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2009年1月19日

プレッシャーだけどチャンス/真飛聖

 韓流スター、ヨン様ことペ・ヨンジュン主演の人気ドラマ「太王四神記」(2月2日まで)がタカラヅカでミュージカルになった。イリュージョンを多様するドラマに対し、タカラヅカの舞台では映像や舞台装置を駆使。約24時間の大河ドラマを2時間に凝縮したとあって、展開もスピーディーで見る者を飽きさせない。「やることが決まるまでこのドラマを見たことがなかった」というトップスター真飛聖も「テレビよりもいい意味で勢いがある」と自信の舞台だ。

 長髪をなびかせ、甲冑に身を包んだタムドクが大刀を振るい敵をなぎ倒す…。ヨン様とはひと味違う華やかなヒーロー像に仕上がった。

 全24話、約24時間の大河ドラマを2時間の舞台に仕上げたため展開も超スピーディー。「物語がどんどん進むので飽きる時間がないと思います。テンポも早いから瞬きするヒマもないし、目が乾かないようにしていただきたいですね(笑)」。真飛も冗談を交えながらアピールするほどだ。

 稽古に入る前、真飛はこれまで感じたことのないプレッシャーに包まれていた。「ヨン様が演じられたキャラクターを引き継ぐということで、プレッシャーがないといったら嘘になる。でも、自分にとってもまたとないチャンス」と自分を奮い立たせていた。しかし、稽古に入ればどんな作品も役への取り組みは同じ。

 「韓流にあまり詳しくなかったのが逆によかったかも。テレビの世界と舞台はまったく違うし、意識していても同じものを作れるワケではない。生の舞台だからこそ、という醍醐味がここにはある」。もちろん、タカラヅカらしくミュージカル仕立てにしているところが新鮮でドラマとは結末も違っている。

 歌劇団も今年で創立95周年を迎えた。記念の年を話題作で飾り、真飛も「私、元旦公演をここ宝塚で舞台に立ったのは入団して初めてなんです。95年という区切りの年を花組のトップとしてスタートが切れるっていうのはありがたい。自分たちが気が抜けないし、プレッシャーというより恵まれていると思う」と気を引き締めた。

 伝統の花組でトップスターになって約1年。振り返ればあっという間だったと言う。「主演になる前は“どうなるんだろう”という不安はありました。でも、みんなが自然に主演男役として置いてくれた。想像以上に気負わずに素直にいれています」。組のメンバーへの感謝を口にし、2年目のさらなる飛躍を誓っていた。

 ◆「太王四神記」 朝鮮半島・高句麗の人々は数千年もの間「チュシンの星が輝く日に生まれる王」を待っていた。ある晩、ついにチュシンの星が輝き、王族に2人の男の子タムドク(真飛)とヨン・ホゲ(大空悠飛)が生まれた。同時に守り神である四神の神器・青龍、白虎、玄武、朱雀も長い眠りから目覚める。

 いとこ同士の2人は仲良く成長していたが、ヨン・ホゲの母親が自分の息子に王位を継承させようと、タムドクの父ヤン王に毒を盛ったことで対立。一方、四神の神器を手に入れこの世を支配しようとする「火天会」が暗躍し、真の王の誕生を阻もうとしていた…。

 ☆真飛聖(まとぶ・せい)10月13日生まれ、神奈川県出身。中延学園高を経て95年「国境のない地図」で初舞台。星組に配属となり99年「我が愛は山の彼方に」で新人公演初主演。01年「花の業平」「ベルサイユのばら」でも新公主役を務め翌年「ヴィンターガルテン」でバウホール初主役。03年の日生劇場公演「雨に唄えば」では悪声の女優・リナを演じ女役も好演。05年8月、花組に組替えとなり07年12月に退団した春野寿美礼のあとを受け同組トップスターに。身長169センチ。愛称「ゆう」。


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プレシャス! 宝塚
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夢の舞台を創り続けて90年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で夕カラジェンヌは日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている。連載「プレシャス! 宝塚」では、そんな夕カラジェンヌの横顔を伝えます。

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