日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムです。


回転遊戯のイメージ画像

社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】40回転目「深夜営業は実現可能か」

11年4月18日 [11:06]

 こんにちは、K松です。パチンコ・パチスロ業界、表向きにはだいぶ落ち着いてきましたね。とりあえずしばらく計画停電がないこともあり、ホールの営業時間も安定してきました。いまだにアンチの方からの不要論は根強いところですが、とりあえずはライフライン、病院など、欠かせない電力をパチ・スロ業界が使ってしまっているようなことはなさそうなので、ひと安心といったところです。そんな先週末、石原都知事から新たな提案が出てきました。首都圏限定での深夜営業案です。今回は、この深夜営業の可能性について考えます。

 現在、東京都内のパチンコ・パチスロホールの営業時間は、風営法に基づき午前10時から午後11時までの最大13時間とされています。午後11時までには、客が店内に1人もいない状態にしなくてはいけないので「午後10時45分まで」など、余裕を持たせているところも少なくありません。営業時間は都道府県によってまちまちですが、おおむねこの13時間に近くなっています。

 都知事の発言は、何時から何時まで、というような具体的なものではありませんでした。しかし過去には「朝からパチンコに行くことはない」という発言や、都営カジノ構想もあったことから、この手の遊技を深夜に移行したいという思惑があるようです。深夜営業を実行しようとすれば、風営法の改正が必要となりますが、それ以外の可能性と問題もたくさんありそうです。

 問題は環境面、営業面の双方にあります。まず環境面。当然、深夜営業ともなれば、周辺住民への配慮が必要です。ホールの音、光は、本来暗く静かである深夜の状況を一変させます。駅前の繁華街ならまだしも、住宅地に近いホールであれば、周辺住民からクレームが来るのは間違いないでしょう。

 もう一方の営業面も、なかなか難しそうです。午前中から夕方までのホールを支える客の中には、中高年の男女がかなりの割合を占めます。これが営業時間が午後6時から翌朝6時までとなれば、当然この層の客足は減るでしょう。夜な夜な主婦の方がホールへ向かうということも想像できません。また、現在は18歳以上が入店可能ですが、深夜となれば最低でも20歳以上となるでしょう。人通りも減るでしょうから、防犯対策も必要です。客数は減りコストもかかる。ホールの負担は増えそうです。

 実現させるためのポイントは、存在意義とルールの徹底です。たとえば夜中にホールが開いていることで、逆に夜中の痴漢など防犯対策にはならないでしょうか。また、未成年の入店不可の徹底とともに入店する客のチェック体制を強化すれば、ゴトをはじめとする不正の防止にもつながるでしょう。もちろん夜中の遊技としてダーティなイメージはつきまといますが、厳格なルールが守られているとなれば、少しずつでもイメージが変わるでしょう。

 突然出てきたパチンコ・パチスロの深夜営業案。業界の方でも、賛否が分かれています。この業界は、規制を受け続けてなお、新たな可能性を見つけてきた歴史があります。仮に深夜営業は実現しても、ユーザーの方がホールへ足を運んでくれるような仕組みを生み出してくれることと期待しています。【K松】

(業界コラム)

このコラム記事には全0件の日記があります。

回転遊戯の最新記事





日刊スポーツの購読申し込みはこちら