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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】70回転目「依存症」

11年11月25日 [23:59]

 こんにちは、K松です。先日NHKの朝番組「あさイチ」で気になるテーマが放送されました。内容は「主婦がはまる!? ギャンブル依存症」。通勤時間帯に放送されていたため見ることはできませんでした。ただ、見た方数人にお話を聞くと、数ある依存症の特集の中でも、しっかりとした内容だったと評判でした。思い返せば、テレビ番組では度々ギャンブル依存症の代表例としてパチンコ・パチスロが例示されます。そこで今回は、この依存症について考えてみます。

 まずは依存症の定義を見てみます。WHO(世界保健機関)が提唱した概念で、極力簡単に言うと「精神に作用する科学物質の摂取、快感や高揚感を伴う行為を繰り返すことで、刺激を求める欲求が生じ、それが満たされないと精神的・身体的に不快になる」というもの。依存は摂取する物質、行動を意味する過程、恋愛などの人間関係など、多岐にわたります。ちなみにギャンブルは2番目の過程に属します。

 パチンコ・パチスロが依存症の事例となりやすい原因のひとつに、身近さがあります。ホールの店舗数は全国の鉄道駅の数を上回ります。繁華街に行けば2店、3店は当たり前。開催期間が決まっている競馬・競輪など公営競技や、発売日が決まっている宝くじなどより「ハマる」環境は整っています。「もうやらない」と決めていても、いざ目に入れば心は揺らぐもの。非常にやめにくい遊技であることは認めざるを得ないでしょう。

 とはいえ、パチンコ・パチスロだけが依存を形成するわけでもありません。また「依存」と「大好き」の境も難しいところです。要はどれだけ「大好き」であっても、精神的・身体的に健常であることを保てるかどうかです。パチンコ・パチスロは「自己管理」の前提に成り立つ大人の遊技ですから、まず自分がこの遊技をしていい人間かどうかを、しっかりと見極める必要があります。その点は競馬でも宝くじでも同じことです。

 NHKの特集では、依存症からの復帰についても触れています。カギとなるのは専門医の治療、家族のサポート、自助グループとされています。自分だけでなんとかしようと思うのではなく、周囲の力を借りてギャンブルとの関係を絶とう、ということです。個人的には、金銭面で言えばクレジットカードの融資制限ができたように、各ユーザーの投資額にもリミッターがあっていいと思います。

 業界が長く生き抜くためには、顧客であるユーザーも健常である必要があります。サラリーマンが小遣いの一部で楽しむようなものでなければ、いずれは共倒れです。大人の楽しみであるアルコールは「飲みすぎ」を注意喚起しながら、長く愛され続けています。それで言うとホールで「遊びすぎに注意」という文言を見つけるのは難しいことです。業界内には依存症と向き合う相談機関もあります。業界、ユーザー双方のためにも依存から目をそむけず、向き合い続ける必要がありそうです。【K松】

(業界コラム)

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