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2008年12月01日

改めて月組であることを誇りに/龍真咲

 月組男役ホープ龍真咲は、今年上級生の仲間入りを果たし、CM「ハートフォード生命」のキャラクターに起用されるなど、ぐっと活躍の場を広げた。宝塚大劇場で上演中の「夢の浮橋」(11日まで)では、トップスター瀬奈じゅん演じる匂宮の側近・道定を好演。「上級生になって、改めて月組であることを誇りに思えてきた。じっくりひとつの役を作り上げる楽しみを噛みしめています」と毎日の舞台を楽しんでいる。

テレビCMにも出演し活躍の場を広げた龍真咲
テレビCMにも出演し活躍の場を広げた龍真咲

 大きな瞳とよく通る声、人懐っこい笑顔はまるでアイドル歌手のようだ。しかし一転、宝塚大劇場の舞台に立つとキリリとした男役で人気も急上昇中。

 現在上演中の「夢の浮橋」でも、トップスター瀬奈演じる匂宮の側近、道定を好演する。ヒロイン・浮舟(羽桜しずく)をめぐり、薫(霧矢大夢)と匂宮との三角関係のきっかけを作ってしまった人物で「どこか憎めない感じ。日本物で所作は難しいけれど、毎日楽しんでできています」と茶目っ気たっぷりに話す。

 2回の新人公演主役を経て上級生の仲間入りを果たした今年。いきなりの大作「ME AND MY GIRL」では博多座公演で女役の大役・ジャッキーと3番手男役のジェラルドを役代わりで演じるなど本公演で担う役割も大きくなった。

 「ME-の香盤(配役)が出た時はギョッとしたけど、実は“女性”を演じることが初めてだったのですごくやってみたかったし、いろんな事が新鮮で楽しくて勉強になった」とハイテンションで振り返った。

 「やっと落ち着いてひとつ、ひとつの役にじっくり取り組めるようになった」という。新人公演時代は本公演での役はもちろん、終演後に新公の稽古を行う日々のため「毎日がめまぐるしくて、何をしたらいいか分からない時もあった。自分のことだけでいっぱいいっぱいになっていた。今、上級生になってみて月組であることの誇りを改めて感じています」と自覚も備わってきた。

 今年度からは「ハートフォード生命」のキャラクターとしてCMにも登場した。氷川きよしも務めたことのあるCMだ。「いろんな人から“見たよ”って言われまして、恥ずかしいけどうれしかった。でも自分では1回しか見れてないんですよ~」。梅田駅にも同社のポスターがデカデカと飾られていたため「友達が写メで送ってきたり。私もわざわざ梅田まで見に行きました」。どこまでも素直な受け答えが好感度をグンと上げる。格好良くても、可愛さを残す男役で舞台にも花を添える。【土谷美樹】

 ◆「夢の浮橋」 光源氏が亡くなって数年後。宮中で評判の貴公子といえば、光源氏の孫にあたる匂宮(瀬奈)と、兄弟のように育った源氏の末っ子・薫(霧矢大夢)であった。薫は表向き、源氏の息子だが、実は本当の父親は別人だった。
 その薫が宇治に、ある姫を囲い始めた。その姫、浮舟(羽桜しずく)は、昔、薫が思いを寄せ、しかし遂げることができないまま失ってしまった八の宮の娘・大君に生き写しだったのだ。「この事で薫は自分に愛情を注いでいるのか」。その事情をひょんな事から知ってしまった浮舟。複雑な人間関係の中、3人の運命は大きく動き出す。ショー「Apasionado!!」と2本立てで11日まで。

 ☆龍真咲(りゅう・まさき)12月18日生まれ、大阪府東大阪市出身。城星学園を経て01年「ベルサイユのばら2001」で初舞台。06年2月「Young Bloods!!」でバウ初主演。昨年1月「パリの空よりも高く」で新人公演初主役を務め続く8月「マジシャンの憂鬱」でも新公主演。身長171センチ。愛称「まさき」。


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プレシャス! 宝塚
プレシャス! 宝塚
夢の舞台を創り続けて90年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で夕カラジェンヌは日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている。連載「プレシャス! 宝塚」では、そんな夕カラジェンヌの横顔を伝えます。

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