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石橋温泉

アスリートも通った“遊園地”のような銭湯

銭湯写真  子供の時代に戻れるものなら、親にせがんで毎日でもやってくるだろう。仲間を誘って遊びにくるだろう。「石橋温泉」はまるで遊園地のような銭湯だ。「えっ!」「わぁ!」と驚きの連続。プール、滑り台に露天風呂。階段を巧みに使って、ジャングル探検のように遊び心を満喫させてくれる。

 お風呂、サウナを合計すると11種類の設備が、銭湯内にある階段により、上下左右に散らばっている。まずは1階に、円形の大きな浴槽が3つある。目を引くのは「あわあわ風呂」と呼ばれるクリニックバス。入浴剤入り気泡風呂には溢れんばかりの細かい泡がはじけ、パチパチと音をたてる。すべての湯には軟水が使用されているため、肌や髪がツルツルして美肌効果がある。主風呂は深めの造りでゆったり腰かけられる。隣の浅風呂は、一部の仕切内だけ電気風呂も兼ねている。

 1階から、2階への階段は左右2カ所に設置。2階の「フィンランド式サウナ」(有料)につながる階段途中で「水風呂」と遭遇。2階サウナの隣には、クーラーの効いた「レストルーム」もあり、ゆっくりとくつろげる。

 もう片側の階段の先は「露天風呂」エリアへつながる。薬湯と、すべり台付き8メートルプールが空の下で楽しめる。露天エリアからまた階段を上がると無料のラドンスチームを発見。このプールの利用者の年齢層が気になった。子供だけではなく、大人も楽しく滑っているらしい。例えば近所に下宿する阪大生らをはじめ、男女問わず幅広く愛されている。水温は33度の設定。スチームサウナでしっかり汗を流した後に、プールへジャボンと豪快に入れば気分爽快。プール奥には、肩こり解消に抜群の打たせ湯もある。隣の薬湯には、大人気のヒマラヤ岩塩の湯と、漢方の湯がローテで楽しめる。体が芯から温まるためファンが多い。

 「石橋温泉」は、57年(昭和32年)に先代の岡田徳さんが創業。88年(昭和63年)に2代目ご主人岡田勲成さん(65)がリニューアルオープンさせた。開店当初は、銭湯とは思えない斬新なデザインと設備のため「石橋温泉」は注目の的だった。同業者の方が四国から見学に来られたり、TV取材もあり、他府県からの問い合わせで大忙し。面白いのは銭湯の建物自体も外から見ると、ちょっと銭湯ぽくない。1階が駐車場で、外観はガラス張りの近代的な建物。そのためホテルや飲食店によく間違われたというエピソ-ドも。

 「同じ池田市に本社をかまえるダイハツ工業の陸上部の選手が、以前は利用してくれて…」と懐かしそうに話すご主人。ダイハツ工業陸上部といえば、93年世界選手権女子マラソン優勝の浅利純子選手を輩出するなど有名なチ-ムだ。ご主人は有名選手が来店しても、あえて声をかけずに見守っていたというが、「石橋温泉」はアスリートたちを心身ともに癒やし、明日の元気を育んだに違いない。

銭湯写真銭湯写真
【住所】大阪府池田市石橋1-12-8
【営業時間】(平日・祝日)14:30~25:00(日曜)11:00~25:00
【定休日】毎週木曜
【入浴料】大人390円、中人130円、小人60円
【設備】深風呂、浅風呂(一部が電気風呂)、クリニックバス(気泡風呂&遠赤外線風呂)、フィンランド式サウナ(有料)、レストルーム、水風呂、露天風呂(薬湯)、滑り台付きプール、打たせ湯、スチームサウナ
【最寄り駅】阪急石橋駅西口より徒歩2分
【駐車場】13台
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