風呂上がりにゴクリ!下町フローライフ

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錦湯

銭湯はアートだ!錦に釜爺あり

銭湯写真  錦の銭湯として洛中に知られる。東西に延びる京の台所・錦市場を堺町筋沿いに曲がると「湯」と書かれた長屋がある。スタジオジブリの映画作品「千と千尋の神隠し」に登場する温泉旅館のようなどっしりとした3階建ての外観(実際は2階建て)で存在感があり、どこか懐かしい。主人の横山さんは、たまにサングラスをかけていたりするので、映画に登場する「釜爺」そのものだ。

 元々、八百屋があった場所だという。江戸時代の絵師・伊藤若冲の生家の八百屋「升達」も錦にあったり、昔は「角々に八百屋があった」。昭和2年に初代が銭湯にして、3代目まで守った。脱衣所の棚には、今では珍しくなった柳行李が並ぶ。所有者の名前が書かれ、籠の中にシャンプーなど道具を入れてキープする。「おじいさんが使っていた籠を、今では孫の娘さんが受け継いで使ってはる。長く使っても籠が壊れてない。昔の職人さんのいい仕事や」。浴室のタイルなども昭和風モダンレトロなもので、こだわりが見える。湯船には子供が乗った鯉の口から湯が注がれて、おもしろい。

 馴染みの客が多い一方で、最近はWEBで知って立ち寄る遠方の客が増えたことが特徴だ。「京都に遊びに来るたびに入りに来てくれる。楽しみに来てくれるんやわ」。また、比較的若い客層が多いのもこのためか。

 「若いお客さんはイベントを楽しみにしてくれはる。そういう私の楽しみでもあるけどね」。「イベント」とは銭湯の脱衣所スペースを使って行われる、剣劇からフレンチジャズまで、毎月1回程度のペースで行っている。元々、銭湯の客だったDJと、ご主人との世間話から始まり、「Do 湯 know ライブ?」として男性脱衣所をイベントスペースに、女性側を控え室にして開催、なかなかの盛況だったとか。「内容によっては200人くらい来るので前売りで完売や」。寄席のときは銭湯に「まねき」を揚げ、現代美術作品の展示には浴室も開放する本格派だ。そしてご主人にとっては、イベント後の打ち上げが「何よりの楽しみ」とのこと。「噺家、役者、アーティストとしゃべって、飲んですぐに午前様や」。豪快に笑うご主人、というか親方の姿は、やっぱり「釜爺」そのものだった。

銭湯写真銭湯写真
【住所】京都府京都市中京区堺町通錦小路下ル八百屋町535
【営業時間】16:00~24:00
【定休日】月曜
【入浴料】大人350円、中人140円、小人60円
【設備】深、浅風呂
【最寄り駅】阪急四条烏丸駅から徒歩10分
【駐車場】なし
サンガリアラムネ

風呂あがりにゴクっと!

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