2009年11月01日
何ともいえず美しい林遣都の走り
風が強く吹いている(日)毎年、正月になるとトンデモナイ視聴率をたたきだす箱根駅伝。学生ランナーが故障して足を引きずりながらも、なお走り続けるレースは神秘的でさえある。なぜか毎年のように、テレビ観戦してしまう不思議なイベントだ。
映画は、純度の高い青春ドラマ。見ているうちに「箱根に、そんなに簡単に行けるはずない」「ドラマチックすぎる」「かっこよすぎる」と突っ込みたくなる自分もいるが、それこそが青春! 理想を高く、夢に向かって突っ走るのが若さであり、そこに陽気な仲間が何人かいれば自然とドラマになっていく。
サッカーや野球でなく、駅伝というストイックな競技なのが新鮮な魅力を感じさせる。そして、劇中の林遣都のランニングシーンは何ともいえず美しい。
大ヒットした「ルーキーズ」は、かなりヤンキーな高校生が甲子園を目指したが、ここで箱根を夢見る大学生はもっと地味な外見で、自分の周りにもいそうな印象だ。そんな親近感が見る者の胸を静かに、深く揺さぶるだろう。【三宅敏】
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