2009年6月21日
メタボ、メガネ、ちょいハゲ竹山ハマリ役
「守護天使」(日)
1日の小遣い500円。金もなく、見た目はいかにもさえない中年サラリーマン。家では妻の顔色をうかがいながら、びくびく暮らしている主人公の須賀(カンニング竹山)がどういうわけか、正義のヒーローとなっていく。
主人公はどこから見てもかっこ悪いおっさんキャラ。でも、そこが見る側の共感を呼ぶ。佐藤祐市監督は「原作を読んだら、主役はメタボ、メガネ、ちょいハゲ…。これは竹山さんだなと思いました」とキャスティング秘話を明かした。
満員電車で見かける女子高生(忽那汐里)が、怪しげなブログのトラブルに巻き込まれ、何者かに拉致される。清純な少女にあこがれを抱いていた須賀は「オレが助けなきゃ」と勇気をふりしぼり、妻の金を持ち出し家出する。
マージャン店に住みながら、仲間と捜索を進める一方、資金を稼ぐためゲイ雑誌のモデルになるシーンには笑ってしまう。太鼓腹の竹山がその道のファンにはウケるのか? マジメに演じるほど、おかしさがこみ上げてくる。
時にはカッコ良さも見せる主人公に対して、カッコ悪さを際だたせているのは、妻役の寺島しのぶ。ニコリともせず腕っぷしに訴える恐妻ぶりは、迫力満点だった。拍手!【三宅敏】
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