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第20回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞


20周年回顧

第6回
1993年

「志麻ちゃんおめでとう」三田佳子が祝福のキス

主演女優賞を受賞した岩下志麻(左)にキスをする三田佳子
主演女優賞を受賞した岩下志麻(左)にキスをする三田佳子

 2大女優が授賞式を盛り上げた。主演女優賞に輝いた岩下志麻を、前年の同賞受賞者の三田佳子が「志麻ちゃん、おめでとう」と左ほおにキスして祝福した。2人は同期デビューの良きライバル。刺激を受けながら実績を築き上げてきた。

 三田は「(岩下の)貫録と実績は、昨日今日で身に着くものではありません。誇りを持って、ますますいい仕事をしてください」とエールを送った。思わぬプレゼントに岩下は「女性からキスをされたのは初めて。お祝いの気持ちを素直に表してくれる三田ちゃんらしいわ」と笑顔を見せながら三田の手を握り返した。大物女優のツーショットを息をのんで見守っていた会場は、劇的なパフォーマンスで一気に和んだ。

 悲しいセレモニーもあった。前年まで選考委員や司会を務めていたアナウンサー逸見政孝さんが、がんのため48歳の若さで他界。この年の司会で、逸見さんの先輩でもある露木茂キャスターの呼び掛けで冒頭、黙とうがささげられた。石原プロ社長として出席していた渡哲也は、がん克服の経験をもとに逸見さんに励ましの手紙も送っていた。「毎年、逸見さんの朗々とした美声で(授賞式が)始まるのですが、今年は…」と言葉を詰まらせた。

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