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2008年10月27日

怒濤の1年、締めは艶男/明日海りお

 月組の男役ホープ、明日海りおが12月2日に行われる「夢の浮橋」の新人公演で2度目の主役を務めることになった。

月組の男役ホープ、明日海りお
月組の男役ホープ、明日海りお

 前回のミュージカル大作「ME AND MY GIRL」に続いての新公主役。“動”のビルに対し、源氏の世界を描いた今回は“静”の匂宮と真逆なキャラだが、明日海はいたって冷静だった。「主役をやらせていただく、と聞いた時はストレートにうれしかったですね。こういう日本物ってしょっちゅうやれるわけじゃないじゃないですか? しかも艶っぽい男の役なので、いろんなことを勉強して吸収したい」と逞しく前向きだ。

 今年は怒濤の1年だった。1月「ホフマン物語」でバウホール初主演。青樹泉とのダブル主演、ダブルキャストをこなし「主演そのものが初めてでしたし、作品はオペラだし…。あっという間だった」。続く3月の大劇場公演「ME AND MY GIRL」では新人公演初主演でビルを熱演した。本公演では娘役の大役、ジャッキーとソフィアをダブルキャストでこなすなど「毎日が初日みたいで、緊張の連続でした」という。そのルックスも手伝ってか、これまでショーで娘役を演じることも多く役の幅もグッと広がった。

 「ホント今年は1年が早い(笑)。去年の今ごろは『ホフマン物語』をやるって聞いた時ぐらいだったんですもんね。初めてづくしのことばかりで、役代わりもたくさんやらせていただいていくつもの役をできた1年でした。でも、まさかこんなに1年で頭をフル回転させるとは思ってもみなかったから」。

 その1年を日本物、源氏物語で締めくくる。「いろんな経験をさせていただいて、最後に成長できている姿を見せられればいいな」」。本公演のショー「Apasionado!!」では、またまた娘役にふんする場面も。「ウエストをしぼって、ドレスから出る腕が細く見えるように腕も鍛えて…。こっそり努力しています」と笑わせた。新人公演でも本公演でも、また新しい姿を見せてくれるはずだ。【土谷美樹】

 ◆「夢の浮橋」 源氏物語の最終章「宇治十帖」の舞台化。光源氏の孫にあたる貴公子・匂宮(明日海、本役・瀬奈じゅん)と、兄弟のように育った薫(光月るう、本役・霧矢大夢)。薫は源氏の末っ子であったが、実は源氏の妻・女三宮と柏木の不義の子であった。この2人から思いを寄せられる浮舟。3人の複雑な関係と恋を描く話題作。

 ☆明日海(あすみ)りお 6月26日生まれ、静岡市出身。03年「花の宝塚風土記」で初舞台。今年1月「ホフマン物語」でバウホール初主演。続く大劇場公演「ME AND MY GIRL」で新人公演初主役。本公演ではジャッキーとソフィアを、博多座公演ではジャッキーと男役3番手のジェラルドを役替わりで演じた。身長169センチ。愛称「みりお」。


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プレシャス! 宝塚
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夢の舞台を創り続けて90年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で夕カラジェンヌは日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている。連載「プレシャス! 宝塚」では、そんな夕カラジェンヌの横顔を伝えます。

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