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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】45回転目「WEBパチンコの台頭」

11年5月20日 [16:15]

 こんにちは、K松です。タイトルに書いたとおりですが、一気にWEBパチンコ・パチスロの波が押し寄せています。これまではサミーネットワークスの「777タウン.net」の独占市場とも言える状況でした。ですが、先月27日にオンラインゲームの雄、ハンゲーム内で先月26日から「ななぱち」のサービスが開始。さらに、来週25日には同じくオンラインゲームのネクソンでも「NEXON777」がスタートします。ひと足先に始まったフューチャースコープの「Pスペース」も合わせると、一気に市場が広がりました。今回は、そんなWEBパチンコの台頭について考えてみます。

 正直、私自身は「パチンコ・パチスロは実際に勝負してナンボ。PCゲームなんて」と思っていました。特殊景品に交換はできず、出玉を得ても何かもらえるわけでもない。そんなものに、ユーザーはつかないだろうというのが率直な感想でした。ところがいまや、会員数100万人級のサイトがゴロゴロ。GREEやモバゲーといった大手サイトにもパチンコ・パチスロが投入されており、今やオンラインゲーム界でも、新たな"ドル箱"といった見方をされています。

 市場の拡大は、パチ・スロメーカーの後押しもあるようです。台の検定(使える期間)は3年。どんなにおもしろい台を開発しても、時期が来れば撤去しなければなりません。その点、オンラインパチ・スロでは制限がなく、過去の名機が再び楽しまれています。ゲーム運営側はメーカーに使用料を払います。過去の台がゲームとして再び遊んでもらえて、その上お金までもらえる。メーカーにとって悪い話ではありません。減少傾向にあるファンの獲得にも効果が期待でき、メーカー側から「台を出したい」という働きかけも出始めました。

 オンライン上のバーチャルホールも、すでに現実のホールに近づいています。有料会員へのサービスとして特典がつくのは当たり前。総合ゲームサイトでは、獲得した玉やメダルが仮想通貨となり、他のゲームで利用できるシステムも構築されました。「WEBパチ・スロで頑張れば、ゲームの世界とはいえ金持ちになれる」という図式は、完成しているのです。実際のお金と仮想通貨が同じ価値を持った時、バーチャル(仮想)とリアル(現実)の違いはなくなるのです。

 加速度的に発達しているビジネスモデルですが、懸念材料もあります。先述のように、仮想通貨の価値が高まれば高まるほど、世間では「ギャンブル」としての認識が強まります。その際、明確なルールを決める必要が出てくるでしょう。当然、不正に出玉を引き出すユーザーも増えるでしょうから、セキュリティーも高めなくてはいけません。この点は、ゴトを未然に防ごうとする実際のホールと変わりはありません。

 WEBパチンコ・パチスロの勢いは、まだまだ続く見通しです。一気に拡張する市場の中、これまでに発生したことのない問題も増えてくるでしょう。その時に備え、パチンコ業界とゲーム業界がもろもろの準備をしておいてくれればいいな、と思う次第です。【K松】

(業界コラム)

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