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2010年12月06日

壮一帆が作る新伝説/壮一帆

 花組の真飛聖&壮一帆のコンビが展開する「メランコリック・ジゴロ」(12日まで全国ツアー中)は約1年半、コンビを組んできたからこそできる軽快なコメディー・ミュージカルだ。同作は伝説的コンビ、安寿ミラ&真矢みきが93年に上演してヒットさせ08年、真飛のトップスター第1作として上演。今回同じコンビでの再々演が実現した。来年4月で退団する真飛にとっては最後の地方公演。壮は「思い出をいっぱい作って伝説のコンビを超えたい」と気合も十分だ。

2年ぶりに「メランコリック・ジゴロ」を同じ真飛聖とのコンビで演じる壮一帆
2年ぶりに「メランコリック・ジゴロ」を同じ真飛聖とのコンビで演じる壮一帆(撮影・築山幸雄)

 陽気でラクして稼ぐことしか考えないジゴロ。壮演じるスタンと、ジゴロ仲間のダニエル(真飛)の軽妙なセリフのやりとりがオシャレで笑いを誘う。2年前、名古屋・中日劇場での同作上演時は初共演だった。1学年しか違わない2人だが、音楽学校時代もあまり接点がなく、入団後も組が違い、接点はほぼゼロ。

 「あの時はお互い信頼関係を築いてる途中段階。これが終わって、ものっすごい距離が縮まったのを覚えています。だから今も曲を聴くと当時“あっ、これから新しい花組が始まるんだなー”って思っていたことを思い出したり。あれから2年たっていろいろ芝居してショーも作ってきて。今回は当時より上乗せした部分がある、という自信はあります」。

 「メランコリック-」は93年、花組トップスターだった安寿ミラと準トップ真矢みきが宝塚大劇場で上演し、大ヒット。2人の絶妙の掛け合いはさまざまな作品で話題になり、トップスター&準トップとしては「伝説のコンビ」としてファンの記憶も強烈だ。壮が演じているのは真矢が演じたジゴロのスタン。

 「私個人としては真矢さんのスタン像をいかに覆せるかがひとつの課題なんです。おふたりは伝説のコンビですからね。私たちでまた新たな伝説を…といきたいところです。あっ、こんな大きいこと言っちゃっていいんでしょうか?(笑い)。でも、ま、夢は大きく! ですから」。

 ちゃめっ気たっぷりに笑う姿は男役の色気とともにキャリアを重ねてきた自信が漂う。

 入団10年目を超えてから、彼女は「役者」「舞台人」という言葉をよく使うようになった。

 「そうみたいですね。ファンの方にもよく言われます。私自身は意識してないんですけどねえ。ただ、10年目までは『男役とは?』みたいなのを、必死で形を求めて。でも10年目以降は男役を追究する姿勢は変わらないけど、それだけだと限りがあるような気がして…。もっと突っ込んだ部分を目指すようになったかも」。

 最近の充実ぶりは驚くばかり。昨年は「太王四神記」で悪役・大長老の怪演に始まり、一転「ME AND MY GIRL」では女役ジャッキーを、さらにバウ主演作「オグリ!」では美しさと強さを併せ持つオグリを演じ役幅を広げた。真飛とのコンビも充実していたが、真飛が先日退団を発表。これが最後の全国ツアーだ。

 「本当に寂しいですね。伸び伸びさせてくれたことにすごく感謝しています。付き合いは短いけど濃い…。だから、今回の全国ツアーでも思い出いっぱい作りたいですね。毎日遠足みたいなものですから」。

 自分が歩いてきた2年間の確かなキャリアを感じながら、真飛との思い出作りにも大切な全国ツアーとなりそうだ。【土谷美樹】

 ☆壮一帆(そう・かずほ)8月7日生まれ、兵庫県川西市出身。雲雀丘学園高を経て96年「CAN-CAN」で初舞台。花組に配属されたが01年、雪組に異動。同年10月「愛 燃える」(主役・轟悠)で新人公演初主演。続く02年6月「追憶のバルセロナ」(同・絵麻緒ゆう)でも新公主役を務め10月「ホップ・スコッチ」で立樹遥・音月桂と3人でバウホール初主演。その後も「春ふたたび」(03年)「送られなかった手紙」(04年)「さすらいの果てに」(05年)でバウ主役を果たし06年12月、花組に再び異動。09年5月「オグリ! 小栗判官物語より」で主演。翌月、大空祐飛の宙組異動に伴い花組準トップに。身長170センチ。愛称「そう」。


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夢の舞台を創り続けて90年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で夕カラジェンヌは日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている。連載「プレシャス! 宝塚」では、そんな夕カラジェンヌの横顔を伝えます。

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