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2009年6月29日

進化し続ける/柚希礼音

 新トップスター柚希礼音率いる新生星組が力強く発進した。ヨン様ことペ・ヨンジュン主演のドラマで大ヒットした「太王四神記」の舞台化第2弾が開幕。タカラヅカでは今年1月、花組版に続く続演となるが、花組トップ真飛聖演じたタムドクとはひと味もふた味も違った柚希タムドクに仕上がった。研11でのトップ就任は最近では異例の早さだが「トップになったことがゴールではない。まだまだ成長していきたい」とさらなる進化を目指す逞しい新時代のトップスターだ。

剣を手に迫力いっぱいにタムドクを演じる柚希礼音
剣を手に迫力いっぱいにタムドクを演じる柚希礼音

 重厚なコスチュームにも負けない存在感と豪快さ。ケガで出演が危ぶまれていた準トップ凰稀かなめも初日に間に合い、大型トップスターの名にふさわしいエネルギッシュなお披露目公演になった。

 演目はヨン様主演のドラマでもなじみの「太王四神記」。待ち望まれた若い王の誕生を皆が祝福する-。まさにお披露目にはぴったりのストーリー展開だ。柚希も「ヨン様タムドクをまねするだけじゃなくて、ちゃんと私のタムドクになるようにしたいんです。今までの自分にないところを今回のタムドクで出していきたい」と熱く語った。その言葉通り、豪快さだけではなく時には繊細な表情で見せ、人間ドラマとして完成度も高い。

 柚希は今回、自分が演じることになって初めてヨン様のドラマ版の第24話を見たという。「ヨン様うますぎ! でした(笑)。最初は義務的に見てたけど、終わるのが惜しくなってきて見るのを渋るぐらい、ゆっくり見てたんです」と超ハマったようだ。

 前トップで女優に転身した安蘭けいからは、心優しいアドバイスを受けた。「1作目は“組を自分色に染めよう”とか“下級生を育てよう”とか、そんな事は考えず自分のことだけに集中してやりなさい」と。お披露目公演のけいこ場に立ってみて、そのアドバイスが身に染みたという。

 音楽学校在学中から、そのダンス力とスター性は話題になっていた。鳴り物入りで入団し、新人公演でも早くから役につくなど着実に成長。研11でのトップ就任は最近では異例の早さだ。「本当にこの11年はあっという間でした。でも、いつも大きい役が来てもできない自分と戦い続けていたんです。責任感も下級生のころから妙にあってプレッシャーでがんじがらめだった」。周囲の期待と自分とのギャップに悩む日々だった。

 しかし準トップになったころ「自分に変にプレッシャーをかけるのは辞めよう。とにかく自分なりに進んでいこう」と決めたという。準トップ時代に役の幅を広げ、以前は課題だったという歌も大きく音域を広げ魅力に変えた。

 満を持してのトップ就任、力強く発進した柚希は最後にこう言った。「自分としてはトップになったことがゴールではないし、まだまだ未熟なところが山のようにある。だからどんどん成長していって、いろんな側面を見せられる人間になりたい」。進化し続けるトップスターとして自覚も十分だ。【土谷美樹】

 ◆「太王四神記Ver.2」 韓国・高句麗には2000年に1度「チュシンの星に輝く日に生まれた王が世界を統一し、平和をもたらす」という伝説があった。ある晩、ついにチュシンの星が輝き王族に2人の男の子タムドク(柚希)とヨン・ホゲ(凰稀かなめ)が生まれた。

 いとこ同士の2人は仲良く成長していったがホゲの母親が自分の息子に王位を継承させようと、タムドクの父ヤン王(一樹千尋)に毒を盛ったことで対立。さらにホゲが思いを寄せていた炎の巫女(みこ)キハ(夢咲ねね)がタムドクを愛していることを知り、ホゲは一方的に対抗心を燃やすのだった。

 今年1月に上演された花組バージョンでは、冒頭で2000年前の神話時代を描いていたが、星組ではこの神話部分を割愛。高句麗時代に焦点を絞りタムドク、ヨン・ホゲの友情や対立する過程が丁寧に描かれている。

 ☆柚希礼音(ゆずき・れおん)6月11日生まれ、大阪市出身。四天王寺学園を経て99年「ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台。星組配属。その年の阪急電鉄初詣でポスターモデルを務め、03年1月「おーい春風さん」でバウホール初主演。新人公演では同年7月「王家に捧ぐ歌」で初主演を務め、その後「1914/愛」「花舞う長安」「長崎しぐれ坂」「ベルサイユのばら」と連続で新公主役を務めた。07年3月「さくら/シークレットハンター」から準トップスターとなり今年4月、安蘭けいの退団を受け星組トップスターに。身長172センチ。愛称「ちえ」。


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夢の舞台を創り続けて90年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で夕カラジェンヌは日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている。連載「プレシャス! 宝塚」では、そんな夕カラジェンヌの横顔を伝えます。

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