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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】59回転目「好きだから打つということ」

11年9月09日 [21:17]

 こんにちは、K松です。徐々に朝晩涼しくなって過ごしやすいですが、みなさんはホールでどの台を打って過ごしてますか? 8月にイベント規制が入ってからというもの、ホール内のユーザーの動きはすっかり様変わり。特に朝から並んでいる人に、その傾向は強いようです。ここのコラムで何度も書いているイベント規制による影響ですが、今回はそんなユーザーの変化について触れてみようと思います。

 久々に開店前からホールへ出掛けた先週末のことです。最寄り駅のホールには、開店30分ほど前に約50人の列。7月までは100人オーバーだったので、ちょっと減っちゃいましたね。これもイベント規制と同時に行われた会員メールの内容制限の影響でしょうか。前日、もしくは開店前にメールで送られてくる「おすすめ機種」を頼りに、打つ台を決めていた人も多かったですから。設置台に札を差すヒントもNGなので、開店前に並ぶ必要性を感じなくなった人も少なくないのかもしれません。

 さて、そんな状況でも朝から並ぶ熱心なユーザーが一目散に目指し出したのが、新台です。現在、ホールが許されているPRの内容は「新装開店」「グランドオープン」ぐらいなもの。当然、新台はこれまでのイベント対象機種以上に、ユーザーの期待がかかる対象となったのです。私も新台を目当てに並んでいたのですが、11番目に入店したものの6台しかない新台は、整理番号8番までで売り切れ。朝10時にして、ホール内をうろつくという事態になりました(苦笑)。

 この現象は、2つの現象の要因になるのでは、と思っています。まず1つはユーザー側からのホールへの評価です。新台=イベント機種といった位置付けになったことで、新台の出玉や大当たりの回数が、そのホールの「やる気」のバロメーターと判断されやすくなりました。「あの店は新台をしっかり出すからいい店」「この店は新台でも出さないから悪い店」といった感じです。出玉イベントがなかった当時を思えば、自分もそんな評価の仕方をしていた気がします。

 もう1つは、機種のブランド力の上昇です。そもそも人気漫画やアニメとのタイアップ機種、メーカーオリジナルでも人気のシリーズは、ホールで好調な稼働を続けています。まだイベントがあったころ、ホールはマイナー機種にもスポットライトを当てることができました。ただ、その手段がなくなったことで、ユーザーの人気機種への偏りがより顕著になり始めました。新台以外で打つとなれば、自分の好きな台を選ぶのも当然です。こうなると、知名度が高い題材とのタイアップ機種や人気シリーズの需要が高まり、マイナー台はさらに下位へと落ちていきます。売れる台はさらに売れ、売れない台はさらに売れなくなるということです。

 ユーザーは「イベント」から離れたことで、よくも悪くも打つ台を自分で考えざるを得なくなりました。その結論が人気機種に偏るのは、ごく自然なことです。むしろ「イベント機種だから」という理由だけで、好きでもない機種をつまらなそうに打つユーザーが減ることはいいことかもしれません。ただ一方で「今まで知らなかったけど、こんなおもしろいマイナー台があったのか!」と発見する機会も、減ってしまった可能性もあります。

 これからもユーザーが「好きな台を打つ」傾向は強まるでしょう。ある意味では原点回帰ですが、そのために出てくる問題も少なくないかもしれません。状況はなかなか明るくはなりませんが、そんな中での原点回帰がパチンコ・パチスロ業界の前に進める傾向になってくれることを期待します。【K松】

(業界コラム)

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