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2008年3月17日

「感情を乗せるような歌を」/和涼華

 星組の男役スター和涼華が久々の正統派二枚目役で舞台に華を添えている。

笑顔でインタビューに答える和涼華(撮影・奥田泰也)
笑顔でインタビューに答える和涼華(撮影・奥田泰也)

 大阪市北区のシアター・ドラマシティーで上演中のミュージカル「赤と黒」(25日まで)は、仏の文豪スタンダールの同名小説を元にしたものでタカラヅカでも1975年(昭50)に大滝子が、89年には涼風真世主演で上演された。和は、トップスター安蘭けい演じるジュリアンに婚約者を奪われる、不名誉だが品行方正な侯爵。「本当に、こんな正統な役は久しぶりなので新鮮」と表情にも心なしか余裕が感じられる。

 昨年、大劇場公演では「シークレット・ハンター」でのコミカルな刑事役、「エル・アルコン 鷹」では、顔に大きな傷を付けた荒くれ海賊を熱演。個性的なキャラで強烈な印象を残し新境地を開拓した。「あんなにおもしろい役は初めてだったから作っていくのが楽しかった。がなったり、怒鳴ったり、公演中持つのかな? って思ったけれど、コンディションを見ながら舞台をやるっていうのも勉強になりました」と得たものは想像以上に多かったようだ。

 4月には入団9年目を迎える。「男役10年」と言われる世界で大事な1年だ。「去年の目標が『自分のカラを破る役をやること』で、思いがかなったでしょ? 今年は感情を乗せるような歌を歌い込めるようになりたい。念じればまた、かなうかな?」。いたずらっぽく笑いながらも目は輝いていた。【樹】

 ☆和涼華(かず・りょうか)10月6日生まれ、大阪府豊中市出身。千里国際学園高を経て00年「源氏物語 あさきゆめみし」で初舞台。宙組に配属となり05年8月「炎にくちづけを」で新人公演初主役。翌年7月、星組に異動となり9月「愛するには短すぎる」でも新公主演を務めた。身長171センチ。愛称「カズ」。

[2008年3月17日13時26分 紙面から]


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プレシャス! 宝塚
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夢の舞台を創り続けて90年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で夕カラジェンヌは日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている。連載「プレシャス! 宝塚」では、そんな夕カラジェンヌの横顔を伝えます。

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