2009年9月27日
小西真奈美が新境地
「のんちゃんのり弁」(日)
ダメ夫に離婚届をたたきつけた主婦が、自活のために得意な料理でお弁当屋さんをやるぞ! というシンプルな物語。壁に当たり、周囲の支えで乗り越え…は、いつも食べている定番の定食のようかと思いきや、予想以上に奥深い味わいで、スパイスぴりり。食べ…いや見終わった後は、わさびではなく、涙で鼻ツーン。
まあ映画ですから、主人公は現実よりは恵まれているかも。実家暮らしで、良き友人たちに囲まれ、思ってもないありがたいことが起こったりする。でも実際はそんな環境に気付けるか、つかまえられるかどうか、なワケだと思うのです。そういう力や魅力を備えている永井小巻という人物に、息を吹き込んだのが小西真奈美です。
「31年間なーんにも考えずに生きてきました。資格も特技もありません」という主婦役にしては、小西が美しく聡明(そうめい)すぎないか? と、最初は思ったけど、進むにつれどんどんハマっていく感じ。超絶技巧な早口に、男前グーパンチ、夕日を浴びた切ない表情に、ほんの少し見せる色気。顔から足まで体いっぱいで演じる姿は、新境地かもしれません。
ほかにも注目は、小料理屋「ととや」の主人を演じた岸部一徳。言葉もたたずまいも店も、こんな人いたらいい、こんなお店あったらいいって。まだ甘さを持っている小巻に、辛口を言うのも彼。メーン以外にも、のりの下に楽しいおかずが隠れているかのごとく、いろんな味わいのある作品、おいしゅうございました!【小林千穂】
(このコラムの更新は毎週日曜日です)
※日記を書く方法はこちらで紹介しています。
この記事には全0件の日記があります。
最近のエントリー
- 濃密に練り上げられた人間ドラマ
- 結末もう一ひねりほしかった
- 何ともいえず美しい林遣都の走り
- オヤジ赤面シーンが満載
- 理性保つ自信ある?
- 小西真奈美が新境地
- 松山の肉体美、沖縄の海…超時代劇にハマる
- 現代にも必要なリーダー岡部又右衛門
- 南極取材経験記者も納得のリアル
- スリリングな描写に暑さ忘れる
- 青春時代の性のモヤモヤが甦る
- 感情移入できるか否か…ギリギリ加減がいい
- 改めて教えられる大家族の魅力
- 親の存在意義を考えさせられた
- 嫉妬、焦りも表現する粘土の名優
- パターン分かっていても楽しめる
- 30年経ても新鮮手塚ストーリー
- 鶴瓶と八千草のシーンがいい
- メタボ、メガネ、ちょいハゲ竹山ハマリ役
- ミッキー・ロークの人生と重なり合う
- マイケルさんの手袋、3150万円で落札 [22日11:11]
- 楽太郎「師匠、法名襲名まだ早いですよ」
[22日09:19] - 裕次郎発掘 ターキー水の江滝子さん死去
[22日09:14] - 吉沢ひとみが自転車レース20キロに初挑戦 [22日06:38]
- 山ピー初ソロ、セニョリータは「いない」 [22日06:38]
- たけし母校・明大で1200人前に映画語る
[22日09:25] - 徹平映画ではいじめられたけど、本当は… [22日09:25]
- あれ!?長沢まさみスプーンが曲がらない
[22日09:25] - 笑顔の小池徹平「いじめられてたけど…」
[21日13:39] - 八嶋智人がマイクなしで舞台あいさつ
[21日13:43]
- 和服を着て女らしさをアップ! (林 丹丹のニーハオ “タン”検隊) [11月20日]
- 舟木との“兄弟共演”目標 (ニッカン座 人生劇場) [11月17日]
- 「2012」が3日間で6500万ドルの興行 (ハリウッド直送便) [11月17日]
- 男役の集大成/大空祐飛 (プレシャス! 宝塚) [11月16日]
- 濃密に練り上げられた人間ドラマ (この一本) [11月15日]