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2010年3月16日

劇団解体…25周年の再出発

 大衆演劇を原点に、いまでは商業演劇への出演など幅広い活躍をしている松井誠。
 8月には名古屋・御園座での座長公演も決定。「空よ、海よ、わが母よ~若き海軍飛行士官の物語」と題した芝居では、初めて神風特攻隊員に挑むことになった。

 「戦争を知らない人が増えるなか、こういう時代があったのを伝えていかないといけないとこの作品を選びました。親子の愛情や引き裂かれる恋人などを描いています」と彼のまた新しい魅力が楽しめそう。

 その前の4月には伊勢神宮での「奉納舞」があり、5月14日の福岡サンパレス公演を皮切りに全国ツアーもスタートする。「理想の劇団を作ろう」と決心して25歳の時に立ちあげた「劇団誠」。それが25周年を迎えた今回の公演で選んだ芝居は「牢獄の花嫁」。

 大衆演劇の座長でもあったいまは亡き母・松井千恵子が得意とした人情悲劇だ。「口立てだったのを、今回のために台本に起こしました」と、これを機会に改めて語り継がれてきた大衆演劇の素晴らしさを実感しようとしている。

 そして、25周年が終わる来年3月、「劇団誠」をいったん“解体”して、「新生劇団誠」に生まれ変わらせようと考えている。

 「私の芸に追いついて来いよ、と言っているのに劇団員が立ち止まっている状態なのです。大衆演劇のいいところでもあり悪いところでもあるのですが…。お客さんが温かくて、人気があると勘違いする役者が出てくるのです」。

 劇団員を思うからこそ飛び出した厳しい言葉。それは50歳という節目を迎え、「もう止まっている時間がない」という自分での戒めでもある。「本当に芝居とお客さんが好きで、役者が天職だと思う人だけで『新生劇団誠』を作ろうと思っています」。

 今月31日、すべての劇団員とスタッフを集めてそれを宣言するつもりだ。現状では満足しないで芸を追求する松井誠は、まだまだ走り続ける。

(松井誠)


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ニッカン座 人生劇場
ニッカン座・人生劇場
 笑いあり、涙あり、感動あり。毎日、日本のどこかで繰り広げられる人情舞台。その一瞬、一瞬に人生をかけて、全国巡業を続ける大衆演劇のヒーローを追います。
松井誠
 (まつい・まこと)1960年4月8日、福岡県大牟田生まれ。大衆演劇一座に生まれ育ち、85年に「劇団・誠」を結成。商業演劇の座長公演をはじめ、大河ドラマ「風林火山」などに出演。若手劇団「下町かぶき組」の育成のほか、舞踊「誠心流」家元、着物デザインなど幅広く活躍。
竜小太郎
 (りゅう・こたろう)1974年8月2日、東京生まれ。父は大衆演劇役者、母はダンサーで4歳の時に日舞を習い始め、森川長次郎劇団に入団。関西を中心に活躍して7歳の時に「初代・浪花のチビ玉」と呼ばれる人気者に。85年には「必殺・ブラウン館の怪物たち」で映画デビュー。舞台、映像と幅広く活動している。アイエス電話03・3355・3561。
大川良太郎
 (おおかわ・りょうたろう)1978年(昭53)3月6日、静岡県生まれ。大阪府育ち。劇団九州男(げきだんくすお)座長。輝く役者だけのユニット「シリウス(天狼組)」でも活動中。
橘大五郎
 (たちばな・だいごろう)1987年(昭62)1月27日、大分県生まれ。橘菊太郎劇団若座長。大衆演劇の若きカリスマ。2003年、北野武監督の映画「座頭市」に出演。2007年には早乙女太一らとのハワイ公演を成功させた。趣味はタップダンス、映画・舞台鑑賞。

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