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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】88回転目「ハードル」

12年3月30日 [17:53]

 こんにちは、K松です。先週に引き続き、今週も新台発表がたっぷり。新年度が始まる来週にも大物が控えており、この春は話題に事欠きません。いろいろな機能を備えた新機種は、ファンにとっては刺激的なものも多いでしょう。反面、初心者の方にとっては「これ、ピカピカ光ってるけど、当たりなの?」みたいな演出も少なくありません。そこで今回は多様化するゲーム性と、それによって上がる初心者ユーザーのハードルについてです。

 パチンコ・パチスロを提供するメーカー、ホールにとってもっとも避けるべき事態は「よく分からないうちに負けてしまった。もう二度とやらない」というものです。初心者はもちろんのこと、ある程度経験のある方でも事前情報なしであれば、こんな事態が起きても不思議ではありません。まだ勝てていれば大当たりまでの過程が分かり、演出も見ることができます。しかし、意味の分からない演出で大当たりも引けないとなれば、おもしろく思うポイントが分かるはずもありません。

 悩ましいものは他にもあります。パチスロは年々複雑さを増し、知識が出玉や勝率に関わる部分が増えています。フラッと座って大当たりを引いたとしても、その後のチャンスゾーンで席を離れたばっかりに、おいしいポイントを次の人に取られてしまう。「今度はしっかり研究して来よう」と思ってくれればまだいい方です。「複雑過ぎて損をした」となると、これもまた二度と台に向き合うことはないでしょう。

 初心者にとって分かりやすいことは、中上級者にとっては単純なことと同意です。当然、打ち込んでいる人からすれば物足りない感じもあるでしょう。ただ、年を追うごとに遊技人口が減少していることを考えると、既存ユーザーをつなぎ留めることを同じくらい、新規ユーザーを増やすことに努力が注がれるべきかと思います。

 やってみたが、意味が分からず打たなくなってしまったというパターンは、業界にとって非常に大きな損失です。理由はどうであれ、台の横にお札を入れ、実際に遊んでいるわけですから、まったく縁のない人に打ってもらうのとはわけが違います。そういう意味では、初心者向けの台と中上級者向けの台が同じように並んでいることに、少々疑問を感じます。現在、最新のパチンコ・パチスロ台は定価が30~40万円ほどになります。そのほとんどが最新の機能が搭載されたゴージャスなものです。これは中上級者向けとして残しつつ、もっと廉価でできるシンプルな初心者向けの台が増えれば、ホールにとってもリスクを減らしつつチャレンジができるかもしれません。

 数年前から業界は1球あたりの貸出料金を減らすことで新規ユーザーを狙いましたが、結果だけ言えば成功とは言えません。たとえ1球が4円だろうと1円だろうと、意味の分からない遊技で負ければそのむなしさは同じです。仮に4円パチンコで1万円負けたとしても、ユーザーが納得できるものであるべきです。「熱いリーチはあったんだよな。今度こそ当ててやる!」。これがユーザー心理です。いま一度、初めて台に触れる人を感じながら、新たな台が作られることを希望します。【K松】

(業界コラム)

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