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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】76回転目「バランス」

12年1月06日 [15:36]

 こんにちは、K松です。みなさん、打ち初めはすまされたでしょうか。まだの方は、明日からの3連休でいざホールへ、なんて場合も多いかもしれませんね。さて、昨年から気になっているのが、パチ・スロ業界の「バランス」の話。昨年は規制、自粛が重なり、業界のバランスが大きく崩れた年となりました。そして2012年。遊技人口の減少傾向を食い止めるには、これを整える必要がありそうです。というわけで、今回はバランスを考えます。

 みなさんがはっきりと体感できるのは、設置機種のバランスではないでしょうか。近年、人気機種もしくはヒットが予想される機種の大量設置が増えています。新台導入時点で「40台大量導入」なんて文言もよく目にするようになりました。ちなみに1ホールあたりの設置台数の平均は360台前後。パチンコ、パチスロの併設店であれば、割合は7対3から6対4。パチンコ200台、パチスロ160台というところです。仮にパチンコ1機種で40台入れるとすると、全体の2割が同じ台ということになります。

 ホールにとっては稼働のいい人気機種を数多く設置することで、安定した売り上げを得ることができます。ただ、一方で「これは人気が出る」と見込んだ機種が大コケした場合は目もあてられません。当然、ホールとしては導入費用を一気に回収、いち早く新台との入れ替えを進めなくてはいけません。当然、ユーザーにとっては勝ちにくい状況がさらに進むことになります。

 新台入替と台の価格のバランスも気になる部分です。ネットで検索すれば、パチンコ1台あたりの価格は、割と容易に調べることができます。ひと昔前までは20万円台だったと思いましたが、今では基本30万円台。豪華な筐体(きょうたい)ともなると、40万円台も少なくありません。長引く不景気で1人あたりの遊技額も減っていく中、逆に遊技機の価格が上がってしまっては、ユーザー1人が背負う金額も多くなっていきます。ここであえて「背負う」と書いたのは、業界を回すお金の出先も、ユーザーの遊技代であるからです。

 台価格の高騰は、遊技性や演出を向上させた結果でもあるので、必ずしも否定できるものではありません。また、最近ではリサイクル、リユースといった取り組みも増え、入れ替え費用を抑える動きも出てきました。技術的には家庭用ゲーム機のように、ハードはそのままでソフトだけ入れ替えるということもできるでしょう。ただ、現状では筐体までを含めて「1台」となっているので、ゲーム機のレベルになるには少々時間がかかりそうです。

 今回挙げた2つの例以外にも、バランスが変わりつつあるものは多数あります。出玉イベントがなくなった後のホールとユーザーの関係。テレビ、動画メディアでのパチンコ・パチスロ番組や、出版界での業界本の増加。ホールの景品と貸し玉、貸しメダル額などなど。今年も考えるべきテーマはいくつもあります。もともと、各方面とのバランスを維持することで存続している業界だけに、業界内部の方は気苦労の絶えない時期はまだ続きそうです。【K松】

(業界コラム)

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