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第20回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞


20周年回顧

第15回
2002年

山田監督受賞スピーチで出演者、スタッフにお祝い

02年、岸恵子(左)、行定勲監督と記念写真に納まる山田洋次監督(中央)
02年、岸恵子(左)、行定勲監督と記念写真に納まる山田洋次監督(中央)

 名作時代劇シリーズが生まれた年である。山田洋次監督が藤沢周平作品を初めて映画化。「たそがれ清兵衛」は作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞の4冠を達成した。

 山田監督にとって念願の時代劇。「黒沢監督のような時代劇を撮りたいとずっと思っていました」。描いたのは幕末の下級武士の生きざまと家族の姿。派手さを抑え、リアリズムに徹した作品は「新しい時代劇の誕生」と評価された。

 生活感あふれる描写にこだわり、スタッフと下調べや研究に明け暮れた。山田監督の熱意にキャストは演技で応えた。深い信頼関係で結ばれた結果と実感したのだろう。「真田くん、りえちゃん、本当におめでとう。スタッフの皆さんも心からおめでとう」。監督賞受賞のスピーチは、出演者、スタッフへのお祝いの言葉が自然にこぼれた。

 「今、鉱脈を見つけたような気がしています。これを1回切りでおしまいにするのは惜しい。また藤沢周平さんの原作で撮りたいですね」。この言葉から4年。藤沢周平3部作を完成させた。「たそがれ-」「隠し剣 鬼の爪」、締めくくりとして「武士の一分」。「武士-」は今年の石原裕次郎賞、主演男優賞、助演男優賞を受賞した。

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