2008年7月20日
「ラピュタ」「トトロ」思い出す宮崎監督新作
「崖の上のポニョ」(日)
最近の宮崎作品はお説教をされているようで「よく分かりませんが、何だかすみません」みたいな気持ちになっていました。もう、ワクワクした冒険活劇を見ることはできないのかな、なんて思っていましたが、今作は、難しいことは考えなくてよし。いろんなとこに、初中期の宮崎作品を重ねたりできたのがちょっとうれしかったりして。
海からやって来たさかなの子ポニョと出会う5歳の宗介。宗介の「守ってあげるからね」という言葉が、言葉だけで終わらないところが素晴らしいです。5歳にしてこの男らしさと騎士道精神はすごい。ほれました。いや、ほれられたいです。「天空の城ラピュタ」の少年パズーも、10代にして騎士道精神を備えてました。超ストレートな好きな気持ちと、守るんだという心意気。あれはそこら辺の大人よりもかっこいい。宗介もそんな男前なところが共通してます。
宗介の母リサもとても気持ちがいい。彼女も「―ラピュタ」に出てきた、親方のおかみさんみたい。サバサバしてて、女らしい部分も持ってて、何よりだんなさんが大好き。船乗りの夫に発光信号で「バカ」を連発するところなんて、超かわいい。
ポニョが現れるという不思議現象を、がっちり受け止める頼もしい2人です。でも、宗介がリサを探しに出る感じは「となりトトロ」で、メイちゃんがとうもろこしを持って走りだしてしまった時のせつない気持ちがよみがえりました。
ファンタジーいっぱいの物語ですが、波に乗れれば、母と子、少女と少年のきずなにジーン、です。【小林千穂】
(このコラムの更新は毎週日曜日です)
※日記を書く方法はこちらで紹介しています。
この記事には全0件の日記があります。
最近のエントリー
- 鉄のスーツ着ると超人に変身
- 世界が共感した日本の家族問題
- テーマは死…でもすがすがしい
- 見る者を引き込むアニメと芝居の融合
- 小泉今日子の私生活をのぞき見るような
- 暴れん坊ウィル・スミス復活
- エールの交換シーンに落涙
- バットマンから主役奪ったジョーカー
- 煩悩いっぱい野球愛いっぱい
- 息をのむしかない臓器売買の実態
- 空前スケールの「くだらねえ~」ぶり
- 「ラピュタ」「トトロ」思い出す宮崎監督新作
- 小津、成瀬調甦らせた是枝監督
- 今年の代表作と断言します
- シルエットきたーーっ!待ってて良かった
- 主役大沢は寅さん、ハマちゃんになれるか
- 脳に飛び込んでくる「死刑」とは何か
- 20年ぶり復活の無敵男が戦争の悲劇痛感
- 忠実な70年前名画の修復
- 「東京タワー」から一変、ギラギラしたマツジュン
- 緒形拳さん、「風のガーデン」が遺作に
[7日07:17] - 緒形拳さん、秀吉を演じ高評価得る [7日06:40]
- 長沢まさみ、ありえないポーズ取ってます
[6日19:38] - 上戸彩は貧乏性?食品は食べて判断
[6日19:19] - 直弼役吉右衛門が井伊家18代目当主と対面 [6日17:21]
- 草なぎと新垣がアニメ原案映画で初共演 [7日06:30]
- 椿姫彩菜がポール・ウォーカーにぞっこん
[6日19:47] - 小栗1対149のケンカで撮影“クローズ”
[6日09:22] - 福山「すべての会場に真心」26回あいさつ
[5日09:03] - 長渕文音主演作、父長渕剛すでに観賞
[5日09:03]
- レオ様、クロウ共演の新作は早くもオスカー候補 (ハリウッド直送便) [10月07日]
- 逞しく成長/桜乃彩音 (GO!GO!宝塚) [10月06日]
- 鉄のスーツ着ると超人に変身 (この一本) [10月05日]
- 「イーグル・アイ」が大ヒット!成長したシャイア (ハリウッド直送便) [9月30日]
- 新宙組のスタート/大和悠河 (GO!GO!宝塚) [9月29日]