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企画特集


2009年4月20日

集大成/大和悠河、陽月華

 宙組のトップスターコンビ、大和悠河&陽月華のサヨナラ公演「薔薇に降る雨/Amourそれは…」が開幕した。アイドル的なルックスで下級生のころから注目され続けた2人。ラストステージも絵から抜け出てきたような、息をのむ美しさだ。大和は「最後だから、という特別な思いはなく“とにかくいい物を”という一心で作り上げてきた」と平常心を強調した。

ピンスポットの中、黒のエンビと白いドレスでデュエットを披露する大和悠河(上)と陽月華
ピンスポットの中、黒のエンビと白いドレスでデュエットを披露する大和悠河(上)と陽月華

 黒のエンビに純白のイブニングドレス。まばゆいばかりのピンスポットの中、デュエットを披露する2人の姿は、まるで絵から抜け出てきたような美しさだ。食い入るように見つめる客席からはため息さえ漏れる。

 熱狂的なファンは特別な思いで2人を見つめるが、当の大和はしっかりと自分の足元を見つめていた。

 「サヨナラだから、という特別なことはないですね。いつも通り。平常心。どこかにそういう意識はあるかもしれないけれど“とにかくいいモノを作りたい”という一心でやってきました」。平常心を強調する。

 ミュージカル「薔薇に-」はフランス・ニースを舞台にした究極のラブロマンス。身分の違いから離ればなれになった2人が7年後に再会し、さまざまなしがらみを乗り越えていく。大和演じるジャスティンは、イケメンなだけでなく彼女を守るため、ときに声を荒らげ、髪を振り乱し、ときに少年のような目で夢を語ったり。「集大成」らしく、1本の作品で多彩な顔をのぞかせている。

 入団当初から注目され続ける存在だった。大きな瞳に笑うとくっきり浮かぶエクボ。劇画の世界から飛び出してきたようなルックスで誰をもとりこにした。入団1年目にしかチャンスがない阪急電鉄の初詣でポスターモデルを務め、わずか研4でバウホール主演…。走り続けたタカラヅカ人生だった。

 「入団してすぐ、抜てきしていただくことが多かったので、常に前向きに進める自分でいれたんです。『辛い思い出』ってホント、ないんですよね。自分が下手だなとか、この役ができないっていう思い出はあるけれど『辛い』という感情はなくて本当に幸せな時間をずっと過ごしていました」。そう振り返る。

 「タカラヅカで大きな羽を背負う」。小さいころからの夢を実現させ、そして今、大和は最後の舞台を華やかに飾って去ろうとしている。「一点の曇りもない」タカラヅカ生活から次のステージへ。「さあ、これから何をしましょうか? って思うのが正直なところ」とおどけて見せるが、まずはサヨナラ公演を納得いく形でしめくくること。彼女の目にはそれしか映っていないようだ。

 ◆「薔薇に降る雨」 上流階級の人々でにぎわうフランスの港町ニース。「スポーツカーを自分で作る」という夢を持つ青年ジャスティン(大和)と、伯爵家の令嬢イヴェット(陽月)は運命的な出会いを果たしそれから毎日のようにデートを重ねていた。

 しかし、ジャスティンのもとにある日突然、彼女から「もう会えない」という手紙が届く。伝統と家柄を重んじる貴族の令嬢と一青年との関係が許されるはずもなかった。両親が無理やり引き裂いたのだった。

 それから7年、調査会社を経営するようになったジャスティンと、投資の失敗で実家が没落したイヴェットが再会。彼女は大富豪グザヴィエ(悠未ひろ)との結婚を受け入れざるを得ない状況に陥っていた。イヴェットの実家が失敗した投資に何かワケがあるとにらんだジャスティンは調査に乗り出した。さまざまな因縁が絡んでいたことが明らかになり、2人の関係も意外な展開を迎える。レビュー「Amourそれは…」と2本立てで5月18日まで。

 ☆大和悠河(やまと・ゆうが)8月4日、東京都文京区出身。東京家政大付属女子中を経て95年「国境のない地図」で初舞台。月組に配属。入団当初から華やかなルックスが話題で阪急電鉄の初詣でポスターモデルを務めた。97年「EL DORADO」(主演・真琴つばさ)で新人公演初主役を果たし、その後6作品で新公主役。同年12月には「ワン・モア・タイム!」で成瀬こうきとともにバウ初主演。翌年には「シンデレラ・ロック」でバウ単独主演を果たした。03年2月、宙組に組替えとなり07年3月、シアター・ドラマシティ公演「A/L」から前トップ貴城けいの退団に伴いプ宙組トップスターとなった。身長169センチ。愛称「タニ」。

 ☆陽月華(ひづき・はな)9月2日生まれ、東京都足立区出身。都立飛鳥高を経て00年「源氏物語あさきゆめみし」で初舞台。星組に配属となり03年、日生劇場公演「雨に唄えば」でヒロインに抜てきされ注目を集めた。同年7月「王家に捧ぐ歌」で新人公演初ヒロイン。その後06年「ベルサイユのばら」のヒロイン、マリー・アントワネット役まで計5作品で新人公演のヒロインを務めた。06年「フェット・アンペリアル」でバウ初ヒロイン。07年1月、宙組に組替えとなり同3月紫城るいの退団を受けて宙組トップ娘役に。02年から現在も池田銀行のイメージキャラクターを務めている。身長164センチ。愛称「うめ」。


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夢の舞台を創り続けて90年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で夕カラジェンヌは日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている。連載「プレシャス! 宝塚」では、そんな夕カラジェンヌの横顔を伝えます。

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