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2008年7月21日

まだまだ初々しい3年目/すみれ乃麗

 バウホールで上演中の「殉情」(27日まで)でヒロイン・春琴に抜てきされた宙組の若手娘役すみれ乃麗。わずか入団3年目の下級生だ。「(香盤発表の時は)ただただびっくりして。その時にポスター撮りのことや、その後のスケジュールも教えていただいたんですが、まったく何も覚えていないぐらいボーっとしていました」と振り返る。それでも、舞台では堂々と気が強く、それでいて寂しがり屋のヒロイン春琴を下級生らしく丁寧に演じているのが印象的だ。

 できあがったポスターを見ても、しばらくは「私じゃないみたい」と思うほど他人事だった。この日「初めての取材なんです…」と消え入りそうな声で話をする姿もまだまだ初々しい。それでも「彼女は一見、気が強かったり、意地悪なんだけれども実はかわいらしい女性。そのかわいらしさまで表現できたら」とどん欲な姿勢を見せた。

 実は、前回の大劇場公演「黎明の風」の新人公演でも、2番手娘役でマッカーサー元帥の妻・ジーンを好演。「これもあまり記憶にないぐらいで…」と振り返るが、堂々としたセリフ回しなどが話題になっていた。

 双子の姉・蘭乃はなも月組の娘役として活躍している。研1時代に「阪神阪急沿線の初詣でポスターモデル」を務め「ME AND MY GIRL」の新人公演で2番手娘役のジャッキーを演じるなど、こちらも期待の若手娘役だ。一緒に住んでいるためお互いに励まし合い、ダメだしをし合い、今は化粧の仕方や衣装の着こなしの話に終始する。音楽学校時代から「姉が頑張ってるから私も頑張ろうと思えるし、いろんな意味ですごく心強い」と思えるほどかけがえのない存在。自分の芸名も姉が考えてくれたという。

 すみれ乃は「双子だと比較されることが多いけれど、一人一人の個性を大事にしたい。今回はすべてが初めてづくしで大変ですが、自分の中に確実に経験として積み重ねていきたい。そしていつか自分の個性にできたら」。まっすぐ前を見つめて話す姿はたくましかった。【土谷美樹】

 ◆「殉情」 明治初頭、佐助(蓮水ゆうや)は13歳で薬問屋鵙屋(もずや)に奉公に上がった。すでに目の光を失っていた娘・春琴の手引きが主な仕事だった。わがままで、何かとつらく当たってくる春琴だったが、佐助はその美しさと琴や三味線など音曲の才能を崇拝していた。実は、春琴も内心では佐助を愛していたのだ。
 お琴の師匠として看板を出した春琴の元に、前々から彼女に好意を抱いていた大店の若旦那・利太郎(寿つかさ)が弟子入りした。度々彼女に言い寄る利太郎に、春琴は厳しいけいこを付け、撥(ばち)でけがをさせる。その夜、何者かが寝ている春琴に煮え湯を浴びせ大やけどを負わせた。やけどの跡が残る顔を「佐助にだけは見られたくない」という春琴の言葉を聞いた佐助は、自らも盲目になることを決意する。

 ☆すみれ乃麗(すみれの・れい)5月20日生まれ、東京都杉並区出身。成城学園高を経て06年「NEVER SAY GOODBYE」で初舞台。身長161センチ。愛称「れーれ」。


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プレシャス! 宝塚
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夢の舞台を創り続けて90年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で夕カラジェンヌは日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている。連載「プレシャス! 宝塚」では、そんな夕カラジェンヌの横顔を伝えます。

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