2009年4月26日
おバカなブラピ見られて満腹感
「バーン・アフター・リーディング」(米)
昨年「ノーカントリー」でアカデミー賞作品賞を取ったジョエル&イーサン・コーエン兄弟の新作とくれば、期待しないわけがないです。
しかも「オーシャンズ」シリーズで共演したジョージ・クルーニーとブラッド・ピットの黄金コンビでさらに期待値がアップ。ほかにも、個性派俳優という冠が似合いすぎるジョン・マルコビッチ、「ファーゴ」の女性警官役でオスカーを取ったフランシス・マクドーマンド、今この人に性格が悪そうな役をやらせれば、かなりの上位にくるに違いないティルダ・スウィントン。
物語は、スポーツジムに落ちていた1枚のCD-ROMが巻き起こす騒動。コーエン作品らしく、勘違いと一生懸命さ、悲しくておかしい人間たちが描かれています。
期待値が上がっておなかペコペコだったのに、終わってみれば満腹感でいっぱい、軽い胸焼けです。おしゃれ俳優がこんなに、コーエン兄弟のために集まったぜ、どうだい? って言われているような。もしうっかり、笑えませんでした…なんて言ったら、頭の回転とセンスが悪いんじゃないですかとでも言われそうな、そんな雰囲気です。
途中で「んんん…?」と思い始め、見終わってみたら、ブラピのおバカ加減だけが心に残った作品でした。予想以上におバカが似合っていて、鼻血タラ~リのブラピは、そうそう見られるもんじゃない。その意味で、この作品を見てよかった…かな。【小林千穂】
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