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第20回 日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞


20周年回顧

第13回
2000年

小百合、母の前で生涯女優宣言

00年、主演女優賞に選ばた吉永小百合と母和枝さん
00年、主演女優賞に選ばた吉永小百合と母和枝さん

 「長崎ぶらぶら節」で主演女優賞に輝いた吉永小百合の母和枝さんが会場に姿を見せ、会場や報道陣の間にも驚きが広がった。母娘の道のりは平たんではなかったからだ。ステージママへの反発や結婚をめぐっての対立。2人が和解するまでには15年かかったという。

 吉永は、会場の後ろにいる母に見えるような、最高の笑顔を見せた。あかね色の着物に身を包み「今後もずっと映画の世界で仕事を続けたい」と、生涯女優宣言をした。集結した映画会社社長や監督、プロデューサーに向けての吉永のメッセージ、そして母への感謝だったのかもしれない。

 和枝さんは表立ってコメントすることはなかったが「本当にありがとうございました。冥土へのいい土産になりました」と、娘の受賞を心から喜んだ。

 「長崎-」は原作からほれ込んで映画化にこぎ着けた作品だった。芸者を演じるため、三味線はクランクインの3カ月も前から連日けいこに励んだ。そんな思いも結実した。和枝さんはこの5年後に亡くなったが、吉永にとって作品も授賞式も思い出深いものになっただろう。

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