日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


回転遊戯のイメージ画像

社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】94回転目「事故待ち」

12年6月01日 [20:15]

 こんにちは、K松です。今日はパチ・スロ業界の展覧会的イベント「パチンコ&パチスロフェスタ」でした。現時点では不可能な機能を搭載した機種があったり、これからブレイクするかもしれない機種があったりと、いろいろ興味深いイベントでした。メーカー各社は、規定の中で機種を開発していくわけですが、特にパチスロについては、設定に関係なく爆発する台が増えました。今回は、そんな設定不問の機種についてのお話です。

 みなさんは「事故待ち」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。コアなパチスロユーザーの間で使われるものです。意味はレアな役、大当たり、ART、上乗せを引き当ててようやく勝てる、ということ。「事故にあうくらい低確率なものを引くのを待つ」ですね。この事故待ち、一方では「低設定でも勝てる可能性がある」となりますが、もう一方では「高設定でも何か引かない限りは勝てない」となります。

 最近の機種は、この「事故」に重きを置くものが増えました。高確率の上乗せ状態とか、プレミアムARTとかの類いですね。ここが重要視され過ぎると、設定に意味がなくなってきます。ホールの立場からすれば「全部(設定)1でも、出る時は出るから」となるのも当然。高低の設定を配分しても意味がないなら、すべて設定1にして台の挙動にゆだねることができてしまうわけです。うっかり出た台を見て「お、ここは高設定を入れているのかも」と思うユーザーもいるからです。

 ホールが台の挙動にゆだねる理由は、昨夏に実施されたイベント規制にもあります。イベントという分かりやすい表現で伝えられなくなってしまい、店舗の特色は出しづらくなりました。著名人や専門ライターの来店ものも、実施するには限りがあります。設定配分は効果がなく、イベントもできない。こうなると、台そのものが偶発的に作る「出玉の波」に依存するしかないわけです。ホールにしても、いつ暴れるかわからない機種と運命をともにするわけですから、決して安泰とはなりません。

 理想型は、やはり設定どおりに出玉が動くことでしょう。もちろん、ホールの意向がまともに出玉として反映されるので、ユーザーにはよくも悪くも分かりやすくなります。ただ、オール設定1でユーザーが疲弊しきってしまえば、それは業界全体の縮小を意味します。「事故待ち機種」はドラマチックではありますが、使い方によってはもろ刃の剣であることを忘れてはいけません。

 最近、周りの人から「解析値を見ると、勝てない気がする」という声をよく聞くようになりました。理由は「事故」の確率の低さからによるものです。「これを引かなきゃ勝てないのか...」と考えて、気がめいるのでしょう。内部数値を知ってもなお「これは打ってみたい」と思わせる機種は、実際に長期稼働になっていると感じます。難しい問題だとは思いますが、メーカーの方にはぜひこの部分に挑戦し続けていただきたいと思います。【K松】

(業界コラム)

このコラム記事には全0件の日記があります。

回転遊戯の最新記事





日刊スポーツの購読申し込みはこちら