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   <title>コラム_社会：阿曽山大噴火「裁判Ｓｈｏｗに行こう」</title>
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   <updated>2009-11-16T12:02:42Z</updated>
   <subtitle>裁判Ｓｈｏｗに行こう</subtitle>
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   <title>プロと違う裁判員の視点に共感</title>
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   <published>2009-11-16T11:36:13Z</published>
   <updated>2009-11-16T12:02:42Z</updated>
   
   <summary>
１１月１６日（月）被告人・原口悦郎：著作権法違反（初公判）
原口悦郎：著作権法違反（初公判）
＜映画などを無断で配布した事件＞　０９年９月、元東京消防庁滝野川消防署員、原口悦郎（当時５８）は、０８年１１月から０９年２月にかけ、自宅のパソコンでウィニーを使い映画４タイトルを不特定多数の利用者がダウンロードできるようにしたとして逮捕された。


１１月１６日（月）被告人・山田利生：強盗（判決）
＜元タクシー運転手によるタクシー強盗＞　０９年９月、元タクシー運転手の山田利生（当時６６）は、東京都江東区の路上で、乗っていたタクシーの運転手（当時６１）に模造刀を突き付け「金を出せ」と脅し、運賃２１５０円の支払いを逃れたとして逮捕された。


１１月１７日（火）被告人・桜井勝己：脅迫（初公判）
＜松本人志さんに対する殺害予告事件＞　０９年９月、埼玉県春日部市の無職桜井勝己（当時３５）は、インターネット上の掲示板に「ダウンタウン」の松本人志に対する殺害予告を書き込んだとして逮捕された。


１１月１８日（水）被告人・秋山直紀：所得税法違反
＜防衛汚職関連の所得税法違反事件＞　０８年８月、日米平和・文化交流協会会長の秋山直紀（当時５８）は、防衛関連企業から受け取ったコンサルタント料を隠し所得税を免れたとして逮捕された。


１１月１８日（水）被告人・有馬龍之介：恐喝未遂（初公判）
＜小６女児から金を脅しとろうとした事件＞　０９年９月、東京都台東区の文教大学２年、有馬龍之介（当時２０）は、８月に書店の書棚に１０００円札を置き、それを拾った女児に因縁をつけて現金を脅し取ろうとしたとして逮捕された。 


１１月１８、１９、２０日（水、木、金）被告人・潮忍：昏睡（こんすい）強盗と準強姦（ごうかん）致傷（初公判）
＜女子中学生に睡眠薬を飲ませて暴行した事件＞　０９年６月、埼玉県和光市のタクシー運転手潮忍（当時３６）は、中学１年の女子生徒に睡眠薬を飲ませて暴行し、財布を奪ったとして逮捕された。


１１月１９日（木）被告人・阪中彰夫：旧証券取引法違反（偽計）
＜ペイントハウスの架空増資事件＞　０９年６月、投資コンサルタント会社ソブリンアセットマネジメントジャパン社長・阪中彰夫（当時５８）は、住宅リフォーム会社「ペイントハウス」の株価のつり上げを狙って架空増資を行い、同株を売却して３億円の利益を得たとして逮捕された。


１１月２０日（金）被告人・中田静子　ほか１名：昏睡強盗、窃盗（判決）
＜スナック客に対する昏睡強盗＞　０９年３月、バー経営の中田静子（当時６２）はスナック経営の細江敏光（当時３９）と共謀、スナックで男性客に強い酒を飲ませて昏睡状態にさせ、キャッシュカードを奪って現金自動預払機から金を引き出したとして逮捕された。</summary>
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      <name>nikkan</name>
      
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      　さて、今回は１１月１１日～１３日に行われた豊川聡被告人（逮捕時６６）の裁判の話。罪名は、強盗致傷、常習累犯窃盗。
      <![CDATA[　女子トイレ内で女性から金を奪うために顔を蹴るなどして軽傷を負わせたとして、逮捕された事件です。｢刑務所を出たばかりで金が欲しかった」と容疑を認めている。
　報道によると、６月１８日午前９時５０分頃、千代田線の西日暮里駅の女子トイレで、個室から出てこようとした女性（７４）を個室に押し戻し、腹をけったり、顔をけるなどして２週間のケガを負わせ、「金を出せ。１０００円でも２０００円でもいい」などと脅して金を奪おうとしたという。女性がバッグを抱えて離さなかったため、あきらめて逃走した。
　翌日午前８時、この女子トイレ近くにいたところを駅員が発見し、通報。警察官が駆けつけて取り押さえたが、その時に豊川は女性物のバッグを持っており「別の駅で置き引きした」と供述したなどと伝えられました。

　罪名が強盗致傷なので、これは裁判員裁判で行われます。傍聴券３８枚に対し、６２人が傍聴を希望するという注目の低さの中、なんとか当選です。
　起訴されたのは、報道された強盗致傷の件。もう１つは、その翌日である６月１９日午前７時４７分、千代田線北千住に停車していた電車内で、被告人が網棚から現金や指輪などが入った女性物のバッグ（総額１１３万円相当）を盗んだという常習累犯窃盗の件。
　２件とも女性が被害者。これを裁く裁判員６人と補充裁判員２人、計８人全員が女性です。２５６分の１という無作為抽選による偶然。

　モニターを駆使した検察官の冒頭陳述によると、被告人は置き引きの前科５犯を含め、前科が１５件あるとのこと。
　今年の５月２５日に横浜刑務所を出所し、上野駅ガード周辺で寝泊まりする生活だったという。所持金が少なくなり、数日食べていない被告人は、置き引きをやろうとするがうまくいかず、強盗を決意。

　そして、６月１８日。被告人は千代田線西日暮里駅ホームの女子トイレ前で、女性が中で１人になる機会を２０分ほどうかがっていたらしい。そして、被害女性だけになり、個室から出てきた瞬間、被告人は被害女性の胸や首をつかんで｢金を出せ」と壁に押し付けたとのこと。さらにげんこつで殴り、蹴り、首を絞めたが被害女性がバッグを話さなかったので逃亡。

　そして、翌日。置き引きをする目的で千代田線に乗り、機会をうかがうため、新松戸～霞ヶ関間を往復していたという。その電車が北千住駅に停車した際、被害者が網棚に置いたバッグを奪い、車外へ。ほかの電車で逃走しようとしたが、なかなか出発しないので、乗っていた電車の別車両に乗ったとのこと。そして、被告人は西日暮里駅で下車し、ホームのベンチに座って、バッグの中身を確認。その様子を見た駅員が、前日の強盗事件の犯人と似ていることに気づき、通報したというのが詳細です。

　強盗失敗した次の日に、置き引きに成功したバッグを持って、現場に戻ってくるとは…。
　この後、被告人の供述調書などが読み上げられて、初公判はこれにて閉廷。
　翌日に第２回公判。傍聴券３９枚に対し、傍聴希望者５５人の中、またもや当たって傍聴です。
　弁護人からは、被告人が書いた謝罪文などが提出されて、早速被告人質問。まずは、弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「３０年ほど前に離婚して、連絡は取ってないんですね」
　<strong>被告人</strong>　「はい」
　<strong>弁護人</strong>　「頼る人は？」
　<strong>被告人</strong>　「いませんねぇ」
　<strong>弁護人</strong>　「横浜刑務所を出て、帰る家は？」
　<strong>被告人</strong>　「なかったです」
　<strong>弁護人</strong>　「しかも、刑務所を満期出所と言うことで更生保護施設に入れてもらえなかった、と」
　<strong>被告人</strong>　「はい」

　行くあてがなく、ホームレス状態になったようです。

　<strong>弁護人</strong>　「出所するときに、作業賞与金２万９０００円だけもらった、と。出所のとき、アドバイスありました？　
　<strong>被告人</strong>　「港南区役所に行って相談してみたらどうですか、と」
　<strong>弁護人</strong>　「で、行ったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「一緒に出所した人が来るまで迎えに来てもらってたんで、駅まで乗せてもらいました。そこからタクシーで行ったんです」
　<strong>弁護人</strong>　「でも、区役所は刑務所に近くだった、と」
　<strong>被告人</strong>　「横浜刑務所の２つくらい隣で」

　遠回りして元に戻ってくるのは、被告人の運命なのか、何かを感じしてるというか。

　<strong>弁護人</strong>　「生活保護とか申請しました？」
　<strong>被告人</strong>　「住居がないと難しいと言われました」
　<strong>弁護人</strong>　「断られた、と？」
　<strong>被告人</strong>　「その人の上司みたいな人が奥で電話してくれてたんで、何か（更生保護施設の）空きがあるかと思ったんですけどね、今はお答えできませんと言われたので帰りました」
　<strong>弁護人</strong>　「検察官は区役所に行った証拠がないって言ってるみたいなんだけど、行ったんだよね。それで申請しても無理だと思った、と」
　<strong>被告人</strong>　「はい」

　どうやら区役所の人も覚えていないのか、証拠はないらしいんだけど、被告人なりに努力したという主張です。
　そして、最後に、

　<strong>弁護人</strong>　「本当に今回限りで更生するというのを自分の言葉で」
　<strong>被告人</strong>　「刑務所に入るときは“今後こそ”と思うんですけど、だんだん“刑期が終わったら、また同じだ”と思いながら生活してました。しかし、来年６７歳です。私の家系は短命なので、このままじゃ獄死してしまうんじゃないか、と。今回出所した時は、生活保護受けられるようにしたいと思います」

　と、再犯しないことを誓ってました。
　次は、検察官からの質問。

　<strong>検察官</strong>　「出所後はどうしようと思ってました？」
　<strong>被告人</strong>　「どうせオレはこんな人間だと思って」
　<strong>検察官</strong>　「出所のとき、更生保護施設を利用できるよう刑務所の人に伝えました？」
　<strong>被告人</strong>　「してないです」
　<strong>検察官</strong>　「ホントに区役所行きました？　何課？」
　<strong>被告人</strong>　「（聞き取れず）…課です」
　<strong>検察官</strong>　「んーーー、奥にいた人はなんて言ってました？」
　<strong>被告人</strong>　「今は空きがない、と」
　<strong>検察官</strong>　「他の区や東京に空きがあるかは？」
　<strong>被告人</strong>　「確認してません」

　仮に区役所に行ってたとしても、被告人の更生しようという努力は十分じゃないとアピールです。

　<strong>検察官</strong>　「なぜ、西日暮里だったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「逃げやすい？」
　<strong>被告人</strong>　「電車が来れば乗れるし、階段も近くて走って逃げられるんで」
　<strong>検察官</strong>　「高齢の女性に暴力ふるう時、かわいそうとは思いませんでした？」
　<strong>被告人</strong>　「その時は夢中でわかりませんでしたね」
　<strong>検察官</strong>　「２日続けて悪いことするのか、やめた方がいいなと思いませんでした？」
　<strong>被告人</strong>　「いやーーーー、お金が欲しくて」
　<strong>検察官</strong>　「捕まらなければ、置き引きを続けてたのではないですか？」
　<strong>被告人</strong>　「そう言わればそうだと思います」

　被告人には盗み癖があると主張です。そして、

　<strong>検察官</strong>　「治療費等払うつもりは？」
　<strong>被告人</strong>　「自分の力では、ないと思います」
　<strong>検察官</strong>　「今までの被害者には？」
　<strong>被告人</strong>　「ないです」

　と、被害弁償等の可能性もないことを印象づけて、質問終了。
　ここで約２時間の昼休憩をはさんで、裁判員からの質問です。

　<strong>裁判長</strong>　「どなたか質問ありますか？」

　下を向いたり、もじもじしている裁判員。

　<strong>裁判長</strong>　「誰からでもかまいませんけど」

　と、左右をきょろきょろすると、ゆっくりと力なく、一番左側に座っていた若い裁判員が挙手です。

　<strong>裁判長</strong>　「では、１番さんから」
　<strong>裁判員１番</strong>　「（調書には強盗を途中でやめたのは）トイレに人が来そうでやめたとありますが、もし来なければもっとひどいことをしてでも奪っていたと思いますか？」
　<strong>被告人</strong>　「わからないですけど、そうかもしれません。おなかが切羽詰まってたんで、案外やったかもしれません」

　と、１番の質問が終わると、５番が挙手です。

　<strong>裁判員５番</strong>　「被害女性の入院を知った時、涙を流されたそうですが、そのわけは？」
　<strong>被告人</strong>　「そこまでひどいと思ってなかったんです」
　<strong>裁判員５番</strong>　「では、殴った時点では？」
　<strong>被告人</strong>　「そこまで考えられなかったというのがホントの気持ちなんです」

　ここから堰を切ったように質問の嵐です。

　<strong>裁判員６番</strong>　「今までいろいろな罪をしてきたそうですが、トイレで（暴行するという）のは今までにない形だと思うんですけど、そこまでしたのはなぜでしょうか？」
　<strong>被告人</strong>　「それだけ切羽詰まってたと言うんか、今までは置き引きできてたんですけど、今回はなかなかそういう人がいなくて」
　<strong>裁判員６番</strong>　「罪が重くなると思いませんでした？」
　<strong>被告人</strong>　「考えなかったですけど、それだけお金が欲しかったんです」
　<strong>裁判員５番</strong>　「謝罪文に“土下座してでも謝りたい”って書いてますけど、“でも”ってどういう意味なんですが？」
　<strong>被告人</strong>　「謝りたい気持ちをね、誠意見せるために土下座してでも謝りたいと思って書きました」
　<strong>裁判員５番</strong>　「他人に迷惑かけずに生きていく覚悟はおありですか？」
　<strong>被告人</strong>　「今はそういう気持ちでいっぱいです」
　<strong>裁判員４番</strong>　「西日暮里に決めた理由を階段が近くて走って逃げられると言ってましたが、それだけの体力があるなら働けばいいんじゃないですか？」
　<strong>被告人</strong>　「前（々刑出所後）、職安で仕事ないって言われたから、悪いとわかってるんですけど、勝手に決めつけて」
　<strong>裁判員４番</strong>　「６６歳って、まだ若いと思いますよ」
　<strong>被告人</strong>　「職安行っても、今は若い人でもねぇ。６６歳なんて、なかなかないですよね。あきらめるのはよくないですけど」

　等々、裁判員だけで３０分弱の質問が飛び出しました。最初躊躇（ちゅうちょ）していたのはなんだったんだというほどの勢い。
　最後は、裁判長から。

　<strong>裁判長</strong>　「これは補充裁判員の質問なんだけど、３～４分暴力をふるってたようですが、こんなに長い間やってたら、大ケガするとは思いませんでした？」
　<strong>被告人</strong>　「その時は考えませんでした。お金が欲しいと思ってたんで」
　<strong>裁判長</strong>　「顔を殴ってますよね。それでも考えなった？」
　<strong>被告人</strong>　「ホントは考えなきゃいかねいんでしょうけど、考えなかったです」

　と、補充裁判員の質問をぶつけた後に裁判長が気になる質問です。

　<strong>裁判長</strong>　「江南区役所で、奥で電話してくれた人、最初に対応してくれた人の上司になるんですかね、その人になんて言われたの？」
　<strong>被告人</strong>　「“空きがない”と」
　<strong>裁判長</strong>　「弁護人から同じことを訊かれて“今はお答えできません”って答えたでしょ。あれは何だったんですか？」

　と、声を荒げて質問終了。
　この後、検察官が懲役９年を求刑し、弁護人は懲役４年６月が相当と主張して、閉廷でした。
　そして、判決公判。傍聴券３６枚で傍聴警棒者が４７人。ここまで倍率が低いとは。そのうち、傍聴券が出なくなるほど、日常的なものになるのかもしれないけど。

　結果は、懲役８年（未決勾留日数７０日算入）でした。弁護人、検察官、裁判官が、区役所に行った点を重要視していたのに対し、裁判員の質問は犯行態様と今後の更生が主になってたのが印象的ですね。証拠がない区役所の件にこだわるのは仕事上仕方がないんだろうけど、一般の人の方が的を得てる質問してる気がするけどなぁ。]]>
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   <title>警察学校の寮で窃盗、まだ余罪あり？</title>
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   <published>2009-11-09T08:57:47Z</published>
   <updated>2009-11-14T12:11:36Z</updated>
   
   <summary>
１１月１６日（月）被告人・原口悦郎：著作権法違反（初公判）
原口悦郎：著作権法違反（初公判）
＜映画などを無断で配布した事件＞　０９年９月、元東京消防庁滝野川消防署員、原口悦郎（当時５８）は、０８年１１月から０９年２月にかけ、自宅のパソコンでウィニーを使い映画４タイトルを不特定多数の利用者がダウンロードできるようにしたとして逮捕された。


１１月１６日（月）被告人・山田利生：強盗（判決）
＜元タクシー運転手によるタクシー強盗＞　０９年９月、元タクシー運転手の山田利生（当時６６）は、東京都江東区の路上で、乗っていたタクシーの運転手（当時６１）に模造刀を突き付け「金を出せ」と脅し、運賃２１５０円の支払いを逃れたとして逮捕された。


１１月１７日（火）被告人・桜井勝己：脅迫（初公判）
＜松本人志さんに対する殺害予告事件＞　０９年９月、埼玉県春日部市の無職桜井勝己（当時３５）は、インターネット上の掲示板に「ダウンタウン」の松本人志に対する殺害予告を書き込んだとして逮捕された。


１１月１８日（水）被告人・秋山直紀：所得税法違反
＜防衛汚職関連の所得税法違反事件＞　０８年８月、日米平和・文化交流協会会長の秋山直紀（当時５８）は、防衛関連企業から受け取ったコンサルタント料を隠し所得税を免れたとして逮捕された。


１１月１８日（水）被告人・有馬龍之介：恐喝未遂（初公判）
＜小６女児から金を脅しとろうとした事件＞　０９年９月、東京都台東区の文教大学２年、有馬龍之介（当時２０）は、８月に書店の書棚に１０００円札を置き、それを拾った女児に因縁をつけて現金を脅し取ろうとしたとして逮捕された。 


１１月１８、１９、２０日（水、木、金）被告人・潮忍：昏睡（こんすい）強盗と準強姦（ごうかん）致傷（初公判）
＜女子中学生に睡眠薬を飲ませて暴行した事件＞　０９年６月、埼玉県和光市のタクシー運転手潮忍（当時３６）は、中学１年の女子生徒に睡眠薬を飲ませて暴行し、財布を奪ったとして逮捕された。


１１月１９日（木）被告人・阪中彰夫：旧証券取引法違反（偽計）
＜ペイントハウスの架空増資事件＞　０９年６月、投資コンサルタント会社ソブリンアセットマネジメントジャパン社長・阪中彰夫（当時５８）は、住宅リフォーム会社「ペイントハウス」の株価のつり上げを狙って架空増資を行い、同株を売却して３億円の利益を得たとして逮捕された。


１１月２０日（金）被告人・中田静子　ほか１名：昏睡強盗、窃盗（判決）
＜スナック客に対する昏睡強盗＞　０９年３月、バー経営の中田静子（当時６２）はスナック経営の細江敏光（当時３９）と共謀、スナックで男性客に強い酒を飲ませて昏睡状態にさせ、キャッシュカードを奪って現金自動預払機から金を引き出したとして逮捕された。</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www5.nikkansports.com/general/asozan/">
      　さて、今回は、１１月６日に行われた多田知信被告人（逮捕当時３０）の裁判傍聴記。罪名は、窃盗。
　警察寮の同僚の部屋に侵入し、腕時計を盗んだとして、大森警察署地域課巡査長が逮捕された事件ですね。
      <![CDATA[　報じられたところによると、大森署の単身者向け寮に居住していた被告人は平成２０年１１月６日頃、施錠されていなかった同僚の巡査長の部屋に無断で入り、腕時計１個（時価約１５万円相当）を盗んだ。今年１月下旬、千代田区内の古物商に腕時計を売却していたという。

　現役警察官による窃盗事件というショッキングな報道があった３週間後、余罪のニュースです。
　同僚の腕時計を盗んだとして逮捕された上、別の同僚２人から腕時計を盗んでいたことが警視庁の調べで分かったと報じられた。「高級腕時計に興味があった」と供述していると伝えられた。

　警視庁によると、０７年３月８日に警察学校の寮内で２万円相当の腕時計を、０９年１月にも大森署の独身寮で２０万円相当の腕時計をそれぞれ盗んだことがわかったという。
　最終的には、同僚３人から腕時計を１つずつ盗んだと報じられた事件です。

　起訴されたのは、３つ。１つ目は、０７年３月８日、被告人が当時住んでいた府中市の警察学校の寮内で、同僚の部屋に侵入し、腕時計１個(２万５０００円相当)を盗んだ件。２つ目は昨年３月８日、被告人が住んでいた大森署の独身寮内で、同僚の部屋に侵入し、腕時計１個（１５万５０００円相当）を盗んだ件。３つ目は、今年１月１７日、大森署の独身寮内で、同僚の部屋に侵入し、腕時計１個（２０万円相当）を盗んだ件。
　腕時計の評価額がちょっと違うけど、ほぼ報じられた通りです。

　検察官の冒頭陳述によると、被告人は０６年４月に警察官になり、今年の４月からは東京都内で交番勤務をしていたという。
　１件目、２件目の起訴に関しては、ブランド物の腕時計が欲しくなり、同僚の部屋に忍び込んで盗んだとのこと。
　そして、今年１月の３件目の起訴に関しては、現金を盗む目的で同僚の部屋に侵入するも、現金が見当たらなかったので腕時計を盗んだらしい。

　１件目、２件目で盗んだ腕時計は、今年１月３１日に質屋に入れ、残る１つは実家に送っていたという。
　以前、盗んだ腕時計を今年になってから売却するということは、急にお金に困ってたんでしょうか？　１つだけ実家に送ったということは、よほど、気に入った腕時計だったんでしょうか？　こまごまと気になることはあったんだけど、そこまでは詳しくない冒頭陳述が終わると、

　<strong>裁判官</strong>　「えーーー、検察官！今後、追起訴の予定があるということですが」
　<strong>検察官</strong>　「はい。次回の追起訴ですべてです」

　と、いうわけで、これにて閉廷。
　それにしても、まだ報道されてない余罪があるとはねぇ。同様の罪かどうかはわからないけど。
　警察官しか住んでない建物内でも窃盗事件が起こるんだから、一般の人はより警戒しないといけませんね。]]>
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   <title>高級外車に「バカ」被告人の胸の内は…</title>
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   <published>2009-11-02T09:42:21Z</published>
   <updated>2009-11-08T11:17:12Z</updated>
   
   <summary>
１１月９日（月）被告人・酒井法子こと高相法子：覚せい剤取締法違反（判決）
＜芸能人による覚醒剤事件＞　０９年８月、女優酒井法子（当時３８＝本名高相法子）は、夫が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたことによる家宅捜索で、微量の覚せい剤と吸引器具を所持していたことが判明。警視庁が覚せい剤取締法違反容疑で逮捕状を請求したため、警視庁施設に出頭し逮捕された。その後、所持、使用容疑で起訴された。


１１月９日（月）被告人・山田利生：強盗（初公判）
＜元タクシー運転手によるタクシー強盗＞　０９年９月、元タクシー運転手の山田利生（当時６６）は、東京都江東区の路上で、乗っていたタクシーの運転手（当時６１）に模造刀を突き付け「金を出せ」と脅し、運賃２１５０円の支払いを逃れたとして逮捕された。


１１月９日（月）被告人・榎本憂也：強盗未遂（判決）
＜コンビニでの強盗未遂事件＞　０９年６月、住所不定無職の榎本憂也（当時２１）は、東京都渋谷区のコンビニエンスストアでカッターを出し女性店員に「お金を出して」と脅した。その後、牛丼店に行った時に客同士でトラブルになり逮捕された。


１１月９日（月）被告人・秋山直紀：所得税法違反
＜防衛汚職関連の所得税法違反事件＞　０８年８月、日米平和・文化交流協会会長の秋山直紀（当時５８）は、防衛関連企業から受け取ったコンサルタント料を隠し所得税を免れたとして逮捕された。


１１月１０日（火）被告人・西原正之、林匡彦：住居侵入、窃盗未遂
＜“弟子”とともに窃盗しようとした事件＞　０９年８月、横浜市の無職、林匡彦（当時７０）と、住所不定、無職、西原正之（当時４１）の２人は空き巣に入って金を盗もうとしたとして逮捕された。林は窃盗などで４０年近く服役している“空き巣のベテラン”で、西原を“弟子”にしていたという。



１１月１０日（火）被告人・田中尚樹、古沢潤一郎：特定商取引法違反（判決）
＜不安をあおって印鑑を売りつけた事件＞　０９年７月、印鑑などの販売会社「新世」の社長の田中尚樹（当時５１）営業部長の古沢潤一郎（当時４０）は、渋谷駅近くの路上で女性５人に声をかけて不安をあおり「因縁を振り払う」として印鑑を１６万円～１２０万円で売りつけたとして特定商取引法違反で起訴された。



１１月１１日（水）被告人・江幡次郎：現住建造物放火など
＜東京の下町で放火を繰り返した事件＞　０８年３月、無職・江幡次郎（当時５１）が、現住建造物放火などの疑いで逮捕された。同年２月に自宅近くの葛飾区東金町の雑居ビルに侵入し、３階の階段踊り場に置いてあったダンボールなどに火をつけた。



１１月１１日（水）被告人・山田綾子：殺人未遂
＜夫婦げんかの際に包丁で夫を殺害しようとした事件＞　０８年１２月、東京都大田区の無職、山田綾子（当時３５）は、格闘技ジム「ＡＸＫＩＣＫ（アックスキック）」を経営する夫で、別居中の山田力也さん（当時３８）の浮気を疑い、口論の末、包丁で左原を刺した。


１１月１２日（木）被告人・寺岡誠吉：殺人
＜運送会社役員を殺害した事件＞　０８年１２月、運送会社社長の寺岡誠吉（当時７１）は、元暴力団組員に依頼して０６年９月に同社役員の栩野雅晴さん（当時６６）を殺害させたとして逮捕された。


１１月１３日（金）被告人・岡田壮一：著作権法違反
＜ネットで無許可でテレビ番組を配信した事件＞　０９年５月、「ジェーネットワークサービスインターナショナル」経営の守谷和真（当時４０）は、著作権法違反で逮捕された。同社はフジテレビが放送した番組を無断で東南アジアや欧米の在外邦人の顧客にインターネットで視聴させた。システム開発会社スフィア社の社長の岡田壮一は守谷と共謀し、サイトの構築、管理などを担当していた。</summary>
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      <name>nikkan</name>
      
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      　１０月末は高相祐一被告人、押尾学被告人、酒井法子こと高相法子被告人の初公判があったので、東京地裁は大賑わいでした。
      <![CDATA[　傍聴希望者も、１０月２１日が１５５７人、同２３日が２２３２人、同２６日が６６１５人。連日、これだけの人が東京地裁に押し寄せるのは、初めて見ましたね。かなりの注目度。
　実際は、傍聴希望者の多くが、抽選に並ぶためだけに呼ばれたアルバイトなのは周知の事実。でも、各社は自分たちで何人雇ったかを言わないんですよね。「１０人並ばせた」って新聞より「２００人並ばせた」って新聞の方が報道したいという本気度が見えてくるのに。テレビ局も新聞社も報道にお金をかけるっていうのはあるべき姿なんだから、公表してもいいのにねぇ。なぜか合計人数だけ。

　で、気になるのがお金のこと。抽選に並ぶバイトは１人、３０００円って言われてるんです。３日間の合計が１万４０４人（すべてバイト代発生してないだろうけど）だから、合計で約３１２０万円ですよ。２７日に関しては、東京地裁としては初のリストバンド型整理券を用意しましたからね。ここにも費用がかかってるし。被告人３人が生み出した経済効果はかなりのもんだよな。元々がほめられたことをしたわけじゃないから評価されないけど。

　今回は１０月２７日に行われた岸浩介被告人（逮捕時３６）の裁判傍聴記。罪名は器物損壊。
　駐車していた高級外車に「バカ」などと傷つけたとして、警視庁北沢署に逮捕されたという事件です。
　報道されたところによると、８月８日午後１０時半頃から、８月９日午前」７時半までの間、自宅近くで、近所の４０代の男性会社員が所有するＢＭＷのボンネットに「バカ」「アホ」などと削って、傷を付けた疑い。男性とは面識はなかったという。
　７月１９日以降、付近で車の車体に同様の傷をつけられる被害が約３０件発生しており、同署は関連を調べていると報じられた。
　車の持ち主とは面識がなく、容疑を否認しているということなので、誤認逮捕の可能性もあるのだが。

　起訴されたのは、今年の８月８日２３時２３分～２３時４８分の間、被告人は被害者宅駐車場内で、被害者の車のボンネットに、拾った石で「バカ」「アホ」と傷つけたという内容。
　そして、注目の罪状認否。

　<strong>裁判官</strong>　「今、検察官が朗読した起訴状に何か間違いはありますか？」
　<strong>被告人</strong>　「間違いありません」

　と、罪を認めていました。度重なる取り調べの途中で、いくつかの証拠を見せられたからなのか、すべてを語ろうという反省の表れなのか、自白です。

　検察官の冒頭陳述によると、被告人は会社員ではあるが、犯行時は休職中であったとのこと。
　そして、被告人にはアルコール依存症と診断されていたので、禁酒を続けていたが、嫌気がさして、飲酒。それで、酔った際、他人の車に傷をつけることでストレスを解消していたらしい。

　本件以外に、同じ車に４回、他の車に対しても、同様に行為を行っていたというのが事件の詳細です。

　取り調べに対して、被告人は「医者に酒を止められていたが、飲んでしまっていた。飲むと「人生なんかどうでもいい」と自暴自棄になって、車に傷をつけてしまった」と述べているとのこと。

　酔うと車に「バカ」と傷つけたくなる、酒癖というのもあるようです。恨みがある人の車に対してやるのならまだしも、全く面識のない人の車と言うのは困った話ですね。

　この後、検察官が証拠の請求をして捜査中の余罪があり、追起訴するかもということで閉廷でした。

　今回は被告人質問が行われなかったので、胸の内はわからないけど、証拠の写真を見せられるとがっくりくるでしょうね。自分で車に傷つけた文字が、自分に向けられているようで。]]>
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   <title>“駒大ナタ男”憎んだ相手が恩人に</title>
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   <published>2009-10-19T12:33:07Z</published>
   <updated>2009-11-02T09:44:55Z</updated>
   
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１１月２日（月）被告人・氏家信子：殺人ほか（判決）
＜息子を殺害した事件＞　０９年１月、東京都大田区の無職氏家信子（当時６５）は傷害を持つ双子の息子に包丁で切りつけた。弟は病院で死亡が確認された。


１１月２日（月）被告人・秋山直紀：所得税法違反（初公判）
＜防衛汚職関連の所得税法違反事件＞　０８年８月、日米平和・文化交流協会会長の秋山直紀（当時５８）は、防衛関連企業から受け取ったコンサルタント料を隠し所得税を免れたとして逮捕された。


１１月２日（月）被告人・竹林守、成田茂之、他１人：公職選挙法違反（詐欺登録・詐欺投票）（初公判）
＜従業員の住民登録を移し投票を支持した事件＞　０９年９月、機械製造販売会社「水戸工業」の社長・成田茂之（当時５７）らは自社の従業員の住民登録の場所を変更させ、衆議院議員選挙で自民党に投票するよう指示したとして逮捕された。


１１月２日（月）被告人・熊谷智幸：強制わいせつと偽造私印使用（初公判）
＜テレビ局員を装ってわいせつ行為をした事件＞　０９年８月、インターネット広告会社役員、熊谷智幸（当時３５）は、東京都板橋区内の路上で３０代の女性にフジテレビの社員を装った偽の名刺を手渡して声をかけ、近くのマンションのエントランスまで連れて行き、わいせつな行為をした疑いで逮捕された。


１１月２日（月）被告人・押尾学：麻薬取締法違反（使用）（判決）
＜俳優による麻薬事件＞　０９年８月、東京・六本木のマンションで女性が死亡していると１１９番通報があり、部屋に出入りしていたとして俳優の押尾学（当時３１）が任意で事情聴取を受けた。任意の尿検査で、合成麻薬のＭＤＭＡに陽性反応が出たため麻薬取締法違反（使用）の疑いで逮捕された。


１１月４、５、６日（水、木、金）被告人・太田周作：殺人未遂（初公判）
（初公判、5日6日も）
＜駅のホームから女性を突き落とした事件＞　０９年３月、無職太田周作（当時２４）は、ＪＲ東京駅で女性（当時６０）をホームから突き落とし、電車に接触して負傷させたとして、殺人未遂で逮捕された。取調べに対して「（事件を起こすのは）どこでも、誰でもよかった」などと供述した。


１１月５日（木）被告人・寺岡誠吉：殺人
＜運送会社役員を殺害した事件＞　０８年１２月、運送会社社長の寺岡誠吉（当時７１）は、元暴力団組員に依頼して０６年９月に同社役員の栩野雅晴さん（当時６６）を殺害させたとして逮捕された。



１１月５日（木）被告人・中田静子　ほか１名：昏睡強盗、窃盗
＜スナック客に対する昏睡強盗＞　０９年３月、バー経営の中田静子（当時６２）はスナック経営の細江敏光（当時３９）と共謀、スナックで男性客に強い酒を飲ませて昏睡状態にさせ、キャッシュカードを奪って現金自動預払機から金を引き出したとして逮捕された。



１１月６日（金）被告人・波和二ほか：組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）
＜Ｌ＆Ｇ詐欺事件＞　０９年２月、健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー」は、組織的に会員から出資金をだまし取ったとして会長の波和二（かずつぎ）（当時７５）や幹部を逮捕した。被害者約３万７０００人、被害総額約１２６０億円とみられる。


１１月６日（金）被告人・片石肇：強盗傷害（控訴審判決）
＜プロレスグッズ専門店での強盗事件＞　０９年２月、千葉県柏市の無職、片石肇（当時２８）は他の２人と共謀して東京都千代田区のプロレスグッズ専門店に押し入った。男性店員に暴行を加え、現金１５万９０００円と、マスク５点などの商品を奪った。


１１月６日（金）被告人・多田知信：窃盗、住居侵入（初公判）
＜警察寮での窃盗事件＞　０９年８月、警視庁大森警察署地域課巡査長の多田知信（当時３０）は、０８年１１月に警察寮の同僚の部屋に侵入し、腕時計を盗んだとして逮捕された。</summary>
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      　ついに、このニュースが出ました。１０月８日に横浜地裁で行われた裁判員の会見でのこと。
　記者が“裁判員が入れ替わって、評議に影響はあったのか？”という質問をしたところ、３０代の男性裁判員が“自分の考えは判決にとりいれられた”と返答した、と。そして、会見後に、地裁職員が「先ほどの発言は守秘義務違反に当たると思うので、記事にしないでください」と要請した、というニュースです。
      <![CDATA[　会見での裁判員の発言が、守秘義務違反なのかは見方がいろいろあるようで、２社は報道したらしい。
　で、気になるのは、地裁職人の「記事にしないで」という発言なんです。そんなことを言われる筋合いはないような。

　たとえば、ある裁判員が友人に評議の秘密を話したとします。その秘密を聞いた友人が、他の人に話した場合、ルール違反なのは評議の秘密をしゃべった裁判員だけなんです。裁判員法には、評議の秘密を知った、裁判員ではない人が、その情報を公開することに対して罰則はないんですよね。
　となると、地裁職員の「記事にしないでください」って発言の真意はいかに。「記事にしたら今後の会見に参加させないぞ」という脅しのような…。真意は分かりませんが。

　さて、今回は１０月１６日に行われた樋口賢二被告人（逮捕当時２１）の裁判傍聴記。罪名は、殺人予備、人質による強盗行為等の処罰に関する法律違反、銃砲刀剣類所持等取締法違反、強盗予備。夏祭りの準備中だった駒沢大学で男子学生が小学生の男児になたを突き付けたという事件ですね。
　報道によると７月２６日昼、駒沢大学の学生を殺害する目的で、大学構内の談話室にガソリン入りのオイル缶などを持ち込み、その場にいた大学生に、他の学生を粘着テープで縛るように強要するため、室内にいた小学４年の男児（１０）を人質にとって、首になたの刃先を突き付けたというもの。

　調べによるとガソリン１８リットルやなたなどをリュックサックに入れて現場に持ち込んでいた。大学生を縛って放火することを計画していたとみられている。調べに対して「夏祭りに参加したかったが、他の学生に断られて恨みを持った」と供述したと報じられた。

<div><img alt="asozan091019.jpg" src="http://www5.nikkansports.com/general/asozan/asozan091019.jpg" width="350" height="338" /></div>

　逮捕時は匿名だったんだけど、再逮捕のときに実名報道になった事件でした。それにしても、そこまで夏祭りに参加したかったとなると「どんだけ祭り好きなのか」と思っていたのだが。
　起訴されたのは、報道された記事通りの件。もう１つは今年の３月２３日２時４５分、警官から拳銃を奪う目的で、包丁、アーミーナイフ、スタンガン、催涙スプレーを所持していたという件。報じられた事件の４か月前にも、とんでもない計画をしていたようです。

　検察官の冒頭陳述によると、被告人は平成１８年に駒沢大学に入学し、同年の秋ごろにイベントを実行する企画研究会に入部したという。去年の夏、被告人は担当していたイベントの企画を途中で投げ出し、その後から、企画研究会への参加を拒まれるようになったとのこと。今年３月には、企画研究会の学生を殺してやろうと考え、警官の拳銃を奪おうとするが、職務質問でナイフ等の所持が発覚し、逮捕。起訴猶予で後日釈放された、と。

　４月には、バイト先で後輩ともモメたり、ミスをしたため、孤立。すべては企画研究会のせいだと考えるようになったという。ナイフやガソリンなどを準備して、夏祭りの前日には、企画研究部の部室にタイマーと導線をつないでいたとのこと。そして、７月２６日。酒瓶やオイル缶にガソリンを入れて被告人は談話室へ。しかし、ガソリンのにおいがしたことと、被告人が来ていることを不審に思った企画研究部に学生らが警戒。すると、被告人は近くにいた男児の首に左腕を巻きつけて、なたを突き付けたが、祭りに来ていた企画研究部のＯＢらが、被告人を取り押さえたというのが事件の詳細です。

　被告人が殺してやろうと考えるに至ったトラブルが企画研究会の中であったんでしょう。その１つ１つが被告人質問で述べられていくのです。
　<strong>裁判官</strong>　「被告人質問を行いますので、証言台へ」

　と、被告人に伝えると、被告人は背筋をぴっと伸ばして、証言台に直立です。そのまま弁護人が質問を始めようとすると、

　<strong>裁判官</strong>　「長くなりますから（証言席に）座ってください」
　<strong>被告人</strong>　「ありがとうございます」

　と、一礼してからスタートです。なんと礼儀が正しいんでしょう。細かな動作からも、被告人のしっかりした性格が垣間（かいま）見えます。

　<strong>弁護人</strong>　「きっかけは企画研究会から疎外されたということですが、企画研究会はあなたにとってどういうものでした？」
　<strong>被告人</strong>　「夏祭りやサークルフェスティバルが終わったあとに、来てくれたお客さんの笑顔を見て“ホントにやってよかった”とやりがいを感じていました」
　<strong>弁護人</strong>　「そんな企画研究会から遠ざけられてた理由って、調書を見て初めて知り始めた？」
　<strong>被告人</strong>　「はい」

　事件前は、なぜ疎外されてたのかわかってなかったようです。

　<strong>弁護人</strong>　「当時の企画研究会代表のＡ（法廷では本名）さんの調書によると、あなたが親近感を表すために、ボディタッチをすると。それが行き過ぎて、投げ飛ばされた、と」
　<strong>被告人</strong>　「はい、それはありました」
　<strong>弁護人</strong>　「あと、（１昨年の？）夏祭りの打ち上げであなたが酔っ払った、と。それで体育館の屋上に上って、飛び降りそうになった、と」
　<strong>被告人</strong>　「はい、それもありました」
　<strong>弁護人</strong>　「平成１９年の暮れに、みんなで鬼怒川に慰安旅行にいったとき、ひとりで雪山に行こうとして、Ａさんにとめられた、と」
　<strong>被告人</strong>　「団体よりも個人行動がしたくなったんですが、止められて不機嫌になりました」
　<strong>弁護人</strong>　「いくら自由行動の時間とはいえ、ひとりで雪山に行って、何か起きたら大変ですから、Ａさんが止めたのは当然ですよね」
　<strong>被告人</strong>　「はい」

　エピソードとしては３つだけなんだけど、企画研究会の中では浮いた存在だったのかもしれませんね。

　<strong>弁護人</strong>　「そして、去年のオータムフェスティバルのフリーマーケットは、あなたが責任者だったのに途中で辞めた、と。なぜですか？」
　<strong>被告人</strong>　「副代表の地位に就いていたんですが、バイト先ではマネージャーという肩書を与えられ、両立が難しく、オータムフェスティバルを辞めたいと思いました」
　<strong>弁護人</strong>　「バイトは何をしていたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「一昨年からマクドナルドで働いていました」
　<strong>弁護人</strong>　「バイトからマネージャーになるように声をかけられるって、よくあることなんですか？　頑張った人だけ？」
　<strong>被告人</strong>　「そうです」

　企画研究会では副会長を務め、マックではマネージャー。仕事に関しては一生懸命やる人なんでしょう。

　<strong>弁護人</strong>　「去年の年末の慰安旅行ですけど、そこでかなり酔っ払った、と。Ａさんは心配して、コップに水を入れて飲ませてあげたそうですね。そのコップを落として割って、ガラスの破片でリストカットしようとしたと。さらに、破片をＡさんの方に向けたそうですが、覚えていますか？」
　<strong>被告人</strong>　「（泥酔のため）記憶にありませんが、他の人に話を聞いて、翌日謝りにいきました」
　<strong>弁護人</strong>　「その後、駒沢大学は今年の正月に行われた箱根駅伝に出場することになったんですよね。あなたは応援を企画したけど、参加できずに、つまはじきにされたと思ったと」
　<strong>被告人</strong>　「はい、そうです」
　<strong>弁護人</strong>　「数日前に慰安旅行の件があったんだから、謹慎期間だわね」
　<strong>被告人</strong>　「はい」
　<strong>弁護人</strong>　「でも、３月に行われる卒業コンパには参加したいって伝えてたんでしょ？」
　<strong>被告人</strong>　「はい。Ａさんだけでなく、お世話になった方々のお別れ会ですので、参加したいと伝えました」
　<strong>弁護人</strong>　「でも、Ａさんに断られたと」
　<strong>被告人</strong>　「……」
　<strong>弁護人</strong>　「いろいろと迷惑かけられて、Ａさんが『来ないでくれ』と言うのは、そんなにおかしな話じゃないですよね」
　<strong>被告人</strong>　「今はそう思います」
　<strong>弁護人</strong>　「当時、サークルでつらい目にあってるというのは誰かに相談しましたか？」
　<strong>被告人</strong>　「自分の気持ちを言っても仕方ない、意味がないと思って話しませんでした」

　すべてを１人で抱え込み、悶々とした日々。

　<strong>弁護人</strong>　「次にかかわりたいと思っていたのは？」
　<strong>被告人</strong>　「今回の事件である、夏祭りです。それで連絡しましたが、“２年生とわだかまりがあるので来ないでほしい”と」
　<strong>弁護人</strong>　「のけものにされていると思いましたか？」
　<strong>被告人</strong>　「はい。わだかまりがあるのは自分でもわかっていたので、“１年生としか作業しないので”と伝えましたが、別の人から“Ａさんも来るし、参加しないでほしい”と連絡がありました」
　<strong>弁護人</strong>　「その時の気持ちはどういうものでしたか？」
　<strong>被告人</strong>　「“Ａさんが来るから参加できないのか”と、心にぽっかり穴があいたような虚無感がありました」

　そのころ、時を同じくして、バイトの方でもトラブルが発生してしまう。

　<strong>弁護人</strong>　「休学状態で、あなたにはバイトしかなくなったのに、居づらくなったそうですね」
　<strong>被告人</strong>　「マック内での人間関係が悪化してしまい、商品を入れ忘れたり、レジの打ち間違いが多くなってしまいました」

　そして、被告人は夏祭りの２週間前に、バイト先を無断欠勤してしまう。

　<strong>弁護人</strong>　「調書によると、死のうと思ったと。生きがいの企画研究会と、バイトに行けなくなったとはいえ、そんな考えでは、この先命がいくつあっても足りませんよ」
　<strong>被告人</strong>　「私の人生はいらないと思うようになって、他のことに目がいかなくなったと思います」

　他人から言わせてもらえば、たかがサークルとバイトなんだけどね。本人にとっては生きてる意味がなくなく程のものだったんでしょう。

　<strong>弁護人</strong>　「談話室でのことを聞きますが、男子児童の首に腕を巻きつけるとき、何て言いました？」
　<strong>被告人</strong>　「覚えてませんが、検事さんに（取り調べで）“ごめんね”と言ったと聞きました」
　<strong>弁護人</strong>　「思わず、申し訳ないという気持ちが言葉に出たんじゃない？そういう気持ちがあるのに思いとどまれなかったのかは、よく考えてください」
　<strong>被告人</strong>　「はい」

　攻撃しようと思ってたのは、Ａさんを含めた企画研究部員だったわけで、被告人としては心が痛んだのでしょう。そして、この事件には驚くべき事実が隠されていたのです。

　<strong>弁護人</strong>　「なたを突き付けて、最初に止めに来たのは誰ですか？」
　<strong>被告人</strong>　「Ａさんです」
　<strong>弁護人</strong>　「あなたが一番憎んでいたＡさんのおかげで大事に至らなかったんだよね。結果として、ケガ人が出なかったのは、君にまだチャンスがあるよってことだと思わないと。憎んでいる人に助けられたんだよ」
　<strong>被告人</strong>　「その通りだと思います。Ａさんやほかの部員に止めてもらったのは、運がよかったと思います」

　なんと、殺したいほどに憎んでいた敵が、恩人になろうとは。なんという、ドラマティックな結末なんだ。

　<strong>弁護人</strong>　「拘置所の方には企画研究部の人から手紙が届いたそうですね。どんな内容ですか？言いたくなければ結構ですが」
　<strong>被告人</strong>　「手紙の中には“私も含め、企画研究部の対応は本当にひどかったと思う。企画研究部は被害者ではなく加害者です”という一文があり、今はそれが心の支えになりました」
　<strong>弁護人</strong>　「今後あなたの人生でつらいことや壁にぶつかること、仕事であれ、女性関係であれ、なんでもいいですよ、そういう時、今後はどうしますか？」
　<strong>被告人</strong>　「相談する人がいないと思い、事件を起こしてしまいました。（逮捕されて）親であれ、兄弟であれ、みんな助けになってくれるんだとわかりました」
　<strong>弁護人</strong>　「お母さんも何度も面会に来てくれてるね。最大のサポーターじゃないですか」

　と、弁護人か傍聴席にいる母親をチラッと見て、質問終了でした。
　続いて、検察官からの質問。と、思ったら、検察官は時計を見て、残り時間が３０分になったのを確認して、

　<strong>検察官</strong>　「そんなに長くないんですが、次回で」

　というわけで、これにて閉廷でした。
　話を聞く限り、被告人の周りにはいい人が多いんだけどなぁ。相談ですべてが解決することはないだろうけど、もししていれば、こんな犯行には至らなかったんじゃないかなぁ。原因は、被告人のコミュニケーション不足といったところか。
　好きなもの、熱中できるもの、目標がある人は、幸せ者だ。しかし、それを失う時の絶望感というのは耐え難いものがあるわけで、被告人はその絶望感に耐えうる器を持ち合わせていなかったのでしょう。しかも、トラブルメーカーでありながら、副代表になり、バイトでマネージャーを任されるほどの生真面目さが悪い方に働いてしまいましたね。

　イベントの企画や運営に生きがいを感じていた被告人が、生きがいを失った瞬間、殺害を１人で企画するとは。
　企画に参加した人の笑顔を見るのが生きがいだったはずなのに。元代表にも止められず、本件の企画が遂行されていたら、笑顔を見せるのは誰だったんだと、被告人に問いたいものだ。

<strong>※写真は事件当日の駒沢大正門前。夏祭りの中止を知らされて残念そうに引き返す人たち</strong>]]>
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   <title>東武鉄道の皆さん、嫌がらせ男の裁判です</title>
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   <published>2009-10-12T09:32:21Z</published>
   <updated>2009-10-17T17:29:44Z</updated>
   
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１０月１９日（月）被告人・中島聡子：覚せい剤取締法違反（所持）（控訴審判決）
＜元五輪選手による覚せい剤事件＞　０９年２月、体操の元五輪選手・中島(旧姓岡崎)聡子（当時４６）は、覚せい剤の袋を多数所持していた疑いで、覚せい剤取締法違反（所持）で現行犯逮捕された。中島はモントリオール五輪に１５歳で出場し、引退後はタレント活動もしていた。１審で懲役３年の判決を受けた。



１０月１９日（月）被告人・氏家信子：殺人ほか（初公判）
＜息子を殺害した事件＞　０９年１月、東京都大田区の無職氏家信子（当時６５）は傷害を持つ双子の息子に包丁で切りつけた。弟は病院で死亡が確認された。


１０月２０、２３日（火、金）被告人・波和二ほか４人：組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）
＜Ｌ＆Ｇ詐欺事件＞　０９年２月、健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー」は、組織的に会員から出資金をだまし取ったとして会長の波和二（かずつぎ）（当時７５）や幹部を逮捕した。被害者約３万７０００人、被害総額約１２６０億円とみられる。


１０月２０日（火）被告人・松内純隆：日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反
＜イージス艦情報流出事件＞　０７年１２月、海上自衛隊の３等海佐松内純隆（当時３４）は、０２年に「特別防衛秘密」を漏らしたとして逮捕された。１審で懲役２年６月、執行猶予４年の判決を言い渡された。



１０月２１日（水）被告人・竹中昭彦：種の保存法違反（譲渡）（判決）
＜希少種のチョウの標本を販売した事件＞　０９年７月、兵庫県西宮市の標本販売業竹中昭彦（当時５０）は、名古屋市で行われた展示会でフィリピン産のチョウ「ルソンカラスアゲハ」４匹を含む多数の標本を２００万円で販売したとして逮捕された。



１０月２１日（水）被告人・高相祐一：覚せい剤取締法違反（所持、使用）（初公判）
＜酒井法子の夫の覚せい剤事件＞　０９年８月、自称プロサーファーで、女優酒井法子の夫、高相祐一（当時４１）は、東京都渋谷区の路上で覚せい剤を所持していたとして逮捕された。


１０月２１日（水）被告人・朝治博ほか５人：弁護士法違反（控訴審判決）
＜弁護士資格がないのに報酬を得て立ち退き交渉をした事件＞　０８年３月、大阪市東住吉区の不動産会社「光誉実業」の社長、朝治博（当時５９）、共同都心住宅販売の元社長の風間勇二ら１０人は、都内のオフィスビルをめぐり、弁護士資格がないのに報酬を得て立ち退き交渉などをしていたために逮捕された。


１０月２１日（水）被告人・緒形直子：放火、住居侵入（控訴審判決）
＜エホバの証人の施設に対する放火事件＞　０７年６月、無職緒形直子（当時４６）は東京都杉並区にある宗教団体「エホバの証人」の施設に放火したため逮捕された。緒形は信者だったが、同じ信者だった夫が除名されたことに憤慨し犯行に及んだと供述した。


１０月２３日（金）被告人・守谷和真：著作権法違反（判決）
＜ネットで無許可でテレビ番組を配信した事件＞　０９年５月、「ジェーネットワークサービスインターナショナル」経営の守谷和真（当時４０）は、著作権法違反で逮捕された。同社はフジテレビが放送した番組を無断で東南アジアや欧米の在外邦人の顧客にインターネットで視聴させた。



１０月２３日（金）被告人・宮崎元伸：業務上横領など（控訴審判決）
坂本道郎：出会い系サイト規制法違反
＜無届で出会い系サイトを運営した事件＞　０９年９月、千葉県松戸市の坂本道郎（当時４３）は、出会い系サイトを公安委員会に無届けで運営したとして、逮捕された。



１０月２３日（金）被告人・押尾学：麻薬取締法違反（使用）（初公判）
＜俳優による麻薬事件＞　０９年８月、東京・六本木のマンションで女性が死亡していると１１９番通報があり、部屋に出入りしていたとして俳優の押尾学（当時３１）が任意で事情聴取を受けた。押尾は任意の尿検査で、合成麻薬のＭＤＭＡに陽性反応が出たため麻薬取締法違反（使用）の疑いで逮捕された。 </summary>
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      　１０月７日、大阪地裁で行われた裁判員の選任手続きで、呼び出し対象者４１人全員が出席して、出席率が全国初の１００％になったというニュースがありました。
      <![CDATA[　大阪府は、裁判員に選ばれる確率が２８９３人に１人で全国一高いというこということなので、大阪府民は他の都道府県民とは裁判員に対する意識も違うのかもしれませんね。とにかく、えらい！

　で、気になるのが、今までに全国の裁判所で行われた裁判員選任手続きに出席しなかった人への処分です。不出頭の人は、ルールに忠実なら１０万円以下の過料を払わされているはずなんだけど、いくらくらいが相場なんでしょうか？　それなりにニュースや新聞はチェックしているつもりなんだけど、発表されてないような。

　先週は、東京地裁で行われた裁判員選任手続きに、地下鉄サリン事件の被害者が参加したことも話題になったわけで、出頭しない場合の処分については知りたがっている人も多いと思うんだけどなぁ。過料を払って裁判員を拒否するのも手段の１つですから。

　さて今回は、１０月５日に行われた望月裕一被告人（逮捕時５０）の裁判の話。罪名は業務妨害。

　東武鉄道の特急電車のトイレにトイレットペーパーを詰まらせたとして、器物破損と偽計業務妨害の現行犯で逮捕された事件です。報道によると、学習塾講師の望月裕一は７月１３日午後３時５０分頃、東武伊勢崎線の特急「りょうもう２８号」の先頭車両に設置されているトイレの便器に、備え付けのトイレットペーパー２個を流し、トイレを使用不能にするなどしていた。

　１０年ほど前から、車両内の空調などについて、東武鉄道に電話や手紙などで約１０００件のクレームを寄せていたとみられている。

　ちょっと変わった事件ですね。これじゃ、東武鉄道より乗客に対する嫌がらせのような気もするけど。

　起訴されたのは６月２５日～７月８日の間、１１回に渡って東武線特急「りょうもう２８号」のトイレ内で、便器にトイレットペーパーを芯ごと詰め込み、７月７日～７月１３日の間、東武鉄道職員に特急の警戒業務をさせたという内容。報道された逮捕の一件は起訴されていないようです。何でだ？

　検察官の冒頭陳述によると、被告人は大学卒業後、いくつかの塾で講師として働き、犯行時は浅草の学習塾で非常勤講師をしていたとのこと。

　被告人は平成８年から「駅員が指さし確認をしていない」「車内が暑い」などのクレームを当鉄道に伝え始めたという。その後は、平成９年に３２件、平成１０年に５８件、平成１１年に８９件、平成１２年に２５３件、平成１３年に５８０件…とクレームの数が増えていったらしい。

　平成１７年には、東武鉄道の弁護人からクレームをやめるよう警告する郵便を受け取り、クレームは減ったという。そして、今年３月から「りょうもう２８号」で浅草まで通勤することになり、５月にはトイレが詰まっているのを発見。５月中旬には自分でトイレットペーパーを入れて、トイレを詰まらせたり、濡らしたトイレットペーパーを汚物入れに詰め込んだりして、嫌がらせを開始。同様の犯行が多いので警備をしていた警察官が、７月１３日に被告人の犯行を発見して、現行犯逮捕というのが事件の詳細です。

　取り調べに対し、被告人は「妻と別れたことや、仕事が非常勤で不安定なことで私生活に不満があり、うっぷん晴らしでやった。父が国鉄で働いていて尊敬していたので、東武鉄道の駅員と父をつい比べてしまった」と述べているらしい。
　駅員に対しての文句はあったんだろうけど、根本的には単なる憂さ晴らしだったようですね。
　そして、被告人質問。まずは、弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「あなたには暴行の前歴がありますが、東武鉄道でトラブルがあった、と。どんなトラブルですか？」
　<strong>被告人</strong>　「（東武鉄道の）車掌さんが手抜き作業しているのを何度も見て注意したところ“客であるあなたから言われる筋合いはない”と言われ、カッとなってしまって」
　<strong>弁護人</strong>　「それで手を出した、と。そして、クレームですが、なぜ始めたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「平成８年３月に勤めていた学習塾には養護学校に通っているお子様も来ていまして、目の不自由な生徒が“東武線は、出口が右とか左とかアナウンスしないので降りられない時がある”と不満を言っていました。それで、気にして乗ってみると、本当にアナウンスしていませんでした。それでＪＲと比べると車内放送が手抜きだと思いました」
　<strong>弁護人</strong>　「生徒のためにクレーム言ったのが最初、と」
　<strong>被告人</strong>　「そうです」

　きっかけは生徒のためだったと。しかし、徐々にエスカレートしていって、クレームの数も増えていったということなんでしょう。

　<strong>弁護人</strong>　「再犯しないため、どうしますか？」
　<strong>被告人</strong>　「今月、東武圏から引っ越しましたので」
　<strong>弁護人</strong>　「東武鉄道は利用しないと」
　<strong>被告人</strong>　「はい。電車はＪＲオンリー。バスは西武圏です」

　それじゃ、他の鉄道会社にクレームをつける可能性が出てくるのだが。しかも、東武鉄道の利益も減ってしまうし。ま、同様のことは起こすことはないんだろうけど。
　次は検察官から。

　<strong>検察官</strong>　「東武鉄道は利用しないということですが、他の鉄道会社に不満を抱いたらどうしますか？」
　<strong>被告人</strong>　「今回の件がありますので、我慢したいと思います」
　<strong>検察官</strong>　「不満はため込むんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「インターネット上に鉄道ファンの掲示板があるので、そういうところに書いたりするかもしれません」

　再犯はないけど、それはそれで陰湿のような。

　<strong>検察官</strong>　「平成１７年に（東武鉄道の）弁護士さんから警告文が届いたときに懲りなかった？」
　<strong>被告人</strong>　「懲りたんですが、それ以降（東武鉄道の窓口に）直に行けなくなったので、役所や国土交通省の方に伝えてました」
　<strong>検察官</strong>　「平成１８年には、電車の窓から顔や体を出したことがあるそうですね」
　<strong>被告人</strong>　「ありました」
　<strong>検察官</strong>　「注意されてもやめなかったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「（警告文が続き）車内が暑いのを、直に言うこともできず。自分は少し暑がりなので」

　クレーム以外にも、車外に顔を出すという危険かつ迷惑な行為までやっていたようです。
　そして、最後の質問。

　<strong>検察官</strong>　「国鉄で働いていたお父さんに対しても、恥ずべきことをしたんじゃないですか？」
　<strong>被告人</strong>　「はい。父が国鉄、祖父が鉄道省に勤めていたこともあり、“車掌はこうあるべきだ”と子供のころから聞かされて、電車に乗るときは一番後ろに乗って、（車掌の）あらさがしをするようになっていました。よくなってほしいという思いでしたが、それがかえって、鉄道マンである祖父や父に泥を塗ったと反省しております」

　と、述べて質問終了。父親だけじゃなく、おじいちゃんも鉄道関係の仕事をしていたんですね。そこまで英才教育を受けていたのなら車掌になればよかったのに。
　最後は裁判官から。

　<strong>裁判官</strong>　「トイレが詰まっているのを見て、不便に思いましたよね。それをなぜ、やろうと」
　<strong>被告人</strong>　「直接接触できないというのが頭にありましたので、こういうことがまたあれば（クレームを入れなくても）掃除にしても経営にしても、きちんとやってくれるんじゃないかと思ってやりました」
　<strong>裁判官</strong>　「走っている最中に使うわけですよね、電車のトイレは。それを」

　と、質問すると途中で割って入って

　<strong>被告人</strong>　「特急りょうもうは、８～９割の乗客が北千住で下車します。浅草まで乗るのは車両の中で私ひとり。多くても数人です。しかも、北千住から浅草までは１０分ほどで、浅草に到着したら清掃されるんですね。それであえて、北千住を出てからそういう愚かなことをしてしまいました」

　と、弁解です。乗客を困らせるためではなく、東武鉄道に対する無言のクレームだということなんでしょう。だから、北千住より前の、東武動物公園駅以前からトイレを詰まらせることはしなかったとアピールです。

　<strong>裁判官</strong>　「でも、掃除は浅草についてからでしょう」
　<strong>被告人</strong>　「そうです」
　<strong>裁判官</strong>　「１０分間は誰もトイレを使わないだろうと考えたわけですか？」
　<strong>被告人</strong>　「私の身勝手な考えで」

　法的にどうのとか、東武鉄道に対してどうのではなく、１０分間トイレを我慢する身にもなってみろと裁判官が問いかけているようで、非常に現実的な裁判官に思えてきます。

　<strong>裁判官</strong>　「振り返って、どうするべきだったと思います？」
　<strong>被告人</strong>　「普通に一般の人と（同じように）乗ってればよかったと思います」
　<strong>裁判官</strong>　「人間、今までやってたことを変えるのは大変ですけどね。常識的に生活してください」

　この後、検察官が懲役１年６月を求刑して閉廷。
　実際、東武鉄道の駅員や車掌がしっかりしていないのか、被告人がそう思い込んでいるだけなのかはわからないけど、被告人が客としてしっかりしてないのは事実でしょ。
　被告人も警告文と言う名のクレームを真摯に受け止めていればねぇ。]]>
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   <title>16歳少女に売春させたのは“心の弱さ”なのかな…</title>
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   <published>2009-10-05T12:54:05Z</published>
   <updated>2009-10-11T07:09:12Z</updated>
   
   <summary>
１０月１３日（火）被告人・波和二ほか４人：組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）
＜Ｌ＆Ｇ詐欺事件＞　０９年２月、健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー」は、組織的に会員から出資金をだまし取ったとして会長の波和二（かずつぎ）（当時７５）や幹部を逮捕した。被害者約３万７０００人、被害総額約１２６０億円とみられる。



１０月１３日（火）被告人・望月裕一：器物損壊、偽計業務妨害（判決）
＜鉄道会社への業務妨害事件＞　０９年７月、埼玉県宮代町の学習塾アルバイト講師、望月裕一（当時５０）は、東武鉄道の電車内の便器にトイレットペーパーを詰めたとして器物損壊と偽計業務妨害容疑で逮捕された。取り調べに対して「鉄道マンだった父親に比べ、 社員がだらしないと思い嫌がらせをした」と話したという。



１０月１３日（火）被告人・中島史人：児童福祉法違反（判決）
＜女子高生にわいせつな行為をさせた事件＞　０９年７月、北九州市の元ホストでパチンコ店店員の中島史人（当時３１）は児童福祉法違反容疑で逮捕された。同年２月に家出中の女子高生に、男性相手にわいせつな行為をさせた疑いがもたれている。（「16歳少女に売春させたのは“心の弱さ”なのかな…」参照）


１０月１４日（水）被告人・神崎修一：児童買春・児童ポルノ禁止法違反（判決）
＜少女のわいせつＤＶＤを制作した事件＞　０９年２月、タレントプロダクション「ピンキーネット」の経営者、神崎修一（４１）らは、水着などを身につけた少女にわいせつなポーズをとらせたＤＶＤを制作したとして逮捕された。０８年６月に当時１６歳の少女にスタジオでわいせつなポーズをとらせて児童ポルノのＤＶＤを制作した。（「着エロかポルノか…この裁判は長そうだ」参照）



１０月１４日（水）被告人・佐藤栄佐久　佐藤祐二：収賄（控訴審判決）
＜福島談合事件＞　福島県知事の佐藤栄佐久は、福島県発注の大型ダム工事をめぐり、実弟の佐藤祐二経営の縫製会社の土地を時価より高値で買い取らせる形でゼネコンからわいろを受け取った。


１０月１４日（水）被告人・戸ヶ崎初男：殺人未遂（控訴審初公判）
＜父娘銃撃事件＞　０９年１月、元トラック運転手戸ヶ崎初男（当時４３）は、栃木県足利市のパート従業員阿久津理恵さん（当時３０）と父親の山田孝行さん（当時５３）を自宅前で拳銃のようなもので撃ったとして、指名手配され逮捕された。


１０月１４日（水）被告人・鈴木明：児童福祉法違反（控訴審判決）
＜教え子とわいせつ行為をした事件＞　０８年５月、東京都台東区の中学校教諭鈴木明（当時５１）は、０６年ころ中学３年だった教え子の女子生徒とわいせつな行為をしたとして逮捕された。１審で懲役３年４月の実刑判決を受けた。



１０月１５日（木）被告人・板垣宏　十亀弘史　須賀武敏：爆発物取締罰則違反
＜迎賓館などにロケット弾が発射された事件＞　１９８６年に迎賓館などにロケット弾が発射したとして、中核派の須賀武敏、十亀弘史、板垣宏が逮捕された。１審では証拠不十分で全員が無罪とされたが、２審では無罪判決を破棄して審理を地裁に差し戻した。上告審も２審判決を支持し、１審に差し戻された。



１０月１５日（木）被告人・上岡友洋：特別公務員暴行凌虐
＜取調べの女性にわいせつな行為をした事件＞　０８年３月、栃木県警の警部補・上岡友洋（当時５１）は、放火事件の関係者として取り調べた３０代の女性に対し、わいせつな行為をしたとして逮捕された。１審で懲役１年・執行猶予３年の判決を受けた。


１０月１５日（木）被告人・宮崎元伸：業務上横領など（控訴審判決）
＜山田洋行の元専務らの着服事件＞　０７年１１月、航空・防衛分野の専門商社「山田洋行」の元専務の宮崎元伸（当時６９）は、同社を退社後に１億円以上を横領、独立後に設立した新会社「日本ミライズ」（東京）の設立・運転資金に流用していたとして逮捕された。


１０月１６日（金）被告人・樋口賢二：殺人予備と人質強要処罰法違反（初公判）
＜駒大生が小学生にナタを突きつけた事件＞　０９年７月、夏祭りの準備中だった駒沢大学で、同大４年の樋口賢二（当時２１）が、小学生の男児にナタをつきつけたとして逮捕された。夏祭りに参加したかったが、他の学生に断られたことを恨んだのがきっかけ。同大の学生を殺害するために、ガソリン入りの缶などを持ち込み、その場にいた大学生を他の学生をテープでしばるように強要するため、室内にいた男児を人質に取ったという。</summary>
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      <name>nikkan</name>
      
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www5.nikkansports.com/general/asozan/">
      　９月２９日、京都地裁で見過ごせない民事の判決がありましたね。逮捕されて取り調べで否認した男性に対し、検察官２人が机を蹴って威圧したり、「覚えてなくても、やったかもしれないって言ったらまるく終わる」などと自白を迫るような発言をしたとして、男性が損害賠償を求めた訴訟で、国に６６万円の支払いを命じたという判決。
      <![CDATA[　裁判所が取り調べの違法性を認めてくれるとは！　しかも、警察の取り調べで威圧されたんじゃなく、検察での取り調べってのもミソですね。警察の取り調べで暴行や暴言があったというのは、刑事裁判を傍聴していると（事実かどうかは分からないが）、否認している被告人の口からよく聞く話ですから。
　こういう判決が出ても、取り調べの全面可視化は実現しないもんなのかねぇ。

　さて今回は、９月２８日に行われた中島史人被告人（逮捕当時３１）の裁判の話。罪名は、児童福祉法違反。

　家出中の女子高生に男性客とわいせつな行為をさせたとして、児童福祉法違反の疑いで元ホストでパチンコ店店員が逮捕されたという事件ですね。

　報道によると、中島は今年の２月１１日ごろから１３日ごろの間、都内の高校に通う家出中の女子生徒（１６）を、千葉県の理学療法士の男性（３３）とわいせつな行為をさせた。女子生徒は「１回１万５０００円くらいで、１日に２人くらいを相手した。１月末ごろから２０日間くらいやって、中島に計約６０万円渡した」と話しているという。

　女子生徒は昨年１２月ごろから家出しており、１月にインターネット上の掲示板を通じて、当時ホストクラブで働いていた中島と知り合った。中島は女子生徒に「ホストの稼ぎが少なく、風俗とか援交で働いてよ」と依頼したなどと報じられた。

　報道にある女子生徒の話がホントであれば援交で稼いだ金をすべて被告人に渡していたわけで、そんなに好きだったのか、弱みを握られていたのか…。

　起訴されたのは、前記の記事の通り。
　検察官の冒頭陳述によると、被告人は職を転々とし、犯行前にはホスト、犯行時はパチンコ店で働いていたという。
　今年１月、インターネットの掲示板でホストクラブの客を探していたところ、本件被害児童（１６）と知り合う。そして、被告人は別れた妻への養育費等のお金を必要としていたので「交際には金がかかる」と伝えると、被害児童は「頑張る」と返答。それを聞いた被告人は（援交で稼ぐんだな）と考えたらしい。

　そして、犯行日。被害児童は、テレクラで知り合った男と被告人に渡す金を稼ぐため性交した、というのが事件の詳細です。
　調べに対し被害児童は「被告人のことが大好きで結婚したいと思っていた。付き合ってすぐに“お金がない”と言っていたので“私が稼ぐから大丈夫。私がＮＯ・１ホストにするよ”と言っていた」と述べているとのこと。

　被告人の方は取り調べで「被害児童は、すっかり私を気に入っていた。“自分で稼ぐ”と言われたときは“何を言ってるの？”と思ったが、いい金づるだと思った。（援交相手の）男と会うときはコンドームは着けるように、お金は先にもらうようにと教えていた。お金は１万～３万円、ほぼ毎日もらっていた。被害児童に対し、直接“援交しろ”とは言ってないが、それは自分が言わなければ彼女が勝手にやったことと言い逃れできると思っていたから」と述べているらしい。

　結婚したいほど好きだった相手は、いい金づると思っていた、という悲しい思い違いだった。とにかく、何か弱みを握られたわけじゃなく、好きで仕方なかったようです。
　法廷には、被告人の母親が情状証人として出廷し、今後は実家で一緒に暮らして、マジメに生活させると約束していました。
　そして、被告人質問。まずは弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「あなたには売春防止法違反の罰金前科がありますが、どのような事件ですか？」
　<strong>被告人</strong>　「風俗店の手伝いをしていました」
　<strong>弁護人</strong>　「なぜ、そのようなことをしてたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「勤めていた会社の経営者がそういうことを始めるので、手伝いました」
　<strong>弁護人</strong>　「違法なのになぜ、手伝ったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「経営者について行こう決めてたんで」
　<strong>弁護人</strong>　「そして、福岡から上京したのは？」
　<strong>被告人</strong>　「その経営者が上京するというので、ついて行こうと思いました」
　<strong>弁護人</strong>　「上京して、ホストをしたのはなぜですか？」
　<strong>被告人</strong>　「経営者がホストをやるというので、やることになりました」

　なんという忠誠心。まるで、被告人を慕って援助交際までしていた被害児童のようです。

　<strong>弁護人</strong>　「借金はいくらくらいあるんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「２００（万円）くらい…」
　<strong>弁護人</strong>　「向こうが未成年と分かっていて、援助交際を繰り返しているのも分かってたんですよね？」
　<strong>被告人</strong>　「はい。生活に困ってて、一緒にいればメシが食えるんで…」
　<strong>弁護人</strong>　「児童に対して、どう思ってますか？」
　<strong>被告人</strong>　「すごく申し訳ない気持ちです」

　反省の弁を述べてはいるんだけど、実は１円たりとも被害弁償をしていないんです。そのことについての質問です。

　<strong>弁護人</strong>　「弁償はどうするつもりですか？」
　<strong>被告人</strong>　「今は働いてないので、貯めてから返そうと思います」
　<strong>弁護人</strong>　「でも、保釈されてから１カ月経ってるのに仕事してませんね？　なぜでしょう？」
　<strong>被告人</strong>　「探したんですけど、これといったものがなくて…」

　こういうときは仕事を選んでる場合じゃないと思うんだけど、不景気ですからねぇ…。とにかく、今後しっかりと弁済することを約束して質問終了。

　次は、検察官から。

　<strong>検察官</strong>　「さきほど“一緒にいればメシが食えた”と言ってましたけど、自分の分くらい稼げばいい話でしょ」
　<strong>被告人</strong>　「週に１度は福岡に帰っていて、お金が足りなかったので…」
　<strong>検察官</strong>　「女の子を食いものにしたのは、経営者と一緒にいる方を選んだから、と」
　<strong>被告人</strong>　「そうです…」

　被告人にとって、この経営者はどれだけ大きな存在だったんでしょうかね。性別も人柄も全く明かされなかったんで謎。
　最後は、裁判官からの質問です。

　<strong>裁判官</strong>　「あなたがした行為、何が悪いのか説明できます？」
　<strong>被告人</strong>　「彼女の気持ちを自分の中で利用したのが、一番悪いと思います」
　<strong>裁判官</strong>　「前刑は？」
　<strong>被告人</strong>　「人として道徳的によくないと思います」

　形は違えど、似たような前刑も引き合いにして、説教開始です。

　<strong>裁判官</strong>　「生活のためにやったと言ってますけど、生活に困っても普通の人はこんなことしませんよ。あなたの中で女性を尊重する気持ちがないんじゃない？　女性を食いものにしてもいいって思ってます？」
　<strong>被告人</strong>　「いや、思ってません」
　<strong>裁判官</strong>　「でも、実際は食いものにしてたじゃない。なぜですか？」
　<strong>被告人</strong>　「自分の…心の弱さだと思います」

　犯行の原因を聞かれたときの答えで一番多い“心の弱さ”です。全く意味が分かんないんだよなぁ。心の強い、弱いって何ですかね？

　非常に漠然とした答えだと思うんだけど、裁判官も聞き飽きた言葉だからか、深く追求せずに質問終了。
　この後、検察官が懲役１年６月と罰金５０万円を求刑して、閉廷でした。
　今後、再犯しないためにも、被告人には、心を強くしてもらわないとダメですね。
　ま、未成年に売春させて、その売り上げを全部もらうのを罪悪感なく続けられるって、ある意味、心が強いとも言えるけど。]]>
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   <title>蝶の標本密売男の娘は虫嫌い</title>
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   <id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/general/asozan//219.85812</id>
   
   <published>2009-09-28T09:48:25Z</published>
   <updated>2009-10-04T11:22:17Z</updated>
   
   <summary>
１０月５日（月）被告人・田中尚樹、古沢潤一郎：特定商取引法違反
＜不安をあおって印鑑を売りつけた事件＞　０９年７月、印鑑などの販売会社「新世」の社長の田中尚樹（当時５１）営業部長の古沢潤一郎（当時４０）は、渋谷駅近くの路上で女性５人に声をかけて不安をあおり「因縁を振り払う」として印鑑を１６万円～１２０万円で売りつけたとして特定商取引法違反で起訴された。


１０月５日（月）被告人・朱民敬：入管法違反（不法入国・不法在留）（初公判）
＜強制退去後に不法入国した事件＞　０９年７月、韓国籍の韓国クラブホステス、朱民敬（当時３２）は、入管法違反（不法入国・不法在留）の疑いで逮捕された。


１０月５日（月）被告人・望月裕一：器物損壊、偽計業務妨害（初公判）
＜鉄道会社への業務妨害事件＞　０９年７月、埼玉県宮代町の学習塾アルバイト講師、望月裕一（当時５０）は、東武鉄道の電車内の便器にトイレットペーパーを詰めたとして器物損壊と偽計業務妨害容疑で逮捕された。取り調べに対して「鉄道マンだった父親に比べ、 社員がだらしないと思い嫌がらせをした」と話したという。


１０月５日（月）被告人・藤山政典：わいせつ図画販売（判決）
＜わいせつＤＶＤを制作、販売した事件＞　０９年４月、映像ソフト会社「キングダム」の元社長藤山政典（当時４０）は、性器を露出した女優のわいせつＤＶＤを「イメージビデオ」と称して制作、販売したとして逮捕された。



１０月５日（月）被告人・中島聡子：覚せい剤取締法違反（所持）（控訴審初公判）
＜元五輪選手による覚せい剤事件＞　０９年２月、体操の元五輪選手・中島(旧姓岡崎)聡子（当時４６）は、覚せい剤の袋を多数所持していた疑いで、覚せい剤取締法違反（所持）で現行犯逮捕された。中島はモントリオール五輪に１５歳で出場し、引退後はタレント活動もしていた。１審で懲役３年の判決を受けた。


１０月６日（火）被告人・波和二ほか４人：組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）
＜Ｌ＆Ｇ詐欺事件＞　０９年２月、健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー」は、組織的に会員から出資金をだまし取ったとして会長の波和二（かずつぎ）（当時７５）や幹部を逮捕した。被害者約３万７０００人、被害総額約１２６０億円とみられる。


１０月６日（火）被告人・西原正之、林匡彦：住居侵入、窃盗未遂（初公判）
＜“弟子”とともに窃盗しようとした事件＞　０９年８月、横浜市の無職、林匡彦（当時７０）と、住所不定、無職、西原正之（当時４１）の２人は空き巣に入って金を盗もうとしたとして逮捕された。林は窃盗などで４０年近く服役している“空き巣のベテラン”で、西原を“弟子”にしていたという。


１０月７日（水）被告人・竹中昭彦：種の保存法違反（譲渡）（初公判）
＜希少種のチョウの標本を販売した事件＞　０９年７月、兵庫県西宮市の標本販売業竹中昭彦（当時５０）は、名古屋市で行われた展示会でフィリピン産のチョウ「ルソンカラスアゲハ」４匹を含む多数の標本を２００万円で販売したとして逮捕された。



１０月７日（水）被告人・伊藤美芽：種の保存法違反（譲渡）（初公判）
＜希少種のチョウの標本を販売した事件＞　０９年７月、岐阜市の無職伊藤美芽（当時５６）はワシントン条約で絶滅危惧（きぐ）種に指定され、商取引が禁止されたフィリピン産のチョウ「ルソンカラスアゲハ」の標本を販売したとして逮捕された。



１０月９日（金）被告人・秋本久雄：詐欺
＜元力士による結婚詐欺事件＞　０９年２月、無職の秋本久雄（当時４３）は、結婚を約束した女性から約７３０万円をだまし取ったとして逮捕された。秋本は元春日野部屋の力士。



１０月９日（金）被告人・野瀬幸信：種の保存法違反（譲渡）（判決）
＜希少種のチョウの標本を譲り渡した事件＞　０９年８月、無職野瀬幸信（当時６９）はワシントン条約で絶滅危惧（きぐ）種に指定され、商取引が禁止されたフィリピン産のチョウ「ルソンカラスアゲハ」の標本を密売したとして逮捕された。。（「蝶の標本密売男の娘は虫嫌い」参照）



１０月９日（金）被告人・大内啓司、岡田壮一：著作権法違反
＜テレビ番組を無断で海外に有料配信した事件＞　０９年５月、システム開発会社「スフィア」社長、岡田壮一（当時３３）と社員の大内啓司（当時３４）は、日本のテレビ番組を海外で見られる有料サービスを無断で行っていたとして逮捕された。</summary>
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      　ぼちぼち、裁判員裁判が大々的にニュースで取り上げられることもなくなってきましたね。そんな中、産経新聞になかなか面白い記事。
      <![CDATA[　それは、論告に対して「７～８掛け」とされていた“量刑相場”が裁判員にはあてはまらない可能性があるため、検察官が従来の論告よりも量刑を軽めに述べるケースが増えているという。

　制度開始前から、裁判員が被害者側の意見を必要以上に重視したり、多数決のシステム上から重罰化は予想されていたんだけれども、記事の中に見逃せない一文がありました。
　「本当に求める刑により近い求刑を行う」（検察幹部）
　今までの求刑は、本当に求めるものではなかったようです。
　でも、裁判員裁判の判決で「７～８掛け」の場合もあるし、一概に求刑を軽くするわけにもいかないよなぁ。今後は検察官の求刑が重要視されそうですね。

　今回は、９月２５日に行われた野瀬幸信被告人（逮捕当時６９）の裁判傍聴記。罪名は「絶滅のおそれのある野生動物の種の保存に関する法律違反」。絶滅の恐れがある動植物保護のためのワシント条約で商取引が禁じられている蝶「ルソンカラスアゲハ」の標本を密売したとして、逮捕された事件です。
　ルソンカラスアゲハはフィリピン・ルソン島などに生息し、太陽光を浴びると幻想的に光ることからマニアの間で人気があるという。
　報道によると野瀬は昨年１０月ごろ、大阪のマンションで、ルソンカラスアゲハ４匹をふくむ、約１万匹の標本を販売業者の男（５０）に５００万円で販売したという。

　どんな世界にもマニアは存在するもんですね」。数が多いとはいえ、蝶々が５００万円って。
　起訴されたのは、昨年１０月３０日ごろ、大阪のマンションで、パピリオキカエ６９頭を含む標本を男性に５００万円で譲渡した、という内容。
　新聞記事では、「ルソンカラスアゲハ」となっていたけど、起訴状は学名で表記するので「パピリオキカエ」となっていました。

　それより、蝶は“頭”で数えるもんなんですね。調べてみると、一般的に“羽”でも“匹”でも問題はないんだけど、学説上は“頭”で数えるそうな。ちょっとした、余談でした。

　検察官の冒頭陳述によると、被告人は会社経営をしていて、現在は年金で１人暮らしをしているとのこと。
　平成１４年に、今回問題になっている標本を１０００万円で購入したという。そして、被告人が５００万円で譲渡した男性が、複数の人に蝶の標本を販売したために逮捕。元をたどるようにして、被告人も逮捕された。というのが事件の詳細です。
　法廷には、被告人の娘が情状証人として出廷です。

　<strong>弁護人</strong>　「お父さんが、今まで違法な蝶を売っていることはありました？」
　<strong>証人</strong>　「いや、知らないです」
　<strong>弁護人</strong>　「お父さんが有名なコレクターであるのは知ってました？」
　<strong>証人</strong>　「インターネットが出始めたころ、父の名前を検索したら、蝶に関することがたくさん出てきたので知っていましたが、私は虫が嫌いなので」

　娘さんが虫嫌いとは。

　<strong>弁護人</strong>　「どんなコレクターでしたか？」
　<strong>証人</strong>　「山に行って、１～２週間生活してから、帰ってきて、採ってきた蝶を標本にするのが好きなんだと思います」
　<strong>弁護人</strong>　「今後はどのように監督していきますか？」
　<strong>証人</strong>　「お父さんの面倒を見て、できるなら山とかでひっそり暮らさせてあげたいです」

　監督というよりは、被告人の好きな蝶とともに生活できるようにさせてあげたいといったところでしょうか。
　そして、被告人質問。まずは、弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「蝶は何頭くらい持ってるんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「１０万頭を超えるくらい」

　なんと、個人で１０万以上の所持ですよ。と、思ったら、

　<strong>弁護人</strong>　「ん？　先日の打ち合わせでは、３０万～４０万頭と言ってませんでした？」
　<strong>被告人</strong>　「もう、かなり処分しましたので」

　今は１０万頭に減っただけで、４０万頭弱の蝶を所持していたようです。想像を絶しますね。

　<strong>弁護人</strong>　「それだけ収集していたのは、取り調べで“蝶の博物館を作りたかったから”と答えているようですが」
　<strong>被告人</strong>　「昆虫館を作りたいという気持ちで集めてたんですけど、体力的にも不可能で」
　<strong>弁護人</strong>　「それは、標本の管理や保管も大変なので、処分をした、と」
　<strong>被告人</strong>　「はい。個人では不可能なので」
　<strong>弁護人</strong>　「（博物館などへ）寄贈も考えていたんですよね」
　<strong>被告人</strong>　「はい。でも、量が多すぎるということで断られました」
　<strong>弁護人</strong>　「ルソンカラスアゲハですが、珍しい蝶なんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「（収集家なら）誰もが持ってる、すごい数が日本に入ってきてるんじゃないでしょうかね」
　<strong>弁護人</strong>　「ワシントン条約に指定されてるアゲハは４つありますが、その中でルソンカラスアゲハは珍しさで言うと？」
　<strong>被告人</strong>　「アレキサンドラ（トリバネアゲハ）と比べますと、アレキサンドラは数十万円で取引されているんですが、ルソンカラスアゲハは３０００円～１万円くらいなんです」

　ほかの蝶の値段がわからないから高いのか安いのかは判断できないんだけど、話の流れから、そんなにレアな蝶ではなさそうです。

　<strong>弁護人</strong>　「先ほど、娘さんが面倒をみるとおっしゃってましたが、今後はどのように生活したいですか？」
　<strong>被告人</strong>　「田舎で安いアパート借りて、静かに暮らしたいと思います」
　<strong>弁護人</strong>　「本件は、誰が一番の被害者かというのは難しいんですが、自然破壊の罪なんで、環境破壊につながりますよね。その点についてはどう考えますか？」
　<strong>被告人</strong>　「昆虫類が好きで今までやってきたんですけど、蝶がいなくなって一番困るのは、私やと思います。それにも関らず、自然を破壊するようなことをしたと反省しております」

　と、さびしそうに述べて質問終了。
　検察官から質問はされず、続いて裁判官からの質問です。

　<strong>裁判官</strong>　「あのぉ、取調べでだいぶん述べられてるんですけど、大切なことなんで確認させてください。５００万円で譲渡したのは、７１０２頭、と。ま、５００万円で売ってしまった時の気持ちを教えてください」
　<strong>被告人</strong>　「標本がアブラムシにやられて、早く手放したいという思いがありましたね。持っててもダメになるので。それでちゃんと保管できる人にと思って、“売ってくれ”と」
　<strong>裁判官</strong>　「売ってくれと言われたのはわかりましたが、寄付しなかったのは？」
　<strong>被告人</strong>　「あまりにも数が多くてね、公的機関では引き取ってくれなかったんです」
　<strong>裁判官</strong>　「多いのをばらすのは？」
　<strong>被告人</strong>　「私の標本はデータが書いてあるラベルがなかったり、私にしかわからないような頭文字が書いてあるだけだったり、標本的価値は低いんです。そういうのがしっかりしてないとだめなんです」
　<strong>裁判官</strong>　「それで簡単な処分選んだ、と」
　<strong>被告人</strong>　「そうです」

　寄贈を断られたのは、数の多さだけじゃなく、標本としての価値が低かったのも理由だったようですね。ちゃんとデータとか書いていれば、こんなことには。

　<strong>裁判官</strong>　「現在はかなり処分したということですが、著書もあるという知識がありながら、手放すというのはどうなんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「非常にさびしいですけどね、持ってると虫食いで困ることになると思います。なんでしかるべき人に引き取ってもらえればと」

　これは蝶を愛する者としての本心でしょうね。そして、最後の質問です。

　<strong>裁判官</strong>　「今後は田舎で生活したいということですが、どんなことをしたいですか？」
　<strong>被告人</strong>　「畑仕事して、山歩きしたり。農作業でもできればなと」
　<strong>裁判官</strong>　「そこで蝶の採集は？」
　<strong>被告人</strong>　「もう、蝶はこりごりです」
　<strong>裁判官</strong>　「えーー、もったいない気がするけど」

　と、なぜか裁判官が残念そうに述べて、質問終了でした。もしかして、この裁判官、蝶マニア？
　この後の、検察官が懲役１年を求刑して閉廷でした。裁判官が言うように、チョウ収集は続ければいいのにねぇ。違法の蝶に手を出さなきゃ問題ないわけだし。ま、何万頭もいるから、うっかりルソンカラスアゲハを捕まえる可能性もあるけどさ。
蝶マニアにとっては、がっかりな話しでしょうね。本人が“超”コリゴリというのであれば仕方ないけど。]]>
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   <title>これが老老介護の現実、切なすぎる承諾殺人</title>
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   <published>2009-09-21T09:55:51Z</published>
   <updated>2009-09-27T11:35:45Z</updated>
   
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９月２８日（月）被告人・江幡次郎：現住建造物放火など
＜東京の下町で放火を繰り返した事件＞　０８年３月、無職・江幡次郎（当時５１）が、現住建造物放火などの疑いで逮捕された。同年２月に自宅近くの葛飾区東金町の雑居ビルに侵入し、３階の階段踊り場に置いてあったダンボールなどに火をつけた。


９月２８日（月）被告人・中島史人：児童福祉法違反（初公判）
＜女子高生にわいせつな行為をさせた事件＞　０９年７月、北九州市の元ホストでパチンコ店店員の中島史人（当時３１）は児童福祉法違反容疑で逮捕された。同年２月に家出中の女子高生に、男性相手にわいせつな行為をさせた疑いがもたれている。


９月２８日（月）被告人・下嵜一郎：放射線障害防止法違反（無許可販売など）（控訴審判決）
＜放射性物質が入った製品を無届けで販売した事件＞　０８年７月、広島市佐伯区の無職下嵜一郎（当時４０）らは「光る携帯ストラップ」として、放射性物質が入った製品を無届けで販売したために逮捕された。下嵜らは放射性物質「トリチウム」の入ったガラス管を英国から輸入し、携帯ストラップに加工して販売していた。


９月２９日（火）被告人・野崎浩：殺人など
＜フィリピン人女性２人を殺害した事件＞　０８年４月、職業不詳の野崎浩（当時４８）は、東京都港区のマンションで、同居するカミオオサワ・ハニーフィット・ラティリアさん（当時２２）を絞殺し、遺体を切断して運河などに捨てたとされる。９９年４月にも、当時住んでいた横浜市のマンションで、ヨネダ・ロンガキット・エルダさん（当時２７）を絞殺したとされる。


９月３０日（水）被告人・榎本憂也：強盗未遂
＜コンビニでの強盗未遂事件＞　０９年６月、住所不定無職の榎本憂也（当時２１）は、東京都渋谷区のコンビニエンスストアでカッターを出し女性店員に「お金を出して」と脅した。その後、牛丼店に行った時に客同士でトラブルになり逮捕された。


９月３０日（水）被告人・麻生啓介：危険運転致死など
＜二輪車の走行を妨害し死亡させた事件＞　０７年５月、会社員麻生啓介（当時２４）は、東京都杉並区の都道で飲食店従業員の中野洋介さん（当時２９）のオートバイに幅寄せをするなどして運転を妨害し、中野さんを支柱に激突させ死亡させた。



９月３０日（水）被告人・藤本敏晃：傷害致死
＜飲酒を強要してホストを死なせた事件＞　０８年５月、静岡県浜松市の無職藤本敏晃被告（当時３０）は、浜松市中区のホストクラブに部下ら７人と押しかけて、男性従業員（当時２５）に２３分間で焼酎を１リットル以上飲ませ、急性アルコール中毒による脳障害で死亡させた。１審で懲役３年６月の判決を受けた。



９月３０日（水）被告人・遠藤静雄：強盗未遂（控訴審初公判）
＜無職男による強盗未遂事件＞　０９年２月、住所不定、無職、遠藤静雄（当時５９）は、東京都大田区の民家のインターホンを押し、応対した女性（当時６２）に包丁を見せて現金を奪おうとして逮捕された。調べに対して「食費がほしかった」などと供述した。



９月３０日（水）被告人・吉岡正行：殺人（控訴審判決）
＜女性をはさみで刺殺した事件＞　０７年７月、埼玉県鷲宮町の無職、吉岡正行被告（当時３８）は同県杉戸町の路上で、借金をめぐるトラブルなどから知人女性をはさみで刺殺したとして逮捕された。１審で無期懲役の判決を受けた。


１０月１日（木）被告人・波和二：組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）
＜Ｌ＆Ｇ詐欺事件＞　０９年２月、健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー」は、組織的に会員から出資金をだまし取ったとして会長の波和二（かずつぎ）（当時７５）や幹部を逮捕した。被害者約３万７０００人、被害総額約１２６０億円とみられる。


１０月１日（木）被告人・金煕章（キム・ヒジャン）：殺人（控訴審初公判）
＜韓国人女性を殺害した事件＞　０８年７月、韓国人のキム・ヒジャン（当時３３）は、茨城県の韓国人女性を殺害したとして殺人容疑で再逮捕された。１審で懲役２２年の判決を受けた。


１０月２日（金）被告人・吉見圭：放火（判決）
＜アパートに放火した事件＞　０９年６月、東京都杉並区の無職吉見圭（当時２３）は、木造２階建てアパートに火を付け約６０平方メートルを焼き、住人１人を死亡させた。交際女性との口論などを動機として供述した。


１０月２日（金）被告人・坂本道郎：出会い系サイト規制法違反

＜無届で出会い系サイトを運営した事件＞　０９年９月、千葉県松戸市の坂本道郎（当時４３）は、出会い系サイトを公安委員会に無届けで運営したとして、逮捕された。</summary>
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      <name>nikkan</name>
      
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www5.nikkansports.com/general/asozan/">
      　１１月に、さいたま地裁で否認事件の裁判員裁判が行われることが決定したようで、いろんなケースの裁判員裁判が出てきましたね。
      <![CDATA[　９月１７日には、和歌山地裁で裁判員裁判初の無期懲役の判決がありました。それで気になったのが、判決後に行われた記者会見で、裁判員に対して「意見はどれくらい判決に反映されたか？」と質問した記者がいたという報道。それは答えられないでしょ。完全に評議の秘密だし。

　もし、この質問に裁判員が答えていたら、懲役６カ月以下か罰金５０万円以下のペナルティーですよ。でも、その答を導いた記者には罰がないんだよなぁ。
　もう１つ守秘義務に関して言えば、裁判員の選任手続き前の取材も謎。裁判所に入る前の候補者にインタビューしてるのって、なんで許されてるんだろ。罰則はないけど、裁判員に選ばれる前に候補者であることを公表するのは禁止なのに。それにも関らず、取材して、しかもニュースや新聞で（モザイク処理や匿名だけど）報じてるってのは変な話でしょう。聞き出した人への罰則を設ける予定ないんでしょうか。

　さて、今回は９月１７日に行われた工藤幸一被告人（逮捕当時５９）の裁判傍聴記。罪名は、承諾殺人。
　介護疲れによる殺人として報道された事件ですね。６月２４日午前６時ころ、自宅で簡易トイレに座っていた妻（当時７３）の首を後ろからタオルで絞め、殺害したとして逮捕されたものです。報じられたところによると、６月２９日７時ころ、工藤が同僚の男性に「妻を殺してしまった」と電話し、男性が１１０番したという。
　逮捕後、工藤は「妻は１５年前に脳梗塞で倒れて以降、半身不随で車いす生活だった。以前から『死にたい』と言っていた」と話したとか。

　被告人の年齢を“老”といってもいいのかはわからないけど、俗に言う、老老介護ってやつですね。
　起訴されたのは、６月２４日午前５時４５分、被告人は自宅で、死を望んでいた妻の承諾を得て、首をタオルで絞めつけ、窒息死させたという内容。
　まずは９月９日の初公判から。報道では、殺人（刑法１９９条）容疑だったんだけど、妻の承諾を得ていたので、承諾殺人（同２０２条）での起訴になったようです。

　検察官の冒頭陳述によると、被告人に前科はなし。中学卒業後、上京し、すし屋などで働いた後、運送会社でトラックの運転手として３１年間勤務。その会社を２年前にやめ、犯行時は幼稚園のバス運転手をしていたという。
　被害者である妻とは、３５年前に知り合い、同棲。平成２年に被害者が脳内出血で倒れて半身不随になり、被告人の介護生活が始まる。平成３年からの１３年間、被害者の実家で２人は生活し、被害者の弟夫婦も介護の手伝いをしていたとのこと。

　平成１６年１２月、被告人夫婦は被害者の実家を出て、マンションで２人暮らしを始め、この年に入籍。被告人１人で介護することになり、仕事に出てる間は、介護サービスを利用していたという。今年２月からは、被害者の体調が悪化し、被害者が自殺しようとしたらしい。しかし、自殺する力もなく、周囲に「死にたい」と漏らすようになっていた、と。これが事件の詳細です。

　これに対し、弁護人は冒頭陳述で、被告人が長い間懸命に介護してきたことを主張し、被害者の弟や職場の人たちが、寛大な処分を望んでいることなどを述べていたした。
　被告人は取り調べに対し「平成１６年から１人で介護していました。介護しながら、トラックの運転をするのはきつかったので、バス運転の仕事に変えました。２～３カ月前から、妻が“痛い”“死にたい”と訴えるようになりました。犯行前日、いつも通り食事をさせ、入浴させた。楽にしてあげたいと思ったが、殺す勇気もなく、酒を飲んで寝た。当日、いつも通り、４時半に起きて、ポータブルトイレに妻を座らせ“死なせて、この苦しさから解放してあげたい”と思った。それで、タオルを妻の首に巻き“これで楽になるから、少し我慢してくれ”というと、何も返事はなかったが、抵抗することもなかった。殺した後、このまま自分も死のうか、それとも出頭しようか迷っていたとき、警察官が来た」と述べているらしい。

　この手の事件報道を見聞きすると、「何も殺さなくても」とは思うんだけど、第三者には想像もつかないほどの苦労や悩みがあるのこもしれませんね。
　法廷には、遺族でもある被害者の弟が、被告人の情状証人として出廷です。
　<strong>弁護人</strong>　「お姉さんはどんな性格でした？」
　<strong>証人</strong>　「わがままなんですよね。自由奔放で、工藤君とは似つかわしくない夫婦でしたね」
　<strong>弁護人</strong>　「実家で暮らしていたときは、一緒に介護していたと。被告人の様子はどうでした？」
　<strong>証人</strong>　「（被告人の方を見て）よく看た、よく看たよね。この人じゃないと（２人暮らしになってからは）できなかったかなと。いくら姉でも、こっちは男ですから、風呂入れたり、下の世話はねぇ。そこは私の妻がやってましたけど。工藤君は（当時のトラック運転の仕事で）朝３時に外に出て、夜の７～８時に帰ってくるんです。それで、夜中は１時間おきに、（被害者のトイレなどで）起こされるんです。つらかったと思いますよ。それでも泣き言、言いませんでしたから。事件の後（被告人の）家に入りましたけど、彼の服で新しいのがないんです。しかし、姉のは新しい服が多かった。苦労したでしょうねぇ」
　<strong>弁護人</strong>　「新しい服が多かったというのは、お姉さんは出かけることが多かった？」
　<strong>証人</strong>　「パジャマでいいと思うんですど、ああいう人でしたから、着替えないとだめなんですね」
　<strong>弁護人</strong>　「そうですか。被告人はどんな性格の人でしたか？」
　<strong>証人</strong>　「穏やかな人ですよ。怒ったのは見たことない。だから、なんで、こんなことしたのかなぁって不思議で仕方ない。（介護サービスの）費用の負担や精神的苦労とか並大抵のものじゃなかったと思う」
　<strong>弁護人</strong>　「どういう処罰を望んでいますか？」
　<strong>証人</strong>　「恨んでないとは言い切れませんけどね、憎んではいませんよ。（被告人も）被害者ですから。きれいごとじゃないんですよ、介護って。２４時間、休みないんですから。先生（弁護人）が思ってるよりもっともっと大変なの。やった人ににしか分かりませんよ。７０歳越えるとね、入院させてくれないんですから。夜中、救急車で病院行って、帰されたのなんて（被告人は）何度も経験してると思いますよ。何とも複雑ですけど、寛大な処分をお願いしたいですね」
　<strong>弁護人</strong>　「今後、被告人のバックアップを手助けするつもりはあるんでしょうか？」
　<strong>証人</strong>　「それはもちろん。今後は俺が恩返しする番かなと」

　と、今後は被告人の面倒を見ていくと約束して、証人尋問は終了。
　そして、被告人質問。まずは、弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「奥さんと知り合ったのはいつですか？」
　<strong>被告人</strong>　「２４歳のころ。（被害者が）当時働いていた運送会社の裏に住んでいて、ちょくちょく顔出してて」
　<strong>弁護人</strong>　「すぐに交際したんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「翌年に同棲するようになりました」
　<strong>弁護人</strong>　「３０年間、籍を入れなかったのはなぜですか？」
　<strong>被告人</strong>　「妻の親兄弟から反対があったので」
　<strong>弁護人</strong>　「奥さんはどんな性格の人でしたか？」
　<strong>被告人</strong>　「几帳面できれい好きで、わがままな一面もあって」

　この後は、被害者が平成２年に倒れてからの介護の経歴が述べられました。

　<strong>弁護人</strong>　「籍を入れたのはなぜですか？」
　<strong>被告人</strong>　「マンション買って、２人で暮らしていくんで、ちゃんとしようと思って」
　<strong>弁護人</strong>　「２人で暮らすようになってからですが、介護サービスはどれくらい利用していましたか？」
　<strong>被告人</strong>　「火曜、金曜に１日４回のデイサービスを使用していました」
　<strong>弁護人</strong>　「ほかの日は？」
　<strong>被告人</strong>　「自分で」
　<strong>弁護人</strong>　「朝はどんな生活でした？」
　<strong>被告人</strong>　「４時半に起きて、妻のトイレ、食事の支度、掃除をして、６時過ぎに仕事に出ます」
　<strong>弁護人</strong>　「睡眠時間は？」
　<strong>被告人</strong>　「４時間ほどです」
　<strong>弁護人</strong>　「寝てる間も起こされてたんですよね」
　<strong>被告人</strong>　「水分補給のために少なくとも１回は」
　<strong>弁護人</strong>　「介護してる時、どんなことを言われてましたか？」
　<strong>被告人</strong>　「すべてきちっとしてないと気が済まないので、湯呑みの位置が本人の中で決まっていて、ちょっとでもずれると『だめ』って。リモコンも机の上に曲がって置いてあると『だめ』って」
　<strong>弁護人</strong>　「それは訪れたヘルパーさんにも？」
　<strong>被告人</strong>　「いや、私にだけ、ヘルパーさんが帰った後に『あれダメ』『これダメ』と」

　被害者の性格が、几帳面でわがままといわれていただけあって、細かい乱れがあると指摘せずにはいられなかったようです。そんなわがままも被告人にだけ。

　<strong>弁護人</strong>　「今後について話したりしてましたか？」
　<strong>被告人</strong>　「３年ほど前から、『早く死にたい』『なんの楽しみもない』と言い出すようになって。２年前には買い物の間にハサミで舌を５センチくらい切ったり」
　<strong>弁護人</strong>　「タオルで首を絞めたり、ハンカチを口に入れたりしたこともあったそうですね」
　<strong>被告人</strong>　「でも、自殺できるような（力がある）状態じゃなかったですね」
　<strong>弁護人</strong>　「特別養護施設に預けようとは？」
　<strong>被告人</strong>　「週に２～３日でもと思ったんですが、本人が一切いやだと拒否するんで」
　<strong>弁護人</strong>　「なぜ、拒んだのだと思いますか？」
　<strong>被告人</strong>　「人の世話になるのが嫌だったんでしょう」

　被告人以外にわがままを言わず、他の人に看てもらうことを拒んだというのは、長年連れ添った故の信頼感でしょうか。
　そして、最後の質問。

　<strong>弁護人</strong>　「社会復帰したら、どうしますか？」
　<strong>被告人</strong>　「妻の墓参りをしたい。（証人である）弟さんが面倒を見てくださるということなので、お世話になりたいと思います」

　と、今後のことを述べて、質問終了。
　次は、検察官からの質問です。

　<strong>検察官</strong>　「今まで『死にたい』って言われていたのに、相手にしてませんでしたよね。決意したのはいつなんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「当日の朝、５時半過ぎですね」
　<strong>検察官</strong>　「５時半に決めて、５時４０分すぎに起こしたと。どんな会話をしましたか？」
　<strong>被告人</strong>　「いつもはトイレが終わると布団に戻るんですけど、この日は『まだ出るかも』と座ってたんです。座ってる間に、食事の支度をしてたんですけど『アレいらない』『コレいらない』『掃除しろ』とか」
　<strong>検察官</strong>　「意思確認で聞いてみたりは？」
　<strong>被告人</strong>　「質問はしなかったですね」
　<strong>検察官</strong>　「タオルを首にかけて、すぐに絞めたと」
　<strong>被告人</strong>　「そうですね」
　<strong>検察官</strong>　「抵抗はなかったということですが」
　<strong>被告人</strong>　「あったら止めてたと思います」
　<strong>検察官</strong>　「自分の愛する人を殺そうって、人生の中でも相当な決断ですよね。他の道は考えなかったですか？」
　<strong>被告人</strong>　「ここに至るまでに弟さんとか他の人に相談すればよかったと思います」

　と、答えたところで時間切れ。被告人質問の途中で閉廷でした。
　そして、９月１７日の第２回公判。
　検察官の続きから。

　<strong>検察官</strong>　「犯行前日に殺そうと考えたけど、お酒を飲んで寝た、と。かなり飲んでました？」
　<strong>被告人</strong>　「いつもより、グラス１～２杯は多かったかもしれません」
　<strong>検察官</strong>　「酒が判断に影響を与えた可能性はありませんか？　酔っていたとか」
　<strong>被告人</strong>　「それはないです」

　酒の勢いでの犯行ではないと断言したところで最後の質問。

　<strong>検察官</strong>　「承諾があったとはいえ、責任を取らなきゃいけませんよね。裁判官が決めることですけど、刑務所に入って区切りをつけた方がいいいと思っていますか？　社会内で反省した方がいいと思ってますか？」
　<strong>被告人</strong>　「自分の罪を償うつもりですけど（どっちを望むかは）わかりません。社会復帰後は妻の供養をしたいと思っています」

　と、述べて質問終了。次は左陪席裁判官からの質問。

　<strong>左陪席裁判官</strong>　「なぜ、この日に殺そうと思ったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「今まで細かなことを言われて、ここ３年間はかなり体調も悪かったので」
　<strong>左陪席裁判官</strong>　「この日にした理由はあるんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「自分でも早く楽になりたいとか、自分で思うように体が動かなくなってきて」

　犯行日に意味はないものの、被告人としても限界が来ていたのもしれませんね。
　今度は、右陪席裁判官から。

　<strong>右陪席裁判官</strong>　「犯行日以前に奥さんを殺して楽にしてあげようと考えたことはありましたか？」
　<strong>被告人</strong>　「１度ありました」
　<strong>右陪席裁判官</strong>　「いつですか？」
　<strong>被告人</strong>　「１カ月くらい前ですね」
　<strong>右陪席裁判官</strong>　「きっかけは何ですか？」
　<strong>被告人</strong>　「タオルを首に巻いて『殺してくれ』と頼まれて。それからです」
　<strong>右陪席裁判官</strong>　「それは言葉にしてたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「はい、間違いないです」
　<strong>右陪席裁判官</strong>　「なぜ、その時は奥さんの頼みに応えなかったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「今はこうなってますけど『罪人扱いになるから』と言いました」
　<strong>右陪席裁判官</strong>　「１カ月で考えが変わったと」
　<strong>被告人</strong>　「はい」

　最後は裁判長からの質問です。

　<strong>裁判長</strong>　「１カ月で考えが変わった理由はなんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「やっぱり、日常的に『楽になりたい』とか『死にたい』と言ってたのが」
　<strong>裁判長</strong>　「それは、より状況がひどくなってきていたということですか？」
　<strong>被告人</strong>　「そうですね。自分も介護疲れがありました」
　<strong>裁判長</strong>　「あなたも楽になりたいと」
　<strong>被告人</strong>　「自分でも思っていました」

　そして、犯行時の承諾についての質問。　

　<strong>裁判長</strong>　「この日『殺してくれ』とは言われてないんですよね」
　<strong>被告人</strong>　「言われていません」
　<strong>裁判長</strong>　「犯行前日は？」
　<strong>被告人</strong>　「前日もです」
　<strong>裁判長</strong>　「犯行時に食事の支度をしていましたよね。その時に『アレいらない』とか『掃除しろ』と言われて、カッとなったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「いや、イラ立たせることをわざと言ってきてるな、と」
　<strong>裁判長</strong>　「我慢の限界が来るように奥さんが言ってきた、と」
　<strong>被告人</strong>　「そうです」
　<strong>裁判長</strong>　「長年、夫婦やってきて、彼女がそう考えたと思うということですか？」
　<strong>被告人</strong>　「はい」

　と、暗黙の承諾があったと主張して、質問はすべて終了。
　この後、検察官が懲役４年を求刑して閉廷でした。
　もう被告人の奥さんは亡くなっているわけで、実際どんな思いだったのかはわかないけど、３０年以上連れ添った夫に「殺して」と頼んでも殺してくれず、自殺する力もない。最後は夫をイラ立たせることで殺してもらおうと考えたのだとしたら、切ない話だ。被告人もそんなことで腹が立つはずもなく、奥さんの心情をくみ取って殺害ですから。
　罰を受けることも分かった上で、長年介護してきた被告人のけじめだったんじゃないのかなぁ。
　この手の事件を傍聴すると、被告人に刑事罰を与えることがどれだけの意味があるのかと疑問に思うばかりだ。]]>
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   <title>バス内でわいせつの大人の遠足、捜査員２人も同乗</title>
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   <published>2009-09-14T11:50:09Z</published>
   <updated>2009-09-21T08:55:13Z</updated>
   
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９月２４日（木）被告人・土屋大：わいせつ目的誘拐、監禁、強姦（判決）
＜出会い系カフェで知り合った女性に乱暴した事件＞　０９年１月、静岡県東伊豆町の土屋大（当時３５）は都内のコインパーキングで、出会い系カフェで知り合った中野区内の無職の女性（２７）を車内に連れ込み、神奈川県内の山中で乱暴し、約５時間にわたって車内に監禁したとして逮捕された。


９月２４日（木）被告人・上岡友洋：特別公務員暴行凌虐（控訴審初公判）
＜取調べの女性にわいせつな行為をした事件＞　０８年３月、栃木県警の警部補・上岡友洋（当時５１）は、放火事件の関係者として取り調べた３０代の女性に対し、わいせつな行為をしたとして逮捕された。１審で懲役１年・執行猶予３年の判決を受けた。


９月２４日（木）被告人・松内純隆：日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法違反
＜イージス艦情報流出事件＞　０７年１２月、海上自衛隊の３等海佐松内純隆（当時３４）は、０２年に「特別防衛秘密」を漏らしたとして逮捕された。１審で懲役２年６月、執行猶予４年の判決を言い渡された。


９月２４日（木）被告人・杉村大：殺人（控訴審初公判）
＜父親を殺害した事件＞　０８年８月、東京都練馬区の無職・杉村大（当時４２）は自宅２階で父親・亨さん（７２）の首にはさみを刺して殺害したとして逮捕された。


９月２５日（金）被告人・武田康嗣、武田佐織：公然わいせつ幇助（判決）
＜大型観光バスの車内でわいせつ行為をした事件＞　０９年６月、ハプニングバー経営、武田康嗣（当時４７）らは客を対象に、「大人の遠足」と題した混浴バスツアーを計画。放送作家、木崎徹（当時５４）らが大型観光バスの車内で外から見えるようにわいせつ行為をしたとして公然わいせつ罪で、武田らが同幇助罪で同年７月に逮捕された。（「バス内でわいせつの大人の遠足、捜査員２人も同乗」参照）


９月２５日（金）被告人・野瀬幸信：種の保存法違反（譲渡）（初公判）
＜希少種のチョウの標本を譲り渡した事件＞　０９年８月、無職野瀬幸信（当時６９）はワシントン条約で絶滅危惧（きぐ）種に指定され、商取引が禁止されたフィリピン産のチョウ「ルソンカラスアゲハ」の標本を密売したとして逮捕された。


９月２５日（金）被告人・玉川清：危険運転致死傷（控訴審初公判）
＜酒酔い運転で８人を死傷させた事件＞　０８年２月、トラック運転手玉川清（当時３２）は、泥酔状態で乗用車のハンドルを握り、市道を時速１００キロ以上のスピードで運転、センターラインをはみ出し対向の軽乗用車に正面衝突するなど２台に衝突。軽乗用車の夫婦を死亡、６人に重軽傷を負わせたとして逮捕された。１審で懲役１６年の判決を受けた。


９月２５日（金）被告人・瀬田滝春：ストーカー規制法違反（控訴審初公判）
＜飲食店の従業員へのストーカー事件＞　０９年３月、千葉県水道局管理部財務課主査瀬田滝春（当時４５）は、飲食店の元従業員の女性（当時２４）にストーカー行為を繰り返したとして逮捕された。「一緒に遊びましょ」などのメールを送り、無言電話を連続してかけるなどしたという。１審で懲役４月、執行猶予３年の有罪判決を受けた。</summary>
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      　９月８日、さいたま地裁で行われた裁判員裁判で、大型モニターに被告人の共犯とされる１３歳の少年の顔写真が映されたらしい。どうやら、検察が１３歳少年の供述調書を朗読する直前、大型モニターをオフにするよう書記官に依頼したが、画面が消える前に顔写真が一瞬映ったとのこと。
      <![CDATA[　未成年者の顔写真をわざと映したわけじゃなく、うっかりミスだったみたいですね。っていうか、電源のオン・オフは書記官がやってたなんて知らなかった。
　東京地裁だと、検察官がモニターに向けてリモコンを操作して（るように見え）たから、てっきり検察官がやってるかと。これは裁判所によって違うんでょうか。
　単純なミスだけど、やり方を変えないと今後も起こりそうな失敗ですね。

　さて、今回は９月１１日に行われた武田康嗣被告人（逮捕当時４７）と武田佐織被告人（逮捕当時３３）の裁判の話。罪名は、公然わいせつ幇助。
　「大人の遠足」と称して、大型観光バスを貸し切り、高速道路を走行中の車内で客らにわいせつ行為をさせた東京・新宿区のハプニングバー「ＭＡＳＫ」の経営者が逮捕されたという事件ですね。

　報道によると６月７日午前１０時半頃から約１５分間、関越道下り線高坂サービスエリアから赤城パーキングエリアを走行中の大型観光バス内で全裸になり、わいせつな行為をしたという。
　武田康嗣らが自らのホームページで客を募集し、観光バスを借り切っていたという。参加費は男性が１万５０００円、女性が３０００円で、バス内には運転手以外に武田康嗣を含め、男女１２人がいた。

　貸切バスの車内が公然なのかは疑問だけど、マンションの一室で同様の行為をしていた５月１１日分の国弘周被告人の裁判ですら有罪判決が出ているので、公然になるんでしょうね。
　起訴されたのは報道の通り。
　検察官の冒頭陳述によると、康嗣被告人は大学卒業後、職を転々とし、平成１８年に築地のマンションでハプニングバー「ＭＡＳＫ」を経営。
　一方、佐織被告人は高校卒業後、声優を目指して上京し、平成１９年に客として「ＭＡＳＫ」を訪れて、康嗣被告人と知りあい、平成２０年に結婚したという。
　被告人らは、ＨＰ上で“混浴、ハプニングバー状態”とうたい、バス旅行を募集し、本件までにバス旅行を３回開催していたらしい。

　そして、犯行当日。ＭＡＳＫの会員であるバス運転手に運転を頼み、被告人を含め男女１２人を載せ、貸切バスは午前９時３０分に出発。車が動き出すと、被告人は参加者にカーテンを閉めさせたという。１０時３２分、客の２人が後部座席で性交を始めたというのが、事件の詳細です。

　このニュースを知ったときに疑問だったのが「どうして発覚したのか？」ということ。カーテンのすき間から見た人が通報したのか、参加者が自責の念にかられて通報したのか。

　正解は、参加者の中に捜査員２人が紛れ込んでいただけでした。詳しくは明かされなかったけど、現行犯逮捕だと思われます…ってことは、バスが出発してから１時間、参加者が性交するのをじっと待っていたんでしょうね。しかも、セックスが始まって、１５分間、じっと。この間、女性参加者に誘われたら犯行に及ぶことになるし、誘いを断れば怪しまれるし、捜査員もドキドキしてたんじゃないかな、と。
　そして、被告人質問。まずは、康嗣被告人から、

　<strong>弁護人</strong>　「ＭＡＳＫの経営を始めたのはなぜですか？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「付き合ってた女性が１度に多数の男性と性交する性癖があり、その手のお店を探しまわってました。どのお店もお酒を飲んだり、煙草を吸ったり、という場所で。しかし、私はタバコを吸わないので、食事を楽しみながらという店を始めました」

　今や、居酒屋もパチンコ屋も新幹線もライブハウスも、禁煙、分煙が当たり前になっているのに、ハプニングバーはそうじゃなかったようです。そこに目を付け、被告人が望むような店を作ったというのが、経営のきっかけであると。どの業界も喫煙者は嫌われているんですね。

　<strong>弁護人</strong>　「では、今回のバス旅行を企画したのは、なぜですか？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「取り締まりが厳しくなり（ＭＡＳＫに）客足が遠のいていました。それで新しい出会いもほしいということで、企画しました」
　<strong>弁護人</strong>　「旅行に関しての役割はどうなってました？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「運営、企画、立案など、ほとんど僕がやってました。観光バスが入ることができて、混浴もできる場所などを（佐織被告人に）探させていました」

　佐織被告人は、手伝いのような感じだったようです。

　<strong>弁護人</strong>　「“大人の遠足”は本件も含めて４回やってますが、赤字だったんですよね？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「初回は３０名ほど集まって８万円の利益がありましたが、２回目以降は１～２万円程の赤字で」
　<strong>弁護人</strong>　「やめようと思ったことはないんですか？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「何度かあります。利益が上がらないのを続けることはないだろうと。あと、取り締まりが厳しくなって、続けていくことに疑問を感じていました」
　<strong>弁護人</strong>　「でも、やめなかったのはなぜですか？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「ＭＡＳＫの会員、女性会員の方が店に相談に来ていて、その時に“やめようと思う”と言ったら“続けてほしい”と言われて」

　儲けはないけど、女性会員らの要望に応えるために続けていたという主張です。

　<strong>弁護人</strong>　「今後、仕事は？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「グラフィックデザインをやっているので、そちらに力を入れたいと思います」

　と、ハプニングバー廃業宣言をして、質問終了。
　次は、検察官から。

　<strong>検察官</strong>　「ＭＡＳＫの宣伝をやめたのは、いつ？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「２年前からだと思います」
　<strong>検察官</strong>　「会員になるためにどうすればいいんですか？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「会員の紹介…」
　<strong>検察官</strong>　「で、本件ですが、会員じゃない人も参加できたんですよね？　そこから会員になることも可能なんですか？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「なれますけど、４回やって会員になった人は１人もいません」

　検察官としては、“大人の遠足”は儲けよりも、会員獲得の意味合いが強かったんじゃなかと言いたいようなんだけど、会員数は増えなかったようですね。

　<strong>検察官</strong>　「バスから車外に向けて（裸を）見せた人もいた、と。止めなかったのはなぜですか？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「始まってすぐにお酒を飲んでるのもありましたし、そういう空間というのもあって、軽率でした」
　<strong>検察官</strong>　「でも、止めるべきでしたよね？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「最初にカーテンを閉めるようには言ってましたが、僕が止めるのは興ざめの行為だろうというのもありました」

　と、正直な思いを語ったところで質問は終了。ま、止めるべきなのは同乗していた捜査員にも言えることなんだけどね。十分にそれだけで逮捕できたわけだし。
　最後は、裁判官からの質問。

　<strong>裁判官</strong>　「どうやって会員を選んだんですか？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「紳士的な人を、僕の基準で」
　<strong>裁判官</strong>　「でも、今回のはあなたの思う人じゃない方が参加するかもしれませんよね」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「はい」

　実際、紳士的うんぬんじゃなく、警察官が入り込んでたわけだし。

　<strong>裁判官</strong>　「（選んでたら）ビジネスモデルとして成立しませんよね？」
　<strong>康嗣被告人</strong>　「だから（ＭＡＳＫも）赤字だったんだと思います？」

　儲からず、逮捕されて、起訴とは踏んだり蹴ったりの結末ですな。
　続いては、佐織被告人への質問。

　<strong>弁護人</strong>　「本件の“大人の遠足”での役割は？」
　<strong>佐織被告人</strong>　「言われたことをやる、と。集合した人の誘導とかですね」
　<strong>弁護人</strong>　「ＭＡＳＫではどんなことをしてました？」
　<strong>佐織被告人</strong>　「インターホンの対応をしたり、お客様に飲み物を出したり」

　康嗣被告人が述べた通り、サポート的な役割だったようです。

　<strong>弁護人</strong>　「辞めたいと思ってたようですが、そのように考えだしたきっかけはなんですか？」
　<strong>佐織被告人</strong>　「人と話すのが元々苦手で、康嗣さんと話しているうちに人と話すのが怖くなくなったんですけど、（この仕事に）係わるのが最近、しんどいな、と」

　罪意識からではないようなんだけど、ハプニングバーの仕事は辞めようとしてたようです。この後、反省の弁を述べて、検察官からの質問もあっさりと終了。
　検察官が、康嗣被告人に懲役３月、佐織被告人に懲役２月を求刑して、閉廷でした。
　この手のハプニングバーの裁判はたまーーにあるんだけど、公然わいせつ幇助罪に問われるのがしっくりこないんだよなぁ。風営法で取り締まれないもんなのかね。
　子供の遠足は「バナナがおやつに含まれるのか？」が疑問になるけど、大人の遠足は「風営法違反に含まれないのか？」が疑問だな。]]>
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   <title>ＡＶ女優の覚せい剤事件、留置場に売人が来た？</title>
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   <published>2009-09-07T10:28:29Z</published>
   <updated>2009-09-13T03:20:27Z</updated>
   
   <summary>
９月１４日（月）被告人・新井拓、中島宏明：暴行（判決）
＜中核派活動家による大学職員暴行事件＞　０７年４月、中核派全学連活動家で法大２年の新井拓（当時３２）と同派支持者の元法大生の友部博文（当時２４）は、退学処分への抗議デモで大学職員を引き倒し暴行の現行犯で逮捕された。


９月１４日（月）被告人・鈴木明：児童福祉法違反（控訴審判決）
＜教え子とわいせつ行為をした事件＞　０８年５月、東京都台東区の中学校教諭鈴木明（当時５１）は、０６年ころ中学３年だった教え子の女子生徒とわいせつな行為をしたとして逮捕された。１審で懲役３年４月の実刑判決を受けた。


９月１５日（火）被告人・守谷和真：著作権法違反
＜ネットで無許可でテレビ番組を配信した事件＞　０９年５月、「ジェーネットワークサービスインターナショナル」経営の守谷和真（当時４０）は、著作権法違反で逮捕された。同社はフジテレビが放送した番組を無断で東南アジアや欧米の在外邦人の顧客にインターネットで視聴させた。


９月１５日（火）被告人・唐沢こと黒木樹：殺人
＜不動産会社社長の死体遺棄事件＞　０７年４月、住所不定無職の高科龍軌（当時３１）須和名聡（当時３１）篠沢大介（当時３６）黒木樹（当時４１）らは板橋区のマンションから殺害した不動産会社社長、冨田威裕（たけひろ）さん（２９）の遺体をカバンに入れて群馬県吉井町の雑木林まで車で運び、穴に埋めた。


９月１７日（木）被告人・工藤幸一：殺人
＜介護疲れで妻を殺害した事件＞　０９年６月、東京都豊島区の運転手工藤幸一（当時５９）は自宅で妻（７３）の首を絞めて殺したとして逮捕された。妻が病気の影響で車いす生活で、介護に疲れたなどと供述した。


９月１７日（木）被告人・守屋武昌：収賄、議員証言法違反
＜防衛装備品調達をめぐる汚職事件＞　前防衛事務次官、守屋武昌（６３）は、防衛省の装備品調達で山田洋行に便宜を図る見返りにゴルフ旅行接待を受けたり、現金を家族名義の口座に受け取ったりした。また、国会の証人喚問で虚偽の証言をした。１審で懲役２年６月の実刑判決を受けた。


９月１８日（金）被告人・緒形直子：放火、住居侵入（控訴審初公判）
＜エホバの証人の施設に対する放火事件＞　０７年６月、無職緒形直子（当時４６）は東京都杉並区にある宗教団体「エホバの証人」の施設に放火したため逮捕された。緒形は信者だったが、同じ信者だった夫が除名されたことに憤慨し犯行に及んだと供述した。</summary>
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      　ちょっと宣伝。
　ヤングアニマル嵐で連載していた「後藤羽矢子の裁判ビュー日記」が単行本になって発売されました。
      <![CDATA[　連載中に読んでいなかったもんで、初めて読んだんだけど、面白いなぁ。しかも、カワユス。単行本にあたって、加筆とかはしてないんで、読んでなかった方、読み逃した回がある方は是非。
　ついでに私の人生初の文庫本「裁判狂時代」が今月増刷されました。いつのまにやら５刷目の増刷となっています。そろそろ、最後の増刷でしょうかね。まだ読んでいない方は、ぜひ。

　さて、今回は、９月４日に行われた行天佐知子被告人（逮捕当時２４）の裁判傍聴記。罪名は覚せい剤取締法違反。
　ＡＶ女優の愛沢ひな（本名が行天佐知子）による覚せい剤事件ですね。警察庁四谷署が６月、愛沢ひなが覚せい剤を使用しているとの情報を得て自宅マンションを捜索し注射器などを押収したもので、愛沢は任意同行された後、尿から覚せい剤の成分が検出されたと報じられました。逮捕当時は「弁護士と相談してから話します」と認否を保留したと伝えられたが、その後、どうなったのか。

　去年から芸能界で活動している人が違法薬物で逮捕されるニュースが増えていますね。本件もその１つ、と。まあ芸能人もピンキリですからね。

　起訴されたのは、６月２４日ころ、港区内の自宅マンションで、フェニルアミノプロパン（覚せい剤の一種）若干量を注射し、使用したという事件。検察官の冒頭陳述によると、被告人は高校卒業後、地元北海道でホステスの仕事を始め１８歳か１９歳の時に、覚せい剤を初めて使用したとのこと。その前からコカインを使用していたが、入手困難になり覚せい剤に手を出したらしい。

<div><img alt="asozan090907.jpg" src="http://www5.nikkansports.com/general/asozan/asozan090907.jpg" width="291" height="350" /></div>

　２１歳のころ、薬を断ち切るために上京し、ホステスをやりながら女優に。今年の４月、女友達が覚せい剤を持っていたので使用を再開し、その女友達から売人を紹介してもらって、自分で購入するようになった、と。これが事件の詳細です。

　報道ではタレコミによる逮捕って話だったんだけど、そのあたりは明らかにされませんでした。
　法廷には被告人の父親が情状証人として出廷。弁護人からの質問が終わり、検察官からの質問です。

　<strong>検察官</strong>　「娘さんとはいつまで同居してました？」
　<strong>証人</strong>　「高校卒業して１年は一緒でした。そのあとは部屋を借りて、一人暮らししてたので」
　<strong>検察官</strong>　「そのころに覚せい剤を使用してたようですが、知ってましたか？」
　<strong>証人</strong>　「知りませんでした」
　<strong>検察官</strong>　「じゃ、同居しないと監督できないと思いますけど、地元に帰らせるとかは考えてないんですか？」
　<strong>証人</strong>　「まだ、娘と話ができていないので」

　それって、一番重要な話のような気がするんだけど。北海道から面会に来るのも大変だから仕方ないかもしれないけど。
　そして、被告人質問。まずは、弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「こういう事件を起こして、反省文には“反省してる”と書いてますけど、今どう反省してるんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「仕事はお昼の仕事を探していて、実家に帰るか東京に残るか、父と話しあって決めたいと思います」

　ちょっと先走った答えに弁護人は焦りながら、

　<strong>弁護人</strong>　「ん、ま、それは覚せい剤に手を出さないってのが大前提ですよ」
　<strong>被告人</strong>　「はい。２度と手を出しません」

と、再犯しないことを約束です。そして、

　<strong>弁護人</strong>　「あなたのところに売人がやってきたそうですが、売人に対してどんなことを言いました？」
　<strong>被告人</strong>　「私の人生には関わらないでほしいと」
　<strong>弁護人</strong>　「そしたら、勝手にしろ！　と言われましたよね」
　<strong>被告人</strong>　「そのような感じで」

　これって、いつの話なんでしょうか　被告人に自宅に売人が来たときの話なのかな。
　２人の間だけで、わかってる質問ですね。これは後で、裁判官にも聞かれることになるんだけど。

　<strong>弁護人</strong>　「では最後に、今後どうしていこうと考えてます？」
　<strong>被告人</strong>　「環境を変えたいと思ってます。あと、お昼の仕事を探したいと思います」

　と、職を変えることを誓って質問終了。
　次は検察官から。

　<strong>検察官</strong>　「環境を変えるってどういうことですか」
　<strong>被告人</strong>　「実家に帰るとか、住まいを変えるとか」
　<strong>検察官</strong>　「お昼の仕事って、具体的に何ですか？」
　<strong>被告人</strong>　「（留置所にいて）まだ全然探してもいないんで。頑張ってやろうと思ってます」
　<strong>検察官</strong>　「今まで結構いい給料もらってましたよね。大丈夫ですか？」
　<strong>被告人</strong>　「頑張ってやろうと思います」

　と、事件そのものより今後の生活についての質問が軸になっていました。
　最後は、裁判官からの質問。

　<strong>裁判官</strong>　「弁護人からの質問で“売人が来た”って、さっき話してましたよね。それは今いる留置場に来たってことですか？」

　ノコノコと売人が留置場にやってくることはないだろうけど、裁判官としては先ほどの話が気になってたようです。そして、答えは…

　<strong>被告人</strong>　「はい。売人の人が面会に来ました」

　ノコノコと姿を現したようです。っていうか、面会する時って、身元を明かさなきゃいけないんじゃなかったのか。警察らしき人が傍聴してなかったけど、売人が留置場を訪れたことを把握してるのかね。逮捕してもらわなきゃ。

　<strong>裁判官</strong>　「その人って、女友達のＣ（法廷では実名）さんですか？　Ｃさんに紹介してもらったＹ（法廷では実名）さんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「違う人です」

　被告人の覚せい剤に入手先は１つじゃなさそうですね。

　<strong>裁判官</strong>　「その人にあなたは何を言ったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「もう私に構わなくていいからと」
　<strong>裁判官</strong>　「構わなくていいって、どういう意味？」
　<strong>被告人</strong>　「いや、関わらないでくださいと」

　売人とどんな関係だったんでしょうか？　売人の方もリスクを背負って面会に来てるわけだし。深く追及されなかったけど、謎だ。

　<strong>裁判官</strong>　「今まで昼の仕事をしたことはあるんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「東京で少しだけ、医療事務を」
　<strong>裁判官</strong>　「今住んでいるところも、家賃結構高いんじゃないですか？」
　<strong>被告人</strong>　「１５万（円）くらい」
　<strong>裁判官</strong>　「あなたのような若い女性が、昼間の仕事をして、家賃１５万円は払えませんよ」
　<strong>被告人</strong>　「払えないんだったら、生活できる環境に変えたいと思ってます」

　と、とにかく、生活を変えることをアピールしたところで、質問終了でした。
　この後、検察官が懲役１年６月を求刑。弁護人の弁論が終わると、
　<strong>裁判官</strong>　「では、１０分ほどお時間いただけますか」

　と、即日判決です。
　結果は懲役１年６月（未決拘留日数２０日参入）執行猶予３年でした。最後に裁判官が、

　<strong>裁判官</strong>　「薬物の事案は、また手を出す可能性が高いです。人間関係、仕事、環境を変えないとね。お父さんも来てるのですから、触法されたら相談してください」

　と、付け加えて閉廷でした。
　薬物の裁判では「親と同居して監督してもらいます」とか、「カウンセリングに通います」って言う場合が多いんだけど、本件は「昼間の仕事をする」のみ。まぁ、カウンセリング受けても再犯する人はいるわけで、何はともあれ、再犯しなきゃいいんだけどね。ただ、裁判官の最後の言葉が心配してるのがわかるよなぁ。

<strong>※写真は愛沢ひなのＡＶのパッケージ</strong>]]>
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   <title>ウミガメに助けられた自転車泥棒</title>
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   <published>2009-08-31T10:40:32Z</published>
   <updated>2009-09-06T08:28:58Z</updated>
   
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９月７日（月）被告人・下嵜一郎：放射線障害防止法違反（無許可販売など）（控訴審初公判）
＜放射性物質が入った製品を無届けで販売した事件＞　０８年７月、広島市佐伯区の無職下嵜一郎（当時４０）らは「光る携帯ストラップ」として、放射性物質が入った製品を無届けで販売したために逮捕された。下嵜らは放射性物質「トリチウム」の入ったガラス管を英国から輸入し、携帯ストラップに加工して販売していた。


９月７日（月）被告人・榎本憂也：強盗未遂（初公判）
＜コンビニでの強盗未遂事件＞　０９年６月、住所不定無職の榎本憂也（当時２１）は、東京都渋谷区のコンビニエンスストアでカッターを出し女性店員に「お金を出して」と脅した。その後、牛丼店に行った時に客同士でトラブルになり逮捕された。


９月７、９、１１日（月、水、金）被告人・佐藤賢吾：傷害致死（初公判）
＜タクシー運転手を死なせた事件＞　０９年２月、東京都足立区でタクシー運転手（当時５９）が顔や口から血を流した倒れていたため、目撃情報から佐藤賢吾（当時２４）が傷害容疑で逮捕された。佐藤は「口論になったが殴っていない」などと供述した。


９月８日（火）被告人・斎藤洋平：私文書偽造、同行使
＜弁護士になりすまして被告人と面会した事件＞　０９年７月、東京都中野区の無職斎藤洋平（当時３０）は、実在の弁護士になりすまし、東京拘置所に拘置されている指定暴力団極東会系組長と面会したとして逮捕された。


９月８日（火）被告人・山本五一：殺人（控訴審判決）
＜組員が刺殺された事件＞　０９年１月、指定暴力団住吉会系組幹部の山本五一（当時５２）は、東京都新宿区の事務所で組員が刺殺された事件で逮捕された。


９月８日（火）被告人・工藤幸一：殺人（初公判）
＜介護疲れで妻を殺害した事件＞　０９年６月、東京都豊島区の運転手工藤幸一（当時５９）は自宅で妻（７３）の首を絞めて殺したとして逮捕された。妻が病気の影響で車いす生活で、介護に疲れたなどと供述した。


９月１０日（木）被告人・秋本久雄：詐欺
＜元力士による結婚詐欺事件＞　０９年２月、無職の秋本久雄（当時４３）は、結婚を約束した女性から約７３０万円をだまし取ったとして逮捕された。秋本は元春日野部屋の力士。


９月１０日（木）被告人・吉見圭：放火
＜アパートに放火した事件＞　０９年６月、東京都杉並区の無職吉見圭（当時２３）は、木造２階建てアパートに火を付け約６０平方メートルを焼き、住人１人を死亡させた。交際女性との口論などを動機として供述した。


９月１０日（木）被告人・星島貴徳：殺人ほか
＜高層マンションでの殺人事件＞　０８年４月、派遣社員星島貴徳（当時３３）は、東京都江東区の高層マンションで住人の会社員東城瑠理香さん（当時２３）の部屋に暴行目的で侵入し、殺害した。１審で無期懲役の判決を受けた。


９月１０日（木）被告人・山田健一郎：殺人等（控訴審判決）
＜前橋のスナックでの殺害事件＞　０３年１月、暴力団幹部の小日向将人（当時３３）と同幹部山田健一郎（当時３６）とともに対立する暴力団の元組長殺害のため、前橋市三俣町のスナック前にいた元組長の警護役を射殺した後、店内で拳銃を乱射した。これにより３人の客が死亡、元組長と客の調理師の２人が重傷を負った。山田は１審で死刑判決を受けた。


９月１０日（木）被告人・酒井幸子：殺人、詐欺（控訴審判決）
＜共済金目的で夫を殺害した事件＞　０７年７月、飲食店経営の酒井幸子（当時６６）は知人の男と共謀して夫の良雄さん（当時６３）の頭を殴って殺害し、その後、共済組合から４２０万円を詐取したとして逮捕された。１審で懲役２５年の判決を受けた。



９月１０日（木）被告人・田中尚樹、古沢潤一郎：特定商取引法違反（初公判）
＜不安をあおって印鑑を売りつけた事件＞　０９年７月、印鑑などの販売会社「新世」の社長の田中尚樹（当時５１）営業部長の古沢潤一郎（当時４０）は、渋谷駅近くの路上で女性５人に声をかけて不安をあおり「因縁を振り払う」として印鑑を１６万円～１２０万円で売りつけたとして特定商取引法違反で起訴された。



９月１１日（金）被告人・神崎修一：児童買春・児童ポルノ禁止法違反
＜少女のわいせつＤＶＤを制作した事件＞　０９年２月、タレントプロダクション「ピンキーネット」の経営者、神崎修一（４１）らは、水着などを身につけた少女にわいせつなポーズをとらせたＤＶＤを制作したとして逮捕された。０８年６月に当時１６歳の少女にスタジオでわいせつなポーズをとらせて児童ポルノのＤＶＤを制作した。（「着エロかポルノか…この裁判は長そうだ」参照）


９月１１日（金）被告人・鈴木明：児童福祉法違反
＜教え子とわいせつ行為をした事件＞　０８年５月、東京都台東区の中学校教諭鈴木明（当時５１）は、０６年ころ中学３年だった教え子の女子生徒とわいせつな行為をしたとして逮捕された。１審で懲役３年４月の実刑判決を受けた。


９月１１日（金）被告人・武田康嗣、武田佐織：公然わいせつ幇助（初公判）
＜大型観光バスの車内でわいせつ行為をした事件＞　０９年６月、ハプニングバー経営、武田康嗣（当時４７）らは客を対象に、「大人の遠足」と題した混浴バスツアーを計画。放送作家、木崎徹（当時５４）らが大型観光バスの車内で外から見えるようにわいせつ行為をしたとして公然わいせつ罪で、武田らが同幇助罪で同年７月に逮捕された。</summary>
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      　第２１回最高裁判事の国民審査が終わりましたね。
　で、この原稿を書いている時点（８月３１日夕方）では開票結果が発表されていないような気が。衆院選の方は、もういいよって位に報じてるのに。
      <![CDATA[　　とりあえず、投票者が一番多いと思われる東京都の選挙管理委員会のホームページを見ると、どの裁判官も×を付けた人の数は一割程度ですね。他の県も合わせても、過半数は超えないように思われます。
　最高裁の判事って、日本中から絶大な信頼を得てるんですね。てっきり、冤罪事件に係わった人や裁判員制度を推し進めた人に票が集まると思ってたんだけどね。
　
　さて今回は、８月２５日に東京簡裁で行われた山口友一被告人（逮捕当時２８）の裁判の話。罪名は、窃盗。３０万円相当の高級自転車を盗んだとして逮捕された事件ですね。報道によると、自宅からは９０万円相当の高級自転車を含む自転車８台と、自転車６０台分に相当する部品約４５０点が見つかったとか。防犯登録や車体番号が削られていることから、転売目的で盗んだ疑いがあるとみて調べられたそうだ。

　高級自転車コレクターによる事件ですかね。乗るために自転車を盗むケースは多々あるけど、転売目的とは、ちょっと珍しい。余罪が多数あることを匂わせる報道だったんだけど、起訴されたのは２つ。
　１つは、今年の５月３０日頃、世田谷区内のマンション駐車場から自転車１台（３５万円相当）を盗んだ件。２つ目は、６月８日頃、港区のマンション駐車場から自転車１台（３５万円相当）を盗んだ件。

　検察官の冒頭陳述によると、被告人は大学を卒業後、１度も就職することはなく、犯行時は両親と同居していたとのこと。大学時代は自転車クラブに入部し、５年前から自転車を収集していた、と。５月３０日。買い物のため自転車で外出した被告人は、マンション駐車場に高級自転車があるのを発見。ワイヤーカッターでワイヤー錠を切断し、その自転車に乗って帰宅。後で、自分の自転車を歩いて取りに戻ったらしい。
　そして、６月８日。以前から高級自転車が駐輪してあることを知っていた被告人は、盗む目的で港区のマンション駐車場へ行き、ペンチでワイヤー錠を切断し、高級自転車を盗んだ、というのが事件の詳細です。

　盗む気があって道具を持ってるのは分かるけど、買い物に行く時にワイヤーカッター持ってるって…。欲しい自転車があれば、いつでも盗めるように持ってたんでしょうか。
　法廷には、被告人の父親が情状証人として出廷です。まずは、弁護人からの質問。

　<strong>弁護人</strong>　「犯行の原因は何だと思いますか？」
　<strong>証人</strong>　「自転車が好きなのは分かるんですけど、人の物を盗むというのは、私の管理監督が甘かったな、と」
　<strong>弁護人</strong>　「自転車に関して、今後は？」

　<strong>証人</strong>　「縁を切って欲しい…」
　<strong>弁護人</strong>　「現実的に、なかなか難しいと思いますが…」
　<strong>証人</strong>　「（家にある）自転車は処分しようと思っています。

　もう自転車収集は辞めさせるとの約束です。」

　<strong>弁護人</strong>　「被告人は、２８歳で無職ですよね。それについては、どう考えますか？」
　<strong>証人</strong>　「早く仕事について欲しいと思っていました。」
　<strong>弁護人</strong>　「では、息子さんの今後については？」
　<strong>証人</strong>　「仕事は早くしてもらいたいんですが、ひきこもってるところがあったので、屋久島ＮＰＯの活動をしている“うみがめ館”に行かせます」

　<strong>弁護人</strong>　「なぜ、ウミガメなんでか？　」
　<strong>証人</strong>　「社会的な訓練として、かなり厳しいと聞いてますし、集団で行動することに慣れてもらいたいので…」
　どうやら屋久島には、ウミガメの産卵のために浜辺の保全につとめたりするボランティア活動があるらしい。証人としては、そこの厳しい生活で精神を鍛えて来いってことなんでしょう。

　<strong>弁護人</strong>　「そこが厳しいと逃げて戻ってきたら、どうします？」
　<strong>証人</strong>　「追い返します」

　かなり本気のようですね。

<div><img alt="asozan090831.jpg" src="http://www5.nikkansports.com/general/asozan/asozan090831.jpg" width="350" height="314" /></div>

　次は検察官から。

　<strong>検察官</strong>　「同居されてるようですが、被告人の部屋に入ったことはあります？」
　<strong>証人</strong>　「警察官が家に来て、逮捕の時に…。普段は入ってません」
　<strong>検察官</strong>　「分解した自転車がどれだけあったかは？」
　<strong>証人</strong>　「把握しておりません」
　
　家の間取りは分からないけど、何台もの自転車を部屋に運んでたら分かりそうなもんだけどね。とにかく、親としては全く気付いてなかったようです。
　最後は、裁判官から。

　<strong>裁判官</strong>　「さっき、被告人がひきこもりって言っていましたが、いつからですか？」
　<strong>証人</strong>　「大学卒業して、就職がうまくいかなくなってからですね。自信がなくなったというか…」

　実は、この証人は超一流企業で働いているんです。裁判官は、そんな素晴らしい経歴に触れてから、

　<strong>裁判官</strong>　「的ハズレな質問をしますけど、息子さん一人っ子ですよね。一人っ子の男の子って。父親が立派だとプレッシャーだと思うんです。だから何だって話なんだけど。息子さんは、お父さんと比べて“オレは何やってんだ”ってテーマを与えられる場合もあるんじゃないかと思うんですが…」
　<strong>証人</strong>　「…意識してませんでしたね…。過保護に育てちゃったんで、生存競争に飛び込んでいけないと思ってました」
　<strong>裁判官</strong>　「気になるのがね、ＮＰＯから逃げてきたら追い返すってのがね、本人にとって良いのか分かりませんけど、その辺りの配慮お願いしますね」

　と、一人っ子論を展開して、質問終了でした。そして、被告人質問。まずは、弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「あなたが盗んだのは、どんな自転車ですか？」
　<strong>被告人</strong>　「スポーツサイクルです」
　<strong>弁護人</strong>　「いくら位する物ですか？　１台目は？」
　<strong>被告人</strong>　「３０万円くらいです」
　<strong>弁護人</strong>　「それは評価額ですよね。実際、お店で買ったら、もっとしますよね？　２台目は？」
　<strong>被告人</strong>　「１００万円です」

　スーパーで売ってるママチャリ１００台分ですね。そう考えると、施錠してあるとは言え、無造作に高級自転車が停まってるのって、すごい話だ。

　<strong>弁護人</strong>　「欲しいものがあると我慢出来ない性格なんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「自転車に限ってです」

　さすがは、マニア。

　<strong>弁護人</strong>　「どれくらい自転車が好きなんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「生活の中で大きな部分を占めます」
　<strong>弁護人</strong>　「そんなに好きなら被害者の気持ち分かりますよね。」
　<strong>被告人</strong>　「はい」

　自転車好きだからこそ分かる、心の痛みですね。そして、更生に関しての質問。

　<strong>弁護人</strong>　「先程、お父さんの方から自転車処分の話が出てましたけど、納得出来るんですか？」

　<strong>被告人</strong>　「はい、今は」
　<strong>弁護人</strong>　「なぜ、そういう考えになったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「自転車とはいったん、縁を切って、再スタートすることが大事だと思います」

　と、断チャリ宣言。手を出さなきゃ再犯はなさそうだけど、ここまで好きな物をなくしたり出来るのかねえ。何かに生かせそうだけど。

　<strong>弁護人</strong>　「あと“うみがめ館”は、お父さんに行くように言われたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「いえ。父が提案して、自分で決めました。」
　<strong>弁護人</strong>　「“うみがめ館”に行けば、盗みをしなくなるんでしょうか？」
　<strong>被告人</strong>　「自分を変えられると思っています。」

　被告人としては、今までの自分を変えたいと思ってるんですね。だからこそ、自転車は全て処分、と。

　<strong>弁護人</strong>　「今後、再犯しないためには？」
　<strong>被告人</strong>　「仕事に就いて、人の痛みを理解し、自分に厳しく生活していこうと思います」
　<strong>弁護人</strong>　「ちなみに、今まで仕事しなかったのはなぜですか？」
　<strong>被告人</strong>　「何か自分に合うものと考えてました」

　今後、とにかく何かの職に就くことを約束して、質問終了でした。検察官からは何の質問もなかったので、続いて裁判官からの質問です。

　<strong>裁判官</strong>　「あなた一人っ子だから、かわいがられたでしょ？」
　<strong>被告人</strong>　「はい」

　やっぱり、一人っ子が気になる裁判官。

　<strong>裁判官</strong>　「自分に合う仕事を探すって言いますけどね。私の学生の頃も皆言うんですよ。自分に見合った仕事って。それはね、子供の頃から野球が上手くてプロ野球選手になったとか、絵を描くのが上手でね、美術の大学に行って画家になるのかあるだろうけど、大体ね。あまりないと思うんですよ。あなたは、２８歳まで（探してた）？」
　<strong>被告人</strong>　「ズルズルしていました」
　<strong>裁判官</strong>　「ズルズルって、せいぜい１年でしょ」

　法律の世界では、ズルズルは１年のようです。

　<strong>裁判官</strong>　「しかも、親に面倒見てもらって。どういう精神状況だったの？　言ってごらん」
　<strong>被告人</strong>　「怠けていた…やはり…甘えていた部分もあったと思います」
　<strong>裁判官</strong>　「社会は競争社会なんですよ。同級生の人達と比べたら、５年間やってこなかったんだから大変ですよ。人は緩むと、しっかりした生活に戻れませんよ。…あなたがしっかりしないと山口家が大変じゃない。親にぶら下がるのは、これっきりにしてください。」
　<strong>被告人</strong>　「はい！」

　と、ニート生活をしかったところで、質問は終了でした。
　この後、検察官が懲役２年を求刑。弁護人は、被告人に前科もないので即決をお願いです。
　すると、裁判官が、

　<strong>裁判官</strong>　「では判決期日ですが、２週間後の…」

　と言い出したんです。この裁判官は例外なく、判決まで２週間空ける人なのです。これを聞いた弁護人は、

　<strong>弁護人</strong>　「２週間というのは他の簡裁ではあまり聞いたことないですけど、もうちょっと早くならいでしょうか…」
　<strong>裁判官</strong>　「他の裁判は関係ないですよ。弁護人の都合が悪いなら、日をあらためますけど」
　<strong>弁護人</strong>　「いや、屋久島のウミガメがふ化してくるので、もう少し早く…」
　<strong>裁判官</strong>　「あ、それは大変ですね」

　という訳で、判決は１週間早まって、９月３日に行われることになりました。
　親に助けられ、ウミガメにも助けられ…。これからウミガメの世話をするっていうのに。
　世の中、競争社会とは言え、誰もが誰かに助けられてつながってるのかもしれませんね。自転車のチェーンのように。

<strong>※写真は今後、被告人が世話をすることになる？ウミガメ</strong>]]>
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   <title>前科なしから、「いきなり強盗」が不可解だ</title>
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   <id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/general/asozan//219.84082</id>
   
   <published>2009-08-24T10:26:07Z</published>
   <updated>2009-08-31T06:59:48Z</updated>
   
   <summary>
９月１日（火）被告人・長谷川憲一：強盗強姦、強盗傷害ほか（控訴審判決）
＜テレホンクラブを利用した強盗強姦事件＞　０５年５月から０８年８月にかけて、埼玉県羽生市の無職長谷川憲一は、仲間と共謀して当時１４歳から２６歳の女性８人をテレホンクラブを使って誘い出し、暴行し金品を奪うなどした。１審で懲役２８年の判決を受けた。


９月１日（火）被告人・川村修：殺人未遂（判決）
＜ビジネスホテル内の殺人未遂事件＞　０９年４月、配管工の川村修（当時５５）は、宿泊中の東京・山谷のビジネスホテルで、宿泊者の無職の男性（６７）に切りつけたとして逮捕された。物音をめぐってトラブルがあったのが原因とみられる。


９月１日（火）被告人・鈴木正臣：売春防止法違反（初公判）
＜ソープランド経営者による売春防止法違反事件＞　０９年６月、東京・吉原地区のソープランド経営会社「三浦屋」社長の鈴木正臣（当時４６）らは、売春場所を提供したとして売春防止法違反（場所提供業）容疑で逮捕された。（「健全なソープランドに、お客さんは来るのだろうか」参照）


９月２日（水）被告人・依田佐恵子：殺人（控訴審判決）
＜妹を殺害した事件＞　０８年４月、横浜市の無職・依田佐恵子（当時４４）は、部屋で就寝していた妹（当時３９）を庭にあった石で殴って殺害した。口論の末の犯行だったという。


９月３日（木）被告人・野崎浩：殺人など
＜フィリピン人女性２人を殺害した事件＞　０８年４月、職業不詳の野崎浩（当時４８）は、東京都港区のマンションで、同居するカミオオサワ・ハニーフィット・ラティリアさん（当時２２）を絞殺し、遺体を切断して運河などに捨てたとされる。９９年４月にも、当時住んでいた横浜市のマンションで、ヨネダ・ロンガキット・エルダさん（当時２７）を絞殺したとされる。


９月４日（金）被告人・行天佐知子：覚せい剤取締法違反（使用）（初公判）
＜ＡＶ女優による覚せい剤使用事件＞　０９年６月、東京都港区のＡＶ女優の愛沢ひな（当時２４、本名：行天＝ぎょうてん＝佐知子）は覚せい剤を使用した容疑で逮捕された。任意同行された後、尿検査で覚せい剤の陽性反応を示したという。</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www5.nikkansports.com/general/asozan/">
      　８月３０日、第２１回最高裁判所裁判官国民審査が行われます。最高裁の判事を罷免するかどうかを決める重要な投票ですね。
      <![CDATA[　世界的にもこんなことやってる国は珍しいので、日本は司法に関心の高い国なんでしょう。実は、この日に第４５回衆議院議員選挙もついでに行われます。こちらの方は、元々誰も興味がないからか、政権放送やＣＭを流したり、新聞やニュースで政治のことを報じたり、必死です。

　国民審査の方は、皆興味があるので、わざわざニュースで「この判事で、こんな人です」なんてことは取り上げません。政見放送みたいに「私を罷免しないでください！」なんて、裁判官が国民にアピールしません。さらに言えば、電車の中や居酒屋で「どの裁判官に×つけるか迷うね」なんてしゃべってるサラリーマンも見たことがありません。わざわざ口に出すまでもないほど、国民審査が根付いている証ですね。
　しかし、数少ない「誰を審査するかも知らない」という人のために、全９人を掲載です。

那須弘平
涌井紀夫
田原睦夫
近藤崇晴
宮川光治
櫻井龍子
竹内行夫
金築誠志
竹崎博允

　日本人にとっては、名前を聞いただけで、顔が浮かんでくる有名な方ばかりですね。プロフィール等を知らない人は、検索して、国民審査に臨みましょう。衆院選は無記名票が無効だけど、国民審査は無記入票は信任扱いですからね。知らない、わからないってのは、投票に行かないより困りものなのだ。
　今回は８月２１日に行われた土佐英明被告人（逮捕当時３８）の裁判の話。罪名は、強盗、銃砲刀剣類所持等取締法違反。事件の内容は、逮捕時の報道からこんな感じです。

　土佐は５月３１日、台東区のコンビニに押し入り、オーナーの男性（５７）に文化包丁を突きつけて、「お金を下さい」と脅し、店の売上金７万円を奪った。６月９日、神奈川県内の交番に「コンビニ強盗をしました」と自首し、逮捕されたというもの。取り調べに対し、「いくらお金がないとはいえ、強盗に入るのはあまりにも自分勝手でした」と供述しているとも報じられました。

　実名報道するほどの事件なのかという疑問はあるけれど、強盗（刑法２３６条、５年以上の有期懲役）は重大事件ですからね。
　起訴されたのは報道された強盗事件で、オーナーの男性に刃渡り１１・５センチの包丁を示して、「お金を下さい」と脅し、隣のレジにいた男性店員（５４）に対しては「お金ください、それも」と脅して、７万円を奪った、という内容ですね。

　検察官の冒頭陳述によると、被告人に前科前歴はなし。高校卒業後、職を転々としていたが、０８年１１月に三重県から上京。仕事が見つからず、今年２月からは携帯電話を自分の名義で購入して、業者に売却するという、ネットで知った仕事をして、生活費を得ていたとのこと。
　しかし、犯行２日前には、ウイークリーマンションの家賃も払えなくなり、所持金もなくなったため、１００円ショップで包丁と帽子を購入して、強盗を決意した。

　そして、犯行後。奪った７万円を宿泊費や食費なので」使い果たした６月９日に、川崎市内の交番に「すみません。コンビニ強盗したので自首しにきました」と自首して逮捕されたというのが事件の流れです。
　「お金ください」「自首しにきました」と、なんとも現実味のない強盗犯ですね。かと言って、ドラマや小説っぽくもないし。現実ってのは、意外とこんなものかもしれませんね。
　そして被告人質問。まずは弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「事件前は、三重県に住んでいたと。なんで、東京の方に来たんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「元々、地元がこっちなので、帰ってきたと」
　<strong>弁護人</strong>　「上京した時の所持金は？」
　<strong>被告人</strong>　「４０万円位だったと思います」
　<strong>弁護人</strong>　「お金はあったけど、東京で仕事のあてはなかったんですね」
　<strong>被告人</strong>　「寮付きの仕事を探そうと思ってました」
　<strong>弁護人</strong>　「三重で仕事決めてから上京すべきだと思いますけどね」
　<strong>被告人</strong>　「求人誌が東海版と関東版で内容が違うので、上京してから探そうと」
　<strong>弁護人</strong>　「それで面接に行ったけど、採用はされなかったと」

　去年の１１月に上京して、仕事がないまま３カ月。４０万円の貯金もなくなり、ネットの闇サイトでみつけた、携帯電話売買の仕事を始めることに。

　<strong>弁護人</strong>　「ケータイの売買自体、よくないこととは思ってなかったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「思ってませんでした」
　<strong>弁護人</strong>　「何に使われるか。ま、犯罪に使われるとは思ってたでしょ？」
　<strong>被告人</strong>　「そうですね」
　<strong>弁護人</strong>　「そこから反省しないとね」
　<strong>被告人</strong>　「はい。反省しています」

　と、立件されてないところの反省も促されていました。そして、

　<strong>弁護人</strong>　「犯行後、所持金が少なくて困ってるんですよね。万引しようとは？」
　<strong>被告人</strong>　「思い付かなかったです」
　<strong>弁護人</strong>　「なんで、コンビニ強盗なんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「深夜なら、できそうと思ってやりました」

　と、せめて万引にしておけばという弁護です。言おうとしてることはわかるけどもさ。このあとは、反省の弁や寮付きの新聞販売店などで働きたい等々を述べ、質問終了です。
　次は検察官からの質問。

　<strong>検察官</strong>　「去年上京して、２月に金がなくなり、今後どうしようと考えてたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「仕事を探してました」
　<strong>検察官</strong>　「それでケータイの売買をみつけたんですよね。ずっと続けていこうと思ってました？」
　<strong>被告人</strong>　「ずっと、とは思ってませんでした」
　<strong>検察官</strong>　「その時、仕事探してました？」
　<strong>被告人</strong>　「探してましたけど、考えないようにしてました」
　<strong>検察官</strong>　「なぜ、考えないようにしてたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「仕事を探しても、断られるのが続いてしまったので」

　ちゃんとした仕事をしたかったんだろうけど、怪しげな仕事でとりあえずの収入を得てたってところでしょうか。しかし、その怪しげな仕事もなくなり、強盗、と。

　<strong>検察官</strong>　「７万円を手に入れて、それを使ってるとき、どう思ってたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「何も考えてませんでした」
　<strong>検察官</strong>　「思いきって手に入れたんでしょ！　悪いことして得た金なんだけど、それで人生やり直そうとは考えなかったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「その時は考えてなかったです」
　<strong>検察官</strong>　「でも今は新聞販売店で働きたいとか将来のこと考えてるんでしょ。自分の中で、心境の変化があったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「うーーん、わかんないですけど。罰を受けて、まじめに生きていきたいと思ってます」

　とにかく、何においても、何も考えてなかったようです。
　最後は裁判官からの質問。

　<strong>裁判官</strong>　「仕事ですけど、みつけられなかったのかやる気がなかったのか、どっちですか？」
　<strong>被告人</strong>　「やる気はありましたが、多少、仕事を選んでました」
　<strong>裁判官</strong>　「それとケータイの売買ですけど、悪い事だとは思ってなかったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「思ってなかったです」
　<strong>裁判官</strong>　「今までやってきた仕事は、もっともっと苦労したでしょ。それが、人にケータイを売るだけって、まっとうな話じゃないですよね？」
　<strong>被告人</strong>　「はい」
　<strong>裁判官</strong>　「それでも悪いと思わなかった？」
　<strong>被告人</strong>　「何台も売ってて」

　あやしいけど、捕まらないし、と、感覚が鈍ってたのかもしれませんね。そして、裁判官が弁護人と似たような質問です。

　<strong>裁判官</strong>　「金銭的に困っていたと。強盗以外に思いつかなかった？　犯罪含めて」
　<strong>被告人</strong>　「思い付かなかったです」
　<strong>裁判官</strong>　「比較の問題だけど、万引とかもあるんだよね。人の家に泥棒に入ろうとは？」
　<strong>被告人</strong>　「思わなかったです」
　<strong>裁判官</strong>　「じゃ、なぜ、コンビニ強盗なんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「自分の中で比較的簡単にできると思ってました」

　強盗は簡単にいかない気もするけど。しかも、防犯カメラが必ずあるコンビニだし。

　<strong>裁判官</strong>　「上京してから犯罪に近づいた生活になってますよね。１年前、今の自分を想像できました？」
　<strong>被告人</strong>　「してませんでした」
　<strong>裁判官</strong>　「強盗やる人で前科前歴がない人って、あんまりいないんだよね。今まで、ごくごく、まっとうに暮らしてきたのに、ここ半年で急に変わっちゃったんでしょ？　どこで間違っちゃったのかなぁと。なんで、こんなことになったと思います？」
　<strong>被告人</strong>　「ケータイの売買で短時間ですけど、裏サイトの人と付き合いだして、徐々に変わっていったのかもしれません」

　引き金は付き合った人の影響ですかね。
　このあと、検察官が懲役５年と包丁１本没収の求刑をして、閉廷でした。

　強盗をやるって、かなりの決断力と行動力が必要でしょ。しかも、犯罪なんだから、よっぽどの事情や動機があると思うんだよね。第３者が聞いたら「そういうわけか」と納得できるほどの。
　でも、この被告人に関しては、そんなに切羽詰まってたようには思えないんだよね。それは弁護人と裁判官が「何で強盗？」って首をかしげてたから、みな不思議に感じてたんだろうけど。]]>
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   <title>中学教師が16歳女子生徒と下半身だけの絆</title>
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   <id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/general/asozan//219.83276</id>
   
   <published>2009-08-10T10:58:15Z</published>
   <updated>2009-08-23T06:49:10Z</updated>
   
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８月２４日（月）被告人・矢島美代子、浜岡竜：薬事法違反（判決）
＜未承認の医薬品を販売した事件＞　０９年４月、東京都豊島区の健康食品販売業社長、矢島美代子（当時４９）と同社役員、浜岡竜（当時３２）は、「やせる…」とうたって未承認の医薬品を宣伝し、無許可で販売したとして、逮捕された。１億円以上を売り上げとみられる。


８月２４日（月）被告人・三上静男：殺人（控訴審判決）
＜保険金目的の殺人事件＞　００年８月、会社社長の三上静男（当時５０）は保険金目的で、室内装飾業の栗山裕さん（当時６７）を殺害し、保険金１億円をだまし取った。殺人罪などで死刑判決が確定した暴力団組長が、茨城県警への上申書で犯行を告白した。弁護側は「上申書はでっちあげ」と主張している。１審で無期懲役の判決を受けた。


８月２４日（月）被告人・長谷川憲一：強盗強姦、強盗傷害ほか（控訴審初公判）
＜テレホンクラブを利用した強盗強姦事件＞　０５年５月から０８年８月にかけて、埼玉県羽生市の無職長谷川憲一は、仲間と共謀して当時１４歳から２６歳の女性８人をテレホンクラブを使って誘い出し、暴行し金品を奪うなどした。１審で懲役２８年の判決を受けた。


８月２５日（火）被告人・波和二：組織犯罪処罰法違反（組織的詐欺）
＜Ｌ＆Ｇ詐欺事件＞　０９年２月、健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー」は、組織的に会員から出資金をだまし取ったとして会長の波和二（かずつぎ）（当時７５）や幹部を逮捕した。被害者約３万７０００人、被害総額約１２６０億円とみられる。




８月２５日（火）被告人・土屋大：わいせつ目的誘拐、監禁、強姦
＜出会い系カフェで知り合った女性に乱暴した事件＞　０９年１月、静岡県東伊豆町の土屋大（当時３５）は都内のコインパーキングで、出会い系カフェで知り合った中野区内の無職の女性（２７）を車内に連れ込み、神奈川県内の山中で乱暴し、約５時間にわたって車内に監禁したとして逮捕された。



８月２６日（水）被告人・野崎浩：殺人など
＜フィリピン人女性２人を殺害した事件＞　０８年４月、職業不詳の野崎浩（当時４８）は、東京都港区のマンションで、同居するカミオオサワ・ハニーフィット・ラティリアさん（当時２２）を絞殺し、遺体を切断して運河などに捨てたとされる。９９年４月にも、当時住んでいた横浜市のマンションで、ヨネダ・ロンガキット・エルダさん（当時２７）を絞殺したとされる。


８月２６日（水）被告人・山本敬二こと山本敬次：売春防止法違反（判決）
＜デリバリーヘルスで売春を行った事件＞　０９年５月、厚木市のデリバリーヘルス「厚木発～終着駅　人の妻めぐり旅」と「スプレンダー」の２店の経営者の山本敬二（当時３４）は、男性客に売春の斡旋をした疑いで逮捕された。


８月２６日（水）被告人・小林華澄こと石島泰剛：監禁致傷（控訴審初公判）
＜１９歳少女監禁事件＞　兵庫県赤穂市の少女（１９）が３カ月以上監禁された事件で、犯行の異常性から注目を集めた。０４年２月、インターネットのチャットで少女と親密になった石島（当時小林）泰剛は「東京へ来い。来ないとやくざを送り込んで家をつぶす」と脅して呼び寄せ、賃貸契約を結んでいた東京都足立区のマンションに少女を監禁した。石島は少女に対し「ご主人さまの命令」として言いなりになることを強要。抵抗すると「お仕置き」として暴行を繰り返した。０４年６月、石島が電話をしているすきに、少女がマンションを脱出。約１００メートル離れた弁当店に飛び込み、助けを求め事件が発覚した。１審で懲役１４年の判決を受けた。


８月２６、２７日（水、木）被告人・花川真也：強盗傷害（初公判）
＜プロレスグッズ専門店での強盗事件＞　０８年５月、住所不定、久保田克己（当時４９）花川真也（当時２８）らは共謀して、東京都千代田区のプロレスグッズ専門店に押し入って、男性店員（当時７０）に暴行を加えて現金や商品を奪った。


８月２８日（金）被告人・伊藤玲雄：殺人、傷害致死、死体遺棄など（控訴審判決）
＜架空請求詐欺グループの仲間割れによる殺害事件＞　０５年６月、架空請求詐欺グループの伊藤玲雄、阿多真也らは、グループを抜けようとした千葉県船橋市の男性ら４人を監禁した上で殺害した。１審判決で伊藤が死刑、残る２人は無期懲役の判決を受けた。


８月２８日（金）被告人・猪野和住：児童買春・ポルノ処罰法違反（初公判）
＜女子高生にわいせつな行為をした事件＞　０９年２月、東京都世田谷区の東京大大学院総合文化研究科助教の猪野和住（当時３７）は、０８年１月ころに当時１６歳だった女子高校生に現金１１万円を渡し、わいせつな行為をしたとして逮捕された。</summary>
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      <name>nikkan</name>
      
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www5.nikkansports.com/general/asozan/">
      　初の裁判員裁判が終わった途端、最高裁が作った広報映画「審理」のＤＶＤの配布と貸し出しが中止ですよ。
      <![CDATA[　裁判員制度のＨＰで配信していたのに、それも中止。それどころか「審理」に関する情報はすべて削除という徹底ぶり。広報映画としては最新作だし、個人的にも一番見やすくしてあって面白かったから、残念ですね。
　「宣伝は十分に終わった」ってのが理由じゃなく、主演を務めた酒井法子に逮捕状が出されたのが理由なんだけど、まさか「審理」をなかったことにするなんて…。良い作品だから、多くの人に見てもらいたいんだけど。マンモス悲ピーです。

<div><img alt="asozan090810.jpg" src="http://www5.nikkansports.com/general/asozan/asozan090810.jpg" width="251" height="350" /></div>

　さて、今回は８月７日に行われた栗原敏夫被告人（逮捕当時５１）の裁判の話。罪名は、児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反。
　１８歳未満と知りながら、現金を渡して少女にわいせつな行為をしたとして、中学校教諭が逮捕、起訴された事件ですね。
　２月１９日午後７時頃、埼玉県八潮市の専門学校に通う女子生徒（１６）に現金２万円を渡しわいせつな行為をした疑いと、４月４日午後５時頃には、茨城県坂東市のホテルで、この女子生徒と友人の同級生（１６）にそれぞれ２万円を渡し、わいせつな行為をした疑いと報じられた。

　女子生徒２人は小遣い欲しさから、昨年１０～１１月ころ、インターネットの出会い系に「１８歳、本番、３万円」を意味する「１８本３」と書き込んだところ、栗原から連絡があった。栗原は今年４月まで、２人とそれぞれ１５～１６回、わいせつ行為に及んだという。
　今年４月、「女子生徒が援助交際をしている」という匿名の情報が寄せられ発覚した。

　現役の中学の先生による犯行と言うことで、大きく報じられた事件です。夏休みで公判が少なく、学生の傍聴人も多かったので、法廷内は満席。何とかキャンセル待ちで傍聴できたのは、証拠調べをやっていた時だったので、そこからの傍聴記です。
　検察官の証拠によると、被告人は報道された２件のほかに、今年の３月９日にも１８歳未満の女子生徒に現金２万円を渡して、わいせつ行為をしたと起訴されているようです。
　被告人が所持していたケータイには、女子高生のわいせつな写真データが保存され、被告人の自宅からは女性の下着１９枚、セーラー服のタイ９本などが押収されたという。

　被告人は取り調べに対し「平成１２年に離婚してから、ソープランドを利用するようになった。女性は２０代だと打算的な女性が多く、３０代よりはピチピチした方がいいので、１０代後半の女性が好き。体も発育し、言うことを聞いてくれるからです」と性癖について答え、「平成１７年は学年主任をしていたが、平成１８年からは担任もなくなり、責任のある仕事がなくなった。その喪失感から出会い系サイトを利用するようになった。事件になっている３人からは、１５～１６歳と聞かされて驚いたが、女子高生とセックスしたいという思いがあり、欲望に負けてしまった」と、事件の経緯について供述しているという。
　法廷には、被告人のおじが情状証人として出廷です。

　<strong>弁護人</strong>　「なぜ、こんなことを起こしたと思いますか？」
　<strong>証人</strong>　「独身で、性欲処理ができなかったと思います。そして、５２歳で担任も持てずに草刈りばかりやらされたと言ってましたので」
　<strong>弁護人</strong>　「聞きにくい質問ですが、性欲処理については、どう監督していくつもりですか？」
　<strong>証人</strong>　「いろいろ、話し合っていきたいと思います」

　性欲処理の監督って言われても、聞かれた方も困るでしょうね。
　<strong>弁護人</strong>　「被告人は懲戒免職になって無職ですが、今後、仕事に関してはどうするんでしょう？」
　<strong>証人</strong>　「友人が農場をやっていまして、そこを紹介したいと思います」

　再就職のバックアップをしようとしてるんでしょう。ただ、被告人は草刈りばかりさせられたことをグチってたはずでは？　ま、農業をやるかは被告人の意志だけど。
　そして、被告人質問。まずは、弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「今、何が悪いのかわかってますか？」
　<strong>被告人</strong>　「１８歳以下の児童と性的関係を持ったということです」
　<strong>弁護人</strong>　「なぜ、法で規制されると思ってます？」
　<strong>被告人</strong>　「精神的にも自立していず、判断力がない児童にそういうことをするのは、悪影響を及ぼしますので」
　<strong>弁護人</strong>　「わかっててなぜやってしまったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「仕事の先が見えてきたというか、もうやめた方がいいのかなぁと。年下の人に使われるようになって、皆の邪魔になってるんじゃないかと思って」
　<strong>弁護人</strong>　「それが直接、犯行につながるんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「メールをしているうちにいろんなことで相談を受けるようになって、どんなくだらないアドバイスでも“うん、やってみる”とか返信があって、絆（きずな）が芽生えてきて。それで、自分を止めることができませんでした」

　仕事でのストレスや悩みはあったんだろうけど、犯行自体には全く関係なさそうですね。

　<strong>弁護人</strong>　「今後、仕事はどうするんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「全国的にも名前が知れ渡りましたし、農業でもやれたらと」

　証人の紹介で働く意志があるようです。

　<strong>弁護人</strong>　「性欲処理に関しては？」
　<strong>被告人</strong>　「自分で何とかやるしかないと思います」
　<strong>弁護人</strong>　「本件は出会い系サイトがきっかけになってますが、ケータイとネットに関しては？」
　<strong>被告人</strong>　「友達もいませんので、ケータイもネットも使わないようにしたいです」

　と、再犯しないように本件で使用した道具をすべて断つことを約束して、質問終了。
　次は、検察官から。

　<strong>検察官</strong>　「さっき、絆（きずな）が芽生えてと言ってましたけど、援助交際の目的でメールのやり取りをしていたんじゃないんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「最初は援交目的ではなく、会うつもりで」
　<strong>検察官</strong>　「会った日に性交したのではないですか？」
　<strong>被告人</strong>　「それはあります…」

　そして、最後の質問。

　<strong>検察官</strong>　「この事件をあなたの娘２人が知って、どんな気持ちだと思いますか？」
　<strong>被告人</strong>　「相当、ショックだと思います」

　冒頭陳述を聞けなかったんで年齢はわからないんだけど、被告人の年齢から判断すると、被害児童と同世代の娘さんでしょうかね。
　次は裁判官からの質問。

　<strong>裁判官</strong>　「出会い系サイトは、平成１８年から利用するようになったですか？」
　<strong>被告人</strong>　「そうだったと思います」
　<strong>裁判官</strong>　「別の人と売春はありました？」
　<strong>被告人</strong>　「何度かありました」
　<strong>裁判官</strong>　「その中で１８歳未満は？」
　<strong>被告人</strong>　「この娘たちが初めてです」

　他に本件同様のことはしていないと主張です。

　<strong>裁判官</strong>　「自宅に女性用の下着があったようですけど、いつから集めてたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「２年くらい前から」
　<strong>裁判官</strong>　「どんな人から買うんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「（出会い系サイトで）売ります、とか、買ってくださいって言う人から」
　<strong>裁判官</strong>　「買う時に会って性交するんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「（会ったときに）そう言ってくる人もいましたが」
　<strong>裁判官</strong>　「セーラータイが自宅にあったってのも、そういう理由ですか？」

　この手の事件で、自宅に女性の下着があってというケースは少なくない。理由は被告人が答えた通りなんだけど。でも、セーラー服のタイを持ってるってのは、初耳ですね。裁判官も不思議に感じたんでしょう。最近は、タイを売る女子高生もいるのかなぁなんて思ってたら、

　<strong>被告人</strong>　「いや、それは雑貨屋さんで買いました」
　<strong>裁判官</strong>　「いつから買ってたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「１年か、半年前。特売してたんで」
　<strong>裁判官</strong>　「１つずつ？」
　<strong>被告人</strong>　「まとめて…」

　安かったので、衝動買いしたみたいですね。セーラータイ９本も買って、何をしようとしてたのかは謎だけど。
　そして、最後に、

　<strong>裁判官</strong>　「立場上、先生として、教え子のちょっと（年齢が）上の児童とこういうことをした、と。今、どう思ってます」
　<strong>被告人</strong>　「働いた人たちに迷惑かけてしまったと思ってます」
　<strong>裁判官</strong>　「…学校の子供たち対しては？」
　<strong>被告人</strong>　「信頼を裏切ってしまったというのはあります」

　元々、それだけ信頼されてたのはわからないけど、元職場である学校関係者への謝罪の言葉を述べて質問終了。検察官が懲役１年６月を求刑して、閉廷でした。
　仮に、この被告人が学年主任か担任の職務にあれば、犯行に至らなかったような…。どんな形であれ、１０代の児童との絆（きずな）を求めてた気もするんだけど。それが下半身だけの絆になってしまったのは、残念としか言いようがありません。

<strong>※写真は酒井法子容疑者。まさかこの人のために「審理」が見られなくなるとは…（１９８８年撮影）</strong>

＊今週はお盆で裁判が少ないため、１７日の更新はお休みさせていただきます。次回の更新は２４日です。]]>
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   <title>健全なソープランドに、お客さんは来るのだろうか</title>
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   <published>2009-08-03T16:07:29Z</published>
   <updated>2009-08-10T09:31:13Z</updated>
   
   <summary>
８月１１日（火）被告人・小林一幸：強盗（判決）
＜レジ袋をかぶって強盗した事件＞　０９年３月、東京都北区の無職小林一幸（当時３８）は、ビデオ販売店に押し入って現金６万円を奪ったとして逮捕された。強盗の際にはレジ袋に２つの穴を開け、目出し帽のように頭からかぶっていた。（「守ったのは強盗のルール、レジ袋かぶって「金出せ」」参照）


８月１２日（水）被告人・麻生啓介：危険運転致死など
＜二輪車の走行を妨害し死亡させた事件＞　０７年５月、会社員麻生啓介（当時２４）は、東京都杉並区の都道で飲食店従業員の中野洋介さん（当時２９）のオートバイに幅寄せをするなどして運転を妨害し、中野さんを支柱に激突させ死亡させた。


８月１３日（木）被告人・宮崎元伸：業務上横領、有印私文書偽造・同行使（控訴審初公判）
＜山田洋行の元専務らの着服事件＞　０７年１１月、航空・防衛分野の専門商社「山田洋行」の元専務の宮崎元伸（当時６９）は、同社を退社後に１億円以上を横領、独立後に設立した新会社「日本ミライズ」（東京）の設立・運転資金に流用していたとして逮捕された。


８月１３日（木）被告人・宇栄原尚：薬事法違反（模造医薬品の販売目的貯蔵）
＜ニセの性的不能治療薬を大量に所持していた事件＞　０８年１１月、東京都台東区の雑貨商、宇栄原尚（当時４７）と同足立区の雑貨商手伝い、花井幸雄（当時６７）は、偽の性的不能治療薬などを販売目的で所持していたとして、薬事法違反（模造医薬品の販売目的貯蔵）容疑で逮捕された。</summary>
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      　日本の裁判は、崩壊寸前ですね。どうやら、全国の裁判所の４６％にあたる１２４棟が震度６以上の地震で、倒壊・崩壊の危険性があるらしい。
      <![CDATA[　それを受けて、最高裁は「２０１５年度末までに、耐震基準を満たす施設を９０％にするよう努める」とコメントしたようです。２０１６年春でも、基準以下の裁判所が１０％残っている計画のようですね。

　それにしても、裁判員裁判が行われる１週前にこんな発表をするとはねぇ。ただでさえ、いやいや裁判員候補者として裁判所に行く人が多いのに。これから、傍聴中や裁判員として審理中にグラッときたら、建物の外に出る方が安全かも知れませんね。

　今回は、７月２８日に行われた杉浦時江被告人（逮捕当時７２）らの傍聴記。罪名は、売春防止法違反。
　客と女性に売春場所を提供したなどして、警視庁保安課と浅草署は売春防止法違反の疑いで、ソープランド経営会社「角えび」杉浦時江社長ら男女９人が逮捕された事件ですね。
　報道によると、杉浦らは６月６日、売春目的の男性と店の女性を個室に案内して使用させるなどして、売春場所を提供した疑いがもたれているとか。で、起訴された人は、杉浦と同店で、マネージャーをしていた４４歳の男性（実名報道されてないので、以下Ａ被告人）の２人。それと角えび商事の会社。会社は、代表として男性が出廷したので、被告人席には３人が座っている状況です。
　起訴されたのは、報道通りの６月６日の件と、今年５月４日にも客と女性に売春場所として個室を提供したという内容。
　これは、５月４日から６月６日までにお客さんが２人しか来なかったってことなのか、他のお客さんは売春行為をしなかったってことなのか。
　検察官の冒頭陳述によると、被告会社は昭和４０年に設立し、昭和５７年には（同罪で？）松戸店で罰金刑を受けている前科があるという。

　杉浦被告人は、高校を卒業後、兄がソープランドを開店したので、２５歳から経営の手伝いをしていたとのこと。
　Ａ被告人は、平成１３年（頃から？）同店で勤務し、平成２０年からマネージャーとして働いていた、と。
　法廷にはまず杉浦被告人の長男が情状証人として出廷です。「同じ仕事には就かせません」「今後の生活は面倒みていきます」と、監督していくことを約束していました。
　次は、Ａ被告人の母親が出廷です。「裁判が終わるまで、ハローワークに行けないので、ケータイで仕事を探しているようです」と、違う仕事を探していることなどを述べていました。
　そして、被告人質問。まずは、杉浦被告人に対して、弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「検察によると、去年の５月から今年の４月までに３０００万円の利益があったと」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「あげてました」
　<strong>弁護人</strong>　「でも、税金の申請上、経費を考慮すると赤字だったんですよね」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「はい」

　どうやら、全然儲かってなかったようです。

　<strong>弁護人</strong>　「今年の６月１７日付で、代表取締役を辞任してますね」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「はい」
　<strong>弁護人</strong>　「経営には関与してませんね？」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「そのようなことはございません」
　<strong>弁護人</strong>　「辞める前には月々６５万円の収入があった、と。でも、それがなくなりましたけど、今後はどうするつもりですか？」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「息子ふたり（証人とその弟）が援助してくれるので、生活できると思います」

　と、この業界から足を洗うことを約束して、質問終了でした。
　次は、検察官から。

　<strong>検察官</strong>　「ソープランドの経営は４０年くらい？」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「はい」
　<strong>検察官</strong>　「やめようと思ったことはありますか？」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「はい」
　<strong>検察官</strong>　「何回くらいありますか？」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「回数は。子供の成長のたびに」

　被告人質問というより、長年ソープランドを経営してきた人へのインタビューをしているよう。

　<strong>検察官</strong>　「あと、角えび配送センターのことで摘発受けましたよね。角えび配送センターって、案内所なんですか？」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「そういう意味で作ったわけじゃないんですが、看板を見てるお客さんを連れてきちゃったのが間違いだと思います」
　<strong>検察官</strong>　「他のソープランドも同じことやってます？」
　<strong>杉浦被告人</strong>　「他のお店はわかりませんが、吉原には情報喫茶がありまして、お客さんを連れていくと、お店からリベートをもらっているそうです」
　<strong>検察官</strong>　「ふーーん」

　と、起訴事実以外のことを聞き出したところで、質問終了。本来、５月４日と６月６日に売春場所として部屋を提供したことについて、質問すべきなのに。このあと、裁判官は何も聞かずに質問は終了でした。
　続いて、Ａ被告人に対しての被告人質問。

　<strong>弁護人</strong>　「平成１２年までは、トラックの運転をしていた、と。他の風俗店で働いたことは？」
　<strong>Ａ被告人</strong>　「ありません」
　<strong>弁護人</strong>　「なぜ、角えびグループで働こうと？」
　<strong>Ａ被告人</strong>　「居住地から通勤ですとか、食費支給など、条件がよかったので」
　<strong>弁護人</strong>　「あなたには家庭もあって、住宅ローンもあって、条件のいい仕事を探していた、と」
　<strong>Ａ被告人</strong>　「はい」

　家庭のため、トラックの運転手を辞めたあとは、どんな仕事でもやるという心境だったのでしょう。

　<strong>弁護人</strong>　「この店であなたは、統括責任者であった、と。内容としてはカウンターやボーイへの指示、あとは女の子の面接を行っていたと」
　<strong>Ａ被告人</strong>　「ソープランドのことを知らずにきた女の子に売春を強要したことはありますか？」
　<strong>Ａ被告人</strong>　「ありません」

　と、またもや事件と関係のないことを聞いて、質問終了。
　次は、検察官から。

　<strong>検察官</strong>　「あなたが面接をしていた、と。何人くらい面接しました？」
　<strong>Ａ被告人</strong>　「１８人くらいです」
　<strong>検察官</strong>　「それで売春行為が違法なのはわかっているわけで、それを前提で面接するんですよね。本番できるか？　できないか？と」
　<strong>Ａ被告人</strong>　「そういう話をしたことはないです」
　<strong>検察官</strong>　「じゃ、どんな話をするんですか？」
　<strong>Ａ被告人</strong>　「ソープランドの中身は知ってる前提で、女の子も来てるので」
　<strong>検察官</strong>　「あなたが説明しないくても知ってると」
　<strong>Ａ被告人</strong>　「はい」

　わざわざ口に出さなくても、互い了解のうえで、面接は進んでいたんでしょう。だから、部屋を提供したのは、売春の場所を提供したんだと立証しようとしてるんでしょうね。それにしても検察官って説明もなく“本番”って言葉を使うんですね。疑似じゃない性行為のことを意味する性行為のことなんだろうけど、サラッと言ってたからね。風俗の隠語だけじゃなく、法律的にも“本番”っていうんでしょうか。
　このあと、またもや裁判官は何も聞かず、質問終了。
　最後は被告会社に対しての質問です。代表として出廷した男性へ弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「今、本店はどうなっていますか」
　<strong>被告会社</strong>　「休業中でごさいます」
　<strong>弁護人</strong>　「今後はどうしていくつもりですか？」
　<strong>被告会社</strong>　「役員会で話し合い、警察や保健所に指導を受け、健全経営を目指して邁進していく所存でございます」

　と、警察の指示にしたがっていくことを約束です。次は、検察官から。

　<strong>検察官</strong>　「角えび商事で、違う店ですけど罰金を受けていることは知ってました？」
　<strong>被告会社</strong>　「知りません」
　<strong>検察官</strong>　「会社としては２回目ですが、どんな話し合いをされました？」
　<strong>被告会社</strong>　「法律にのっとって経営していく、と」

　普通、裁判では再犯防止のために「もうやりません」と２人の被告人のように約束する場合が多いのに、内容は違えどソープランド経営は継続すると宣言です。これに対して、検察官が、

　<strong>検察官</strong>　「法律にのっとって？」
　<strong>被告会社</strong>　「警察のご指導に耳を傾けると」

　と、警察の言うとおりにやっていくと約束して、質問終了でした。今後、この店が営業再開したら、警察が太鼓判を押した店ってことになるんでしょうかね。まさしく、健全経営。それでお客さんは来るのか、という問題は別にして。
　裁判官は相変わらず何も質問せずに、被告人質問はすべて終了です。　
　このあと、検察官の論告。本件は長期的に行われた組織的な犯行であることに言及し、同種営業内容の店舗があったとしても被告人らの罰が軽減されるべきではないとして、杉浦被告人に対して懲役１年６月と罰金３０万円、Ａ被告人に対して懲役１年２月と罰金２０万円、角えび商事に対して罰金３０万円を求刑して閉廷でした。
　それにしても、奥歯にモノがはさまったようなすっきりしない裁判だよなぁ。検察官が「同種営業内容の店舗があったとしても」なんて仮定の論告してたけど、実在するでしょ。なんで、この店だけ摘発されたのかさっぱりわからなかったなぁ、他の店との違いはどこにあったんだろ？]]>
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   <title>殺意の有無の質問で被告人が混乱？</title>
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   <published>2009-07-27T09:58:06Z</published>
   <updated>2009-08-02T09:33:28Z</updated>
   
   <summary>
８月３日（月）被告人・吉岡正行：殺人
＜女性をはさみで刺殺した事件＞　０７年７月、埼玉県鷲宮町の無職、吉岡正行被告（当時３８）は同県杉戸町の路上で、借金をめぐるトラブルなどから知人女性をはさみで刺殺したとして逮捕された。１審で無期懲役の判決を受けた。


８月３、４、５日（月、火、水）被告人・藤井勝吉：殺人（初公判）
＜路上で女性を刺殺した事件＞　０９年６月、東京都足立区の無職、藤井勝吉（当時７１）は、自宅近くの路上で韓国人の文春子さん（当時６６）と口論になり、胸などをナイフで数回刺して死亡させた。この事件が裁判員裁判の適用第１号となる。


８月４日（火）被告人・上岡友洋：特別公務員暴行凌虐（控訴審初公判）
＜取調べの女性にわいせつな行為をした事件＞　０８年３月、栃木県警の警部補・上岡友洋（当時５１）は、放火事件の関係者として取り調べた３０代の女性に対し、わいせつな行為をしたとして逮捕された。１審で懲役１年・執行猶予３年の判決を受けた。


８月４日（火）被告人・酒井幸子：殺人、詐欺（控訴審初公判）
＜共済金目的で夫を殺害した事件＞　０７年７月、飲食店経営の酒井幸子（当時６６）は知人の男と共謀して夫の良雄さん（当時６３）の頭を殴って殺害し、その後、共済組合から４２０万円を詐取したとして逮捕された。１審で懲役２５年の判決を受けた。


８月５日（水）被告人・神崎修一：児童買春・児童ポルノ禁止法違反
＜少女のわいせつＤＶＤを制作した事件＞　０９年２月、タレントプロダクション「ピンキーネット」の経営者、神崎修一（４１）らは、水着などを身につけた少女にわいせつなポーズをとらせたＤＶＤを制作したとして逮捕された。０８年６月に当時１６歳の少女にスタジオでわいせつなポーズをとらせて児童ポルノのＤＶＤを制作した。　（「着エロかポルノか…この裁判は長そうだ」参照）　（「着エロ撮影後「女の子と連絡取れなくなりました」」参照）


８月５日（水）被告人・野田英孝：金融商品取引法違反（インサイダー取引）
＜投資会社元会長によるインサイダー取引事件＞　０９年４月、東証２部上場の投資会社「ジェイ・ブリッジ」元会長、野田英孝（当時５４）ら２人が、インサイダー取引で損失を免れたとして、逮捕された。同社が同年３月期の業績予想を下方修正することなどを知り、公表直前に海外に開設された口座を使って、自社株計７万株を計約６５００万円で売却した。


８月６日（木）被告人・守谷和真：著作権法違反
＜ネットで無許可でテレビ番組を配信した事件＞　０９年５月、「ジェーネットワークサービスインターナショナル」経営の守谷和真（当時４０）は、著作権法違反で逮捕された。同社はフジテレビが放送した番組を無断で東南アジアや欧米の在外邦人の顧客にインターネットで視聴させた。



８月６日（木）被告人・上鈴木広行：昏睡（こんすい）強盗
＜昏睡強盗事件＞　０７年７月、無職上鈴木広行（当時４１）らは、東京・歌舞伎町のスナックで男性を酔わせて現金を奪ったとして、逮捕された。上鈴木が女装して客を呼び込み、ほかの者が酒をつくったり、客を装って酒を勧めたりして昏睡状態にさせていた。


８月６日（木）被告人・伊藤信也：保護責任者遺棄致死など
＜長女を衰弱死させた事件＞　０６年９月、栃木県那須烏山市の不動産賃貸業伊藤信也（当時６６）は、病気療養中の長女（当時４０）を監禁し衰弱死させた。１審で懲役５年の判決を受けた。


８月７日（金）被告人・加藤竹司：傷害致死
＜父親を殴って死亡させた事件＞　０８年１２月、東京都葛飾区の無職、加藤竹司（当時４４）は、自宅で父親の光男さん（当時７３）の頭を殴るなど暴行を加えて搬送先の病院で死亡させた。</summary>
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      　７月２３日、長野地検がある事件の起訴を公表した際、裁判員裁判対象事件とした上で、「住居侵入、強盗■■」と２文字を黒塗りにして隠したらしい。
　さらに、被害者名も犯行日時も犯行場所も黒塗りになってるらしい。
      <![CDATA[　「強盗■■」に当てはまるのは、強盗未遂・強盗予備・強盗致傷・強盗致死・強盗傷害・強盗殺人、あとは強盗強姦になるんでしょうか。刑法のことはよく知らないんで他にあるかもしれないけど。でも、裁判員裁判の対象となると数は限られてくるわけで…。黒塗りにしなくても。

　てっきり、裁判に興味を持ってもらうため、傍聴に来てもらうため、検察が広報の一環としてクイズ方式の起訴をしたのかと思ったら「関係者のプライバシーと名誉」が理由らしい。
　裁判員裁判って、わかりやすくて、開かれた司法を掲げてたはずなんだけどなぁ。公判前整理手続きも非公開だし、どうなってんだ？もう、いっそのこと、裁判は全て非公開にすればいいんじゃないか？

　今回は、７月２４日に行われた川村修被告人（逮捕当時５５）の裁判の話。罪名は、殺人未遂、銃砲刀剣類所持等取締法違反。東京のビジネスホテルで、宿泊者の無職の男性に切りつけたとして、殺人未遂の疑いでホテルに宿泊していた配管工が逮捕されたという事件ですね。報道によると４月５日午後８時４０分頃、東京都台東区のホテル室内で、果物ナイフで男性に切りつけたという。事件の約４時間前、被害者の男性が「物音がうるさい」と、ナイフやはさみを持ち出し、川村に「お前か」などと言い寄るトラブルがあった。その後、川村はコンビニでナイフを買って男性の部屋に押し入った。２人とも酒を飲んでいたと伝えられました。

　起訴が５月２１日以降であれば、裁判員裁判対象になる事件でしたね。制度施行前の起訴なので、従来通りの裁判です。
　被告人は殺意を持って、刃渡り９・５センチの果物ナイフで被害男性の胸と腹を切りつけ、加療３週間のケガを負わせたという内容。
　罪状認否で被告人は「殺意はなかったです」と一部否認し、弁護人は「酩酊状態のため心身耗弱の状態にあった。そして、自首が成立する」と主張です。検察官の冒頭陳述によると、被告人と被害者は同じビジネスホテルで生活していて、部屋が隣（か、２つ隣）だったが、顔を合わせる程度の仲だったという。

　そして、犯行当日。被害者男性は仕事が休みだったので、朝から居酒屋で飲酒し、場外馬券場へ行った後、午前１１時３０分頃帰宅。その後の記憶は酔っていたので覚えてないとのこと。
　一方、被告人。仕事が休みだったので、朝から居酒屋で飲酒し、場外馬券場へ行った後、午後４時ころ帰宅。午後４時３０分ころ、酔っ払った被害男性が果物ナイフを持って被告人の部屋を訪れ「音がうるさい！」と文句を言ったらしい。騒ぎを聞きつけた住人や管理人が、果物ナイフを取り上げ、その場を収めた、と。

　この騒ぎの後、被告人は居酒屋へ行き、飲食。その後、コンビニエンスストアで果物ナイフを購入し、帰宅。被告人は被害男性の部屋へ行き「自分が先にナイフを突きつけてきたんだからな！」と言って、果物ナイフを上から下に振り下ろし、被害男性の胸と腹を切りつけた。被告人は、被害男性の腸が体外に出ている事に驚き、管理人へ犯行を告白。救急車を呼んでもらうよう頼み、駆けつけた警察官に逮捕された、というのが事件の詳細です。

　弁護人が「酩酊のため…」と主張してるわりには、犯行時のことを細かく記憶しているような気も。あくまで検察側の主張なんで、取調べで誘導したのかもしれないけど。
　法廷には、被告人の雇い主が情状証人として出廷し「おとなしくて真面目な性格なんですが…」「本人が希望すれば、今後も仕事を手伝って欲しい」と、今後も雇っていくことを約束していました。　そして、被告人質問。まずは、弁護人から。

　<strong>弁護人</strong>　「犯行当日、朝は何をしてました？」
　<strong>被告人</strong>　「７時に起きて、近くの居酒屋でチューハイを３杯飲みました」
　<strong>弁護人</strong>　「その後は？」
　<strong>被告人</strong>　「８時ごろ、部屋に戻ってきて、９時に浅草の場外（馬券場）行きました」
　<strong>弁護人</strong>　「そこでお酒は？」
　<strong>被告人</strong>　「缶ビールを２本位飲んだと思います」

　休日って事で、朝から酒を飲んでたようです。

　<strong>弁護人</strong>　「部屋に帰ってきたのは？」
　<strong>被告人</strong>　「午後４時過ぎですね」
　<strong>弁護人</strong>　「そして、どうなりました？」
　<strong>被告人</strong>　「被害者の男性が来て“うるさい”と」
　<strong>弁護人</strong>　「うるさくしてたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「してませんでした」
　<strong>弁護人</strong>　「被害者の方は、果物ナイフを持ってたわけですが、どうされました？」
　<strong>被告人</strong>　「首の辺りに突きつけられました」

　元々仲が悪かったわけでもなく、被告人がうるさかったわけでもないのに、何があったんでしょうか。被害者は酔っ払って記憶がないので、原因は不明なんだけどね。

　<strong>弁護人</strong>　「このトラブルの後の行動は？」
　<strong>被告人</strong>　「居酒屋行って、びんビール２本程…」
　<strong>弁護人</strong>　「その店を出た後は？」
　<strong>被告人</strong>　「別の居酒屋でビールを２～３本…」
　<strong>弁護人</strong>　「その後は？」
　<strong>被告人</strong>　「よく覚えてないですけど、コンビニ行きまして、果物ナイフ買いました」
　<strong>弁護人</strong>　「何故、果物ナイフを買ったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「自分も果物ナイフで脅してやろうと考えたんだと思います」

　目には目を、歯には歯を、果物ナイフには果物ナイフを…と考えたんでしょうか。同じ恐怖感を味あわせてやろうという狙いがあったようです。

　<strong>弁護人</strong>　「果物ナイフを買った後は？」
　<strong>被告人</strong>　「（被害者の）部屋の前でノックしまして、開けてくれたんだと思います。それで中に入れてくれて、切りつけたと思います。ハッキリ覚えてないです」
　<strong>弁護人</strong>　「細かい事は覚えてない、と？」
　<strong>被告人</strong>　「気付いたら（被害者が）仰向けになってました」
　<strong>弁護人</strong>　「ケガしてる事に気付いたのはいつですか？」
　<strong>被告人</strong>　「腹のあたりから腸が出てたんですよね。それで“やめてくれ、やめてくれ”って言うんで、我にかえって…。それで驚いて管理人に救急車を呼んでもらいました」

　罪状認否の通り、事件の詳細については覚えていないようです。

　<strong>弁護人</strong>　「警察と検察の調書では“殺すつもりだった”と書いてありますけど、殺すつもりはあったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「酒で覚えてない部分はあったんですけど、そういう風に言われるとそうかもしれない、と…」
　<strong>弁護人</strong>　「ん？　そういう風って？」
　<strong>被告人</strong>　「腸が出る程の傷を付けたなら、殺意があっただろうと言われて…」

　殺意の有無って刑法上の認定の仕方というか評価は分からないけど、基本的には本人しか分からない気もするんだけど、その本人もあいまい。結果としては、長さ４５センチもの傷を付けているので、ホントに脅すつもりだったのかと、弁護人も確認している訳です。

　<strong>弁護人</strong>　「私と初めて面会した時、殺意に関して、何て言ってましたっけ？」
　<strong>被告人</strong>　「あったと言いました」
　<strong>弁護人</strong>　「なかったって言わなかった？」
　<strong>被告人</strong>　「なかったと言いました」
　<strong>弁護人</strong>　「“ホントの事を言ったほうがいい”、“正直に言ってください”と私が質問したら、“殺意はあった”と答えましたよね？　ホントはどうなんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「なかったです」

　質問のやり取りが悪いのか、被告人、混乱してるような…。とにかく、殺意はないと主張して質問終了。
　次は、検察官からの質問です。

　<strong>検察官</strong>　「今の質問のことを聞きますけど、弁護人に“正直に話して…”と言われて、殺意があったと答えたんですよね。ホントは、殺意があったってことじゃないの？」
　<strong>被告人</strong>　「なかったです」
　<strong>検察官</strong>　「脅すつもりだった、と。何か脅すような言葉は言いました？」
　<strong>被告人</strong>　「言わなかったです」
　<strong>検察官</strong>　「なぜ、何も言わなかったんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「…その時の状況覚えてないです…」
　<strong>検察官</strong>　「脅すつもりなら、ケガさせないようにするんじゃないですか？」
　<strong>被告人</strong>　「全然覚えてないんです」
　<strong>検察官</strong>　「被害者から向かってきたんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「覚えてないです」

　殺意に関しても、犯行の記憶に関しても“ない”の一点張り。しびれを切らした検察官の質問が、

　<strong>検察官</strong>　「そんなに犯行のことを覚えてないのに、なぜ、殺意がないと言えるんですか？」
　<strong>被告人</strong>　「殺すつもりがなかったからです」

　元々恨みがあった訳じゃないし、ナイフを突きつけられたくらいで殺してやろうと考えるのも不自然だしね。でも、瞬間的に殺意を抱いて切りつけたんだけど、その時のことを全く覚えていない可能性もあるし…。
　この後、検察官の求刑。被害者の胸と腹の傷が長くて深く、治療をしなければ３０分で死亡していた可能性もある程の傷だったことを挙げて、懲役７年と果物ナイフ没収を求刑しました。
　今後、似たような事件を裁判員が裁くんだよなぁ。これは難しいねぇ。殺意があったことも、なかったこともハッキリと納得のいく立証はされてなかったし。
　被告人も被害者も酒に酔って覚えてないのを、第３者が判断するのは大変だ。]]>
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