台に座ったユーザーはもちろん、隣の席、もしくは近くを通りかかった別のユーザーへも不快感を与えてしまいます。これを防ぐために、業界側も努力をしているのです。

 今回、偶然にもある演出に私が過敏だっただけで、他の機種で私が平気でも、他の方にとっては不快なものもあったかもしれません。反面、あまり配慮し過ぎてしまっては、インパクトのない演出ばかりになって、台の魅力が落ちてしまうのも事実です。これが正解、というものはありません。ただ、場合によってはせっかく楽しみにして台と向き合ったのに、予想外の形で残念で悲しい思いをしているユーザーがいることを、心のどこかに置いて開発をしてもらえればと思います。【K松】

(業界コラム)

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