<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<feed version="0.3" xmlns="http://purl.org/atom/ns#" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xml:lang="en">
<title>コラム_シネマ：この一本</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/" />
<modified>2009-11-22T03:37:37Z</modified>
<tagline>この一本</tagline>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32</id>
<generator url="http://www.movabletype.org/" version="3.34">Movable Type</generator>
<copyright>Copyright (c) 2009, blog-tokyo</copyright>
<entry>
<title>ヒューマニズム問うパニック大作</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20091122_88446.html" />
<modified>2009-11-22T03:37:37Z</modified>
<issued>2009-11-22T03:37:12Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.88446</id>
<created>2009-11-22T03:37:12Z</created>
<summary type="text/plain">「２０１２」（米） 　２０１２年１２月、マヤの予言どおり、地球滅亡の日が迫る－。...</summary>
<author>
<name>blog-tokyo</name>

<email>webmast@nikkansports.co.jp</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「２０１２」（米）</h4>

<p>　２０１２年１２月、マヤの予言どおり、地球滅亡の日が迫る－。とてつもない大地震、大津波が次々と襲い、人々の生活は完全に破壊されていく。生き延びる手はないのか？　運転手のジャクソンは別れた妻子とともに、必死のサバイバルに挑む。</p>]]>
<![CDATA[<p>　地面が波打つようにビルやクルマを飲み込んでいく描写は、従来のディザスター（災害）ムービーをしのぐスピード感で、手に汗握らずにいられない。ジャクソンはクルマをぶっ飛ばし、小型飛行機に乗り込んで、中国のある場所を目指す。そこでは米国をはじめ、先進国が荒れ果てた地球でも生き延びることが可能な船を建造していたのだ。</p>

<p>　ただし、乗り込める人間は政府関係者や一部の大金持ちのみ。米大統領は「他の人を見捨てて、自分だけが助かることはできない」と乗船を拒否した。</p>

<p>　「船の定員がある限り、全員を救うことはできない」とする者と、「目の前に多数の人間がいる。彼らも船に乗せるべきだ」と主張する者。究極の選択の結果は？　そしてジャクソンは家族を守れるのか？　迫力あるパニック大作であり、同時にヒューマニズムを問うている。【三宅敏】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>濃密に練り上げられた人間ドラマ</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20091115_88201.html" />
<modified>2009-11-15T01:14:20Z</modified>
<issued>2009-11-15T00:04:37Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.88201</id>
<created>2009-11-15T00:04:37Z</created>
<summary type="text/plain">「なくもんか」（日） 　昔ながらの商店街に、ぬくもりを感じるのはなぜだろう。今作...</summary>
<author>
<name>motai</name>


</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「なくもんか」（日）</h4>

<p>　昔ながらの商店街に、ぬくもりを感じるのはなぜだろう。今作の舞台になっている「善人通り商店街」は、東京・千駄木あたりの下町の風情をイメージして、スタジオセットに作られた。約１カ月近くかけて約３０軒のアーケードを建設。劇中で店員と客は喜怒哀楽を派手に表しながら会話し、イベントがあると人があふれて大騒ぎになる。地方都市に定着した小ぎれいな大規模ショッピングセンターにはない人情や愛情、情熱が伝わってくる。</p>]]>
<![CDATA[<p>　そんな大騒ぎの中心にいるのが、総菜店の２代目店主・下井草祐太（阿部サダヲ）。秘伝のソースをかけたハムカツを看板商品にして、ガムシャラに働き、人気店に成長させた。八方美人を自認し、同じ商店街にある他店の手伝いに走るほどのお人よし。祐太は「好きでやってますから」と笑顔を見せるが、不幸な生い立ちを引きずっていた。破顔一笑の裏にある陰。舞台を中心にキャリアを積んできた阿部が、同じ笑顔を微妙に演じ分けている。</p>

<p>　脚本はヒットメーカーの宮藤官九郎。今年公開の映画では４本目の脚本作品になったが、今回のようなホームドラマは自身初になる。家族はいつも笑顔で明るく…と理想通りにはいかない。ケンカもするし、トラブルも起こす。お互いに言えない本音や秘密もある。そんな「きれいに収まらない」という作品テーマを、商店街の古臭さで表現しているという。濃密に練り上げられた人間ドラマだけでなく、商店街の細かい作りにも注目したい。。【柴田寛人】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>結末もう一ひねりほしかった</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20091108_87962.html" />
<modified>2009-11-08T01:05:17Z</modified>
<issued>2009-11-08T00:53:09Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.87962</id>
<created>2009-11-08T00:53:09Z</created>
<summary type="text/plain">「大洗にも星はふるなり」（日） 　閉店（というのか）した真冬の海の家に、バイト仲...</summary>
<author>
<name>motai</name>


</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「大洗にも星はふるなり」（日）</h4>

<p>　閉店（というのか）した真冬の海の家に、バイト仲間が集まるところから話がスタート。密室に男が集まり、自分たちのマドンナについてあれこれ…ときたら、あの「キサラギ」（０７年）を思い出します。あちらが「おバカ＋ちょいミステリー＋ちょいホロリ＋どんでん返し」ならば、こちらは「おバカ×おバカ」な方程式。</p>]]>
<![CDATA[<p>　シンプルにおバカを繰り返すので、ハマれば笑いっぱなしの１時間４３分が待っていることでしょう。わたくし的には、いまいち乗り切れなかったなあ。「笑って！」な感じに引き気味だったかも。</p>

<p>　そんな中、山田孝之の壊れっぷりにはかなり引きつけられました。マドンナへの勘違いな愛にどっぷりつかる、ほとんどストーカーな、杉本というベテランバイト店員役。冒頭こそ、山田らしいクールな役柄…と思わせておいて、ものの１０分で壊れていきます。はやっ！　と突っ込みつつ、本人が壊れっぷりを楽しんでいるのが十分に伝わってきました。気持ちいい。</p>

<p>　山田はじめ、男たちのおバカっぷりは楽しめましたが、結末が何とも…。もうちょっとひねってほしかったな。【小林千穂】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>何ともいえず美しい林遣都の走り</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20091101_87757.html" />
<modified>2009-11-01T02:16:18Z</modified>
<issued>2009-11-01T02:06:11Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.87757</id>
<created>2009-11-01T02:06:11Z</created>
<summary type="text/plain">風が強く吹いている（日） 　毎年、正月になるとトンデモナイ視聴率をたたきだす箱根...</summary>
<author>
<name>blog-tokyo</name>

<email>webmast@nikkansports.co.jp</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[</h4>風が強く吹いている（日）</h4>

<p>　毎年、正月になるとトンデモナイ視聴率をたたきだす箱根駅伝。学生ランナーが故障して足を引きずりながらも、なお走り続けるレースは神秘的でさえある。なぜか毎年のように、テレビ観戦してしまう不思議なイベントだ。</p>]]>
<![CDATA[<p>　映画は、純度の高い青春ドラマ。見ているうちに「箱根に、そんなに簡単に行けるはずない」「ドラマチックすぎる」「かっこよすぎる」と突っ込みたくなる自分もいるが、それこそが青春！　理想を高く、夢に向かって突っ走るのが若さであり、そこに陽気な仲間が何人かいれば自然とドラマになっていく。</p>

<p>　サッカーや野球でなく、駅伝というストイックな競技なのが新鮮な魅力を感じさせる。そして、劇中の林遣都のランニングシーンは何ともいえず美しい。</p>

<p>　大ヒットした「ルーキーズ」は、かなりヤンキーな高校生が甲子園を目指したが、ここで箱根を夢見る大学生はもっと地味な外見で、自分の周りにもいそうな印象だ。そんな親近感が見る者の胸を静かに、深く揺さぶるだろう。【三宅敏】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>オヤジ赤面シーンが満載</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20091025_87322.html" />
<modified>2009-10-24T22:53:31Z</modified>
<issued>2009-10-25T00:59:40Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.87322</id>
<created>2009-10-25T00:59:40Z</created>
<summary type="text/plain">「僕の初恋をキミに捧ぐ」（日） 　余命の短さをストーリーに盛り込む映画は多い。今...</summary>
<author>
<name>motai</name>


</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「僕の初恋をキミに捧ぐ」（日）</h4>

<p>　余命の短さをストーリーに盛り込む映画は多い。今年公開の作品では「ヘブンズドア」や「余命１ケ月の花嫁」「ちゃんと伝える」など。あと数カ月か数日で終わってしまうかもしれない人生をどう生きるか。瀬戸際に追い込まれた人々が放つ気迫やエネルギーは、線香花火が落ちる直前の輝きと美しさを帯びている。人間ドラマのエッセンスとして、これからもさまざまな表現で描かれていくだろう。</p>]]>
<![CDATA[<p>　今作で余命が短いのは、岡田将生演じる心臓病の少年。８歳の時に、２０歳まで生きられないことを知ってしまう。時々起こる発作と闘いながら高校生になり、突然、心臓移植を受けられるチャンスが訪れる。それを知った時のセリフが、あまりにも素朴で、逆に私の心に響いた。「これで好きなものを食べられる！　大学にも行ける！　結婚もできる！」。４２歳の私は、この３つの要素をすべてかなえている。健康で長生きしているからこそ、できることだ。生きられることに感謝せねばならない。</p>

<p>　この少年と、彼を献身的に支えようとする少女（井上真央）の純愛ストーリーは、中年男性が見ると「うわ、そこでキスしちゃうの？　抱き合っちゃうの？」と恥ずかしくなるシーンの連続。岡田ファンの女子中高生を中心に、若者向きの映画であることは間違いない。しかし、心臓病の子どもを持つ親の立場も丁寧に描かれ、臓器移植の問題点を提示するようなシーンもあり、幅広い世代の共感を得られそうだ。【柴田寛人】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>理性保つ自信ある？</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20091004_86056.html" />
<modified>2009-10-04T01:59:01Z</modified>
<issued>2009-10-04T01:30:01Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.86056</id>
<created>2009-10-04T01:30:01Z</created>
<summary type="text/plain">「キッチン～３人のレシピ～」（韓国） 　浮気はいけないし、不倫はしてはいけない。...</summary>
<author>
<name>blog-tokyo</name>

<email>webmast@nikkansports.co.jp</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「キッチン～３人のレシピ～」（韓国）</h4>

<p>　浮気はいけないし、不倫はしてはいけない。男と女が結婚後、最も忘れてはいけない不文律でしょう。しかし、偶然が重なった結果、見知らぬ男女が抱き合えるほどに接近したら、誰にも見られていない隔離されたスペースにいたら、理性という防波堤を保つ自信はありますか？</p>]]>
<![CDATA[<p>　そんな状況で関係を持ってしまった男女と、その女性と結婚して１年の男性が、共同生活を始めるという内容の韓国作品だ。会社員からシェフに転身した夫サンイン（キム・テウ）が、妻モレ（シン・ミナ）にパリ仕込みの天才シェフのドゥレ（チュ・ジフン）を紹介する。その瞬間のモレの慌てぶりが面白い。１度の過ちで記憶から消し去るはずだったドゥレが、再び目の前に現れたのだ。</p>

<p>　モレは優しい夫を愛しているが、ドゥレへの思いも捨て切れない。ひとつ屋根の下の三角関係は、やがて泥沼に陥る。サンインの子供を身ごもったモレは、夫と浮気相手のどちらを選ぶのか。「え～！　その選択かよ！」という驚きの結末が待っている。</p>

<p>　この映画の当初の日本公開予定日は、５月３０日だった。だが、主演のチュが４月２６日に麻薬管理法違反の疑いで書類送検されたことを受け、公開は延期された。その後、薬物の常習性がなく執行猶予付きの判決を受けたことから上映が決まったが、出演者の軽率な行動で、日本のファンがこの映画を見られない可能性があったわけだ。日韓の芸能関係者は、自戒の念を忘れてはならないと思う。【柴田寛人】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>小西真奈美が新境地</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20090927_85759.html" />
<modified>2009-09-27T01:28:59Z</modified>
<issued>2009-09-27T01:27:41Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.85759</id>
<created>2009-09-27T01:27:41Z</created>
<summary type="text/plain">「のんちゃんのり弁」（日） 　ダメ夫に離婚届をたたきつけた主婦が、自活のために得...</summary>
<author>
<name>motai</name>


</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「のんちゃんのり弁」（日）</h4>

<p>　ダメ夫に離婚届をたたきつけた主婦が、自活のために得意な料理でお弁当屋さんをやるぞ！　というシンプルな物語。壁に当たり、周囲の支えで乗り越え…は、いつも食べている定番の定食のようかと思いきや、予想以上に奥深い味わいで、スパイスぴりり。食べ…いや見終わった後は、わさびではなく、涙で鼻ツーン。</p>]]>
<![CDATA[<p>　まあ映画ですから、主人公は現実よりは恵まれているかも。実家暮らしで、良き友人たちに囲まれ、思ってもないありがたいことが起こったりする。でも実際はそんな環境に気付けるか、つかまえられるかどうか、なワケだと思うのです。そういう力や魅力を備えている永井小巻という人物に、息を吹き込んだのが小西真奈美です。</p>

<p>　「３１年間なーんにも考えずに生きてきました。資格も特技もありません」という主婦役にしては、小西が美しく聡明（そうめい）すぎないか？　と、最初は思ったけど、進むにつれどんどんハマっていく感じ。超絶技巧な早口に、男前グーパンチ、夕日を浴びた切ない表情に、ほんの少し見せる色気。顔から足まで体いっぱいで演じる姿は、新境地かもしれません。</p>

<p>　ほかにも注目は、小料理屋「ととや」の主人を演じた岸部一徳。言葉もたたずまいも店も、こんな人いたらいい、こんなお店あったらいいって。まだ甘さを持っている小巻に、辛口を言うのも彼。メーン以外にも、のりの下に楽しいおかずが隠れているかのごとく、いろんな味わいのある作品、おいしゅうございました！【小林千穂】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>松山の肉体美、沖縄の海…超時代劇にハマる</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20090920_85448.html" />
<modified>2009-09-20T01:30:30Z</modified>
<issued>2009-09-20T01:09:35Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.85448</id>
<created>2009-09-20T01:09:35Z</created>
<summary type="text/plain">「カムイ外伝」（日） 　白土三平の古典的人気漫画を宮藤官九郎・崔洋一が共同脚本で...</summary>
<author>
<name>blog-tokyo</name>

<email>webmast@nikkansports.co.jp</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「カムイ外伝」（日）</h4>

<p>　白土三平の古典的人気漫画を宮藤官九郎・崔洋一が共同脚本で映像化。スピード感あふれる超時代劇に仕上がった。</p>]]>
<![CDATA[<p>　主演は松山ケンイチ。忍びの世界に絶望し、逃亡の旅を続ける孤独なカムイという男に、自然な形でハマっていた。「信じるのは自分だけ」と、常に虚無感を漂わせたような表情。自分が生きるためには、敵を殺さなければならない運命に対し、言葉少なに立ち向かう。</p>

<p>　一方では、ハードな殺陣を見せ、全力で駆け回るシーンも目立つのだが、アクションでは全身に躍動感をみなぎらせていた。光と影、静と動のコントラストがこの作品の生命線だ。</p>

<p>　カムイが裸になる場面も印象的。日に焼けて、ひきしまった松山の肉体には「昔の忍者は、こんなカラダだったのかもしれないな」と納得してしまった。</p>

<p>　裏切り、憎しみといったネガティブな感情が交錯するスクリーンで、どこまでも青く美しい海が対照的にまぶしく映る。ロケ地・沖縄の美ら海（ちゅらうみ）が時代劇を、ここまで盛り上げてくれるとは驚きでもあった。</p>

<p>　共演には小雪、小林薫、伊藤英明、佐藤浩市ら豪華な顔ぶれが並ぶ。【三宅敏】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>現代にも必要なリーダー岡部又右衛門</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20090913_85185.html" />
<modified>2009-09-20T01:08:27Z</modified>
<issued>2009-09-13T02:21:09Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.85185</id>
<created>2009-09-13T02:21:09Z</created>
<summary type="text/plain">「火天の城」（日） 　安土桃山時代の１５７９年（天正７）に完成した、前代未聞の巨...</summary>
<author>
<name>blog</name>

<email>webmast@nikkansports.co.jp</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「火天の城」（日）</h4>

<p>　安土桃山時代の１５７９年（天正７）に完成した、前代未聞の巨城・安土城（滋賀県）。現在の貨幣価値で換算すると、とんでもない築城工事だったことが分かる。石材とその移動、積み上げ費用が計３００億円、御殿建築費が２５０億円、高楼（やぐら）や塀の建築費が２００億円…。総工費は１０００億円に届く。８８年創設の東京ドームの総工費が３５０億円だから、ドーム３つ分の規模。石工や大工など、のべ１００万人が携わったとされている。</p>]]>
<![CDATA[<p>　そんな破格工事を指揮したのが、宮大工の岡部又右衛門（西田敏行）。織田信長（椎名桔平）の命を受け、大工仲間とさまざまな苦難を乗り越える。怒声を響かせて周囲を動かすようなタイプではない。職人らしく、静かに大工たちを見守る。長いキャリアを感じさせるセリフがあった。</p>

<p>　「木組みは木の気持ちを聞いて組むもの。作事（建築）は、職人たち１人１人の心を組んでなすもの」。南の斜面で育った木は南側で使うなど、伐採した環境まで考えることで、頑丈な建築物ができるという。巨石の転落事故があり、数多くの犠牲者が出た翌日、悲しむ人々のために作事を休みにした。乱れた心を落ち着かす時間を与えた。</p>

<p>　又右衛門のようなリーダーは、現代にこそ必要ではないだろうか。人心を把握し、的確な指示を与える。仕事に責任を持ち、コツコツと作り上げる。先月末の総選挙で民主党が圧勝。今月１６日の特別国会で鳩山首相が誕生するが、安土城築城のプロセスは国づくりの参考になると思う。１２日公開。４カチンコ。【柴田寛人】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>南極取材経験記者も納得のリアル</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20090906_84594.html" />
<modified>2009-09-06T03:08:55Z</modified>
<issued>2009-09-06T03:07:43Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.84594</id>
<created>2009-09-06T03:07:43Z</created>
<summary type="text/plain">「南極料理人」（日） 　南極に取材に行ったことがあるんです、３年ほど前ですが。だ...</summary>
<author>
<name>motai</name>


</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「南極料理人」（日）</h4>

<p>　南極に取材に行ったことがあるんです、３年ほど前ですが。だから、この映画のことはすごく楽しみにしてました。でも、ひいき目なしの「この１本」です。</p>]]>
<![CDATA[<p>　舞台は昭和基地から１０００キロ離れたドームふじ基地。行きたくもなく「左遷された」感でいっぱいの料理人、西村（堺雅人）が主人公です。「行きたくもない」「左遷された」というシチュエーションが、これまでの南極を舞台にした作品と一線を画す、それどころか、対極にあるところが楽しいです。熱さ前面、極地での恐怖、雄大な大自然…まあ、それもたまには見たいですが、職場がたまたま南極、なんです。劇中、そんなせりふを言った人物は、その後何度も南極に行き、私にも同じことを言いました。現実と映画とのシンクロに、ちょっと感動したりして。</p>

<p>　たまたま派遣されても、やっぱり燃えていくところが、映画としてのおもしろさ。堺の目つきがどんどん変わっていって、仕方なく行った男とは思えないまなざし。これはまた堺雅人ファンが倍増するな。</p>

<p>　基地で１年間、８人の男が過ごすというシチュエーションなので、良い関係は一層深まり、不協和音は一層きしむ感じがかなりリアルです。小さなことでみんなで喜ぶ感じも「分かる、分かる」です。もっと書きたいところですが、見どころを２つ。まずは本物の隊員も「懐かしい」と褒めた、北海道の網走で撮影され風景。もう１つは、終盤の長回し場面。「家族」になった隊員たちが見られます。４・５カチンコですが、やっぱりちょいひいき目で５カチンコ！【小林千穂】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>スリリングな描写に暑さ忘れる</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20090823_83849.html" />
<modified>2009-08-22T23:24:35Z</modified>
<issued>2009-08-23T00:07:00Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.83849</id>
<created>2009-08-23T00:07:00Z</created>
<summary type="text/plain">「３０デイズ・ナイト」（米） 　７月２２日。日本では４６年ぶりとなる皆既日食が、...</summary>
<author>
<name>motai</name>


</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「３０デイズ・ナイト」（米）</h4>

<p>　７月２２日。日本では４６年ぶりとなる皆既日食が、ちょっとしたブームを巻き起こした。太陽が姿を消し、一帯が暗闇に包まれる瞬間の神秘。だが、闇が３０日も続いたとしたら、かなりコワイはずだ。</p>]]>
<![CDATA[<p>　舞台はアラスカ州にある小さな町バロウ。北極に近く、町から外へ通じる道路も、鉄道もない。隣町までは１００キロ以上と、まさに陸の孤島。氷点下３０度という寒さのもと、太陽が３０日も姿を消す極夜（きょくや）が始まった。</p>

<p>　町に残る人たちを突然の恐怖が襲う。太陽の光だけが弱点というバンパイアの仕業だった。この辺りの描写はスリリングで、映画を見る者をドキッとさせてくれる。</p>

<p>　なかでも、人の生き血をすする彼らの顔の不気味なこと！　特殊効果ではあるが、微妙に生身の人間らしさがのぞき迫力は抜群。今の季節の暑さを忘れるにはちょうどいいかも。</p>

<p>　生き残った住民らは団結して、反撃を試みる。極限の状況で、サバイバルのため人知を尽くすのだが、そこに家族のきずなや男女の情愛がからんでくるのも感情移入しやすくていい。クライマックスで、吸血鬼との最後の勝負に出た主人公の秘策は、なかなかショッキングだ。</p>

<p>　出演はジョシュ・ハーネット、メリッサ・ジョージら。「スパイダーマン」のサム・ライミ監督がプロデュース。Ｒ１５指定作品。【三宅敏】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>青春時代の性のモヤモヤが甦る</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20090816_83536.html" />
<modified>2009-08-16T03:24:39Z</modified>
<issued>2009-08-16T03:21:57Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.83536</id>
<created>2009-08-16T03:21:57Z</created>
<summary type="text/plain">「色即ぜねれいしょん」（日） 　題名の「色即」は「しきそく」と読みます。原作を０...</summary>
<author>
<name>motai</name>


</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「色即ぜねれいしょん」（日）</h4>

<p>　題名の「色即」は「しきそく」と読みます。原作を０４年に発表したみうらじゅん（５１）は、京都の仏教系男子高の卒業生。仏教語の「色即是空（しきそくぜくう）」を授業で教わり、高校時代の自伝的小説のタイトルに加えた。言葉の意味は「世の中の物事に執着するのはむなしいこと。人間は皆、最後には空になってしまうのだから」ということ。しかし、今作は仏教の教えを説くものではありません。</p>]]>
<![CDATA[<p>　何かに反攻する勇気もなく、優しい両親にかわいがられる高校生が主人公。平凡な毎日に欲求不満を感じ「フリーセックス主義者が集まる島がある」という話を聞き、友人２人と旅に出る。気持ちは分かるなあ。私が高校生のころは、女性とお付き合いする状態になかなかなれず、セックスなんて夢のまた夢。高校時代に初体験を済ませたという投稿を雑誌で読んで、妙に焦ったりして。青春時代に抱いていたモヤモヤが、よみがえりました。</p>

<p>　俳優田口トモロヲ（５１）が６年ぶりに映画監督を務めた。前作「アイデン＆ティティ」も原作はみうらじゅん。２人は音楽ユニットを組み、活動を続ける仲で、この作品でも多くのミュージシャンを俳優として起用。高校生が音楽と出会い、新しい世界を知り、成長していく様子を描いた。主演の渡辺大知（１９）はロックバンド、黒猫チェルシーのボーカル。劇中でワンマンライブを開き、熱唱する様子は、演技の域を越える迫力があった。挿入曲や楽器の音色など、７０年代の雰囲気を楽しんで下さい。【柴田寛人】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>感情移入できるか否か…ギリギリ加減がいい</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20090809_83228.html" />
<modified>2009-08-09T05:02:56Z</modified>
<issued>2009-08-09T05:01:22Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.83228</id>
<created>2009-08-09T05:01:22Z</created>
<summary type="text/plain">「ココ・シャネル」（米、伊、仏） 　１５年以上前、「ホテル・リッツの男」というテ...</summary>
<author>
<name>motai</name>


</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「ココ・シャネル」（米、伊、仏）</h4>

<p>　１５年以上前、「ホテル・リッツの男」というテレビ映画を見た。第２時大戦中、パリのホテルに住む画家がナチスから名画を守る－という内容だ。物語の中に、ココ・シャネルが登場する。若い画家の友人として、彼に女性を紹介する、という役回り。激動に巻き込まれる画家の視点から見ていると、ココは優雅で、渦中の１歩外にいる人だった。私の中では、ココ・シャネルという人は、長い間、そういうイメージだった。</p>]]>
<![CDATA[<p>　今作で、これまで持っていたココのイメージが少し変わった。彼女がガブリエルと呼ばれていた幼い日から描かれている。母を亡くし、父に去られ、修道院に預けられた少女時代。「ホテル・リッツの男」で見たセレブ感いっぱいのココは、苦労を重ねた末の姿だったのか、と。</p>

<p>　ただ、その苦労が意外とあっさり風味なのも今作。劇中、ココが「男をパトロンにして店を開いた」と言われて激高していたが、確かにそれは否めない。この、感情移入できるかできないかのギリギリな加減。だからいいのだ。ココ・シャネルだから、単なる苦労話だけじゃだめなのだ。苦労話の裏に、愛ありドロドロあり、優雅さきらびやかさがないと。</p>

<p>　主演のシャーリー・マクレーンがかっこいい。若き日のココを演じた女優さんの方がちょっと出番が長いが、存在感は圧倒的。このすました感じ、まさにイメージしてたココ・シャネルだ！【小林千穂】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>改めて教えられる大家族の魅力</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20090802_82902.html" />
<modified>2009-08-02T03:50:50Z</modified>
<issued>2009-08-02T03:10:57Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.82902</id>
<created>2009-08-02T03:10:57Z</created>
<summary type="text/plain">「サマーウォーズ」（日） 　美人で、ひそかにあこがれていた先輩から「一緒に信州に...</summary>
<author>
<name>blog</name>

<email>webmast@nikkansports.co.jp</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「サマーウォーズ」（日）</h4>

<p>　美人で、ひそかにあこがれていた先輩から「一緒に信州に来て。私のおばあちゃんや親せきの人たちと会って」と誘われたら…。主人公の高校生（声・神木隆之介）でなくても、きっと舞い上がってしまって、どんなロマンスに発展するのかとワクワクすることだろう。</p>]]>
<![CDATA[<p>　だが、そこで待っていたのは、コンピューター世界で起こった異変だった。アカウント、アバターなど、パソコンに詳しくない人にはなじみのない言葉が何度も登場するが、物語はテンポよく進んでいく。</p>

<p>　架空世界の出来事が、やがて地球の危機につながることが分かり、クライマックスへ。美人の先輩（声・桜庭ななみ）とその家族が団結し、大ピンチに立ち向かっていく。気がつけば、今ではなかなか味わえない大家族の魅力や、地域社会のネットワークの重要性などを改めて教えられていた。</p>

<p>　コンピューター素人の記者には、どこまでリアルな話なのか、見当もつかないが、さほど違和感を感じさせないのは、アニメーションが美しく、ドラマに自然と引き込まれるからか。登場人物の表情や色使いには、アダルト世代が見ても十分楽しめる。</p>

<p>　山下達郎が初めて劇場用アニメのため書き下ろしたテーマ曲「僕らの夏の夢」も、いい感じだ。【三宅敏】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>
<entry>
<title>親の存在意義を考えさせられた</title>
<link rel="alternate" type="text/html" href="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/entry/20090726_82667.html" />
<modified>2009-07-26T03:22:23Z</modified>
<issued>2009-07-26T03:19:33Z</issued>
<id>tag:www5.nikkansports.com,2009:/entertainment/moviereview//32.82667</id>
<created>2009-07-26T03:19:33Z</created>
<summary type="text/plain">「クヌート」（独） 　０６年１２月にドイツのベルリン動物園で、ホッキョクグマ「ク...</summary>
<author>
<name>blog-tokyo</name>

<email>webmast@nikkansports.co.jp</email>
</author>

<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="en" xml:base="http://www5.nikkansports.com/entertainment/moviereview/">
<![CDATA[<h4>「クヌート」（独）</h4>

<p>　０６年１２月にドイツのベルリン動物園で、ホッキョクグマ「クヌート」が誕生。その成長を追ったドキュメンタリー映画だ。オスの成獣で体長３メートル、体重６００キロに達する「地上最大の肉食獣」も、誕生時は５０センチ、１キロに満たない。クヌートは体重が９キロになった生後１５週で一般公開されたが、とにかくかわいい。歩き回り、寝転がる様子は、まるで縫いぐるみに命を与えたかのよう。ＤＶＤなどの関連グッズが爆発的に売れたのも納得できる。</p>]]>
<![CDATA[<p>　クヌートの人気ぶりは有名だが、兄弟がいたことは知らなかった。２頭が誕生した後、母グマが育児放棄したため、１頭は生後４日後に死亡。クヌートは人工保育で生き延びた。母グマがなぜ子供を育てなかったのか、理由は分からない。同様の問題は、人間界でも発生していると思う。なぜ自らの子供を虐待し、殺してしまうのか。昨年１２月に都内で当時２歳の長男をごみ箱の中で窒息死させた夫婦が、今月１０日に監禁致死の疑いで逮捕された。耳を疑うようなニュースだったが、度重なる児童虐待事件の一部に過ぎない。</p>

<p>　この作品は、北極で生きるホッキョクグマの親子と、母を人間に殺され、旧ソ連のベラルーシ共和国の森林で生活するヒグマ兄妹の生態も、織り交ぜている。子供のヒグマが本能でエサを探し、オオカミと果敢に戦うシーンを見て「親はなくとも子は育つ」を実感した。虐待する親なら、いない方がいいのでは…。それは極論だし、問題の解決にはつながらないが、親の存在意義について考えさせられた。【柴田寛人】</p>

<p>（このコラムの更新は毎週日曜日です）</p>]]>
</content>
</entry>

</feed>