風呂上がりにゴクリ!下町フローライフ

nikkansports.com


大阪トップ > 銭湯紹介


晋海浴室(前編)

銭湯は中国にもあった!

銭湯写真  「中国にも銭湯がある」。そんな情報をキャッチして中国・上海へ向かった。上海の風呂は上、中、下3つのレベルに分かれるという。レベル「下」は6~10元(1元=約15円)程度の浴室とシャワーだけの施設で、旅行者はおろか地元の人もあまり立ち寄らないとのこと。レベル「中」は80~100元程度で、衛生的な大型浴場。日本で言うスーパー銭湯か。さらに最上級のレベル「上」になると、いわゆる「スパ」で、上海でも高級ホテルなどに入るブランド店も増えているとのこと。今回は「下町フローライフ」らしく、「中」「下」レベルに入浴した。

 上海駅からほど近い晋元路沿いに浴場はあった。中国の経済の中心・上海は今や世界中でもっとも勢いを持った都市かもしれない。人口の多さと成長経済を背景に高層ビルが増え続け、都心を浸食していく。地価が跳ね上がり、ダウンタウンもビルの林に囲まれるようだ。晋海浴室のある晋元路も建ち並ぶマンションと昔ながらの食堂や市場が同居する下町ならではの雰囲気が漂う。

 大きな看板があるが、店内はどうなっているのだろうか。おそるおそる木製の重いドアを開けた。奥はひんやり、右側にフロントがある。言葉が分からず、料金も分からない。女性店員の愛想は悪い。地元の人間以外が来るのが珍しいのだろうか。まったく笑ってくれない。身振り手振りで交渉の末、ようやく10元(約150円)と分かった。靴を脱いで店員に預ける。代わりにサンダルとロッカーのカギをくれた。

 サンダルに履き替えてフロントを抜け廊下へ進む。廊下の左側、突き当たりに女湯、その手前に男湯に進む扉あった。恐る恐る男湯の扉を開けると、薄暗いロッカールームだ。一昔前のジムの更衣室のように、灰色の金属製2段ロッカーが並ぶ。床机が置かれているが、誰のものだろうか? 衣服が脱ぎ散らかされている。自分の渡されたカギの番号と合致するロッカーを探す。あった! 恐る恐るロッカーの扉を開ける。

 空だ!

 ホッとした。何か入っているのでは? と不安から恐ろしくなった。脇を見ると、簡易な上着と半ズボンががたたんで積んである。中国人はこれを履いて風呂に入るのか? サンダルは脱げばいいのか? 不安がよぎる。

 そのとき、1人のおじさんが風呂からあがって来た。裸だ。サンダルは履いていた。記者も、おじさんと同じ格好で浴室へと進んだ。

 浴室はまだ奥のようだ。廊下の左側に3人用のサウナがある。入ってみたが、摂氏30度位で熱くない。別のおじさんが寝て占拠している。まったく、迷惑な話だ。こういう客はどの国にもいる。

 サウナの隣はトイレ。奥には間仕切り付きのシャワールームが3部屋ある。サンダルを履いたままシャワーを浴びている。中国のボディシャンプーが置かれていた。使い捨ての歯ブラシも8本置かれていた。これは、さっきのおじさんの私物ではないようだが…。【続く】

銭湯写真銭湯写真
【住所】晋元路と蒙古路の交差点付近
【営業時間】午前8時~翌26時
【定休日】なし
【入浴料】10元(約150円)
【設備】深湯、シャワー、サウナ
【最寄り駅】地下鉄1号線 新■路駅 徒歩5分 ※■=門がまえに甲
【駐車場】なし
中国東方航空で行こう!

■中国東方航空で行こう!

上海を起点に中国の空をカバー。
日本へ週147便、世界各都市、
中国各地へ豊富なネットワーク!