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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】35回転目「足並み」

11年3月18日 [11:50]

 こんにちは、K松です。震災の被害の大きさが日ごとに明らかになり、福島の原発の不安も続くばかり。さすがの私も、パチンコホールに足を運ぶ心境になれていないのが実情です。1日も早い復興が、気兼ねなくホールへと行けるきっかけとなるのでしょう。被害にあわれた方を心からお見舞い申し上げるとともに「頑張れ東北! 頑張れ日本!」と、声を大にして言わせていただきます。未曾有の震災で、パチンコ・パチスロ業界も大きなダメージを受け、問題も噴出しています。そこで今回は、なかなかそろわない業界の「足並み」についてです。

 17日、東京都遊技業協同組合(都遊協)が14日に発表していたホールへの要請を変更しました。具体的に変わったのは、営業時間についてです。当初は「午前10時から午後6時まで」としていたのですが、これが「3時間以上の短縮」に変わりました。これだと、客もまばらな午前中を閉めていても、昼すぎから従来の閉店時間である午後11時近くまでの営業が可能です。仕事帰りの人が行きやすい分、集客は上がるでしょう。ただ、東京電力が節電を求めるコアタイムは午後6時以降の帰宅時間帯。新たな要請では、もっとも節電すべき時間帯をカバーしなくてもよいことになってしまいました。
 変更の理由は、ホールの足並みがそろわないことにあるようです。昨日、会社の先輩にこんな話を聞きました。「普段、全然客のいないパチンコ屋が、昨日は満員だったんだよ。そりゃあ、他が店を開けてない時にやってれば、ほっといても入るよな」。先輩は古くからのパチンコファンなのですが、とても憤慨していました。おそらく、その先輩がにわか繁盛したホールに行くことは、今後ないでしょう。組合が発した号令に従わない店がある。それを見た他店は無視できず、結果として開けざるを得ない。完全な悪循環です。
 未曾有の大震災に見舞われた今、パチンコ・パチスロ業界もかなり厳しい逆風にさらされています。中には「この際だから、パチンコやパチスロはなくなってしまえばいい」という過激な声も聞こえてきます。こんな状況だからこそ、業界が一枚岩になって復興の手助けをすることが不可欠。ですが、そうなっていない実情があらわになってしまいました。
 企業には規模の差があります。確かに同じ短縮営業でも、大規模チェーンと小規模チェーン、さらには単独店舗の受けるダメージには大きな差があります。節電や募金は、企業ごとにできる範囲ですべきもの。そういう意味では、最初に都遊協が一律で要請した内容に、無理があったのかもしれません。計画停電もあり、店を開けられる時間は少しでも開けたいのが本音でしょう。ただ、抜けがけ営業となると話は別です。これではファン離れに歯止めがきかず、イメージが悪化するのも無理はありません。
 今は非常時。一番大変なのは、被災された方たちです。せめてコアタイムの午後6時から2時間など、具体的な施策をもって節電へと取り組んでほしいと考えます。大幅停電など起ころうものなら、営業どころではないからです。これはパチンコ、パチスロに限った話ではありません。同じ娯楽に属するゲームセンター、カラオケなどもそうでしょう。照明施設を使うプロスポーツだって同じことです。あらためて、今すべきことへと一致団結してほしいと折に願います。【K松】

(業界コラム)

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