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夢の舞台を創り続けて90年あまり。時代とともにスターを生み、話題作を手掛けてきた宝塚歌劇団。華やかなステージを作り続ける裏側で夕カラジェンヌは日々、厳しいけいこと競争の中で切磋琢磨を続けている。連載「プレシャス! 宝塚」では、そんな夕カラジェンヌの横顔を伝えます。

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現代っぽさを持った娘役に/白華れみ

08年6月09日 [12:25]

 月組から、組替えで花組に移ってきたばかりの娘役・白華れみが「愛と死のアラビア」の新人公演でヒロインを好演した。「反省点はいろいろありますが、お芝居に関しては自己満足かもしれないけどできたかな、って気がします」。謙虚に言葉を選んではいたが、しっかりと手ごたえをつかんだようだった。

 現在上演中の本公演では、ヒロイン・アノウド(桜乃彩音)の侍女サミーラを熱演中。「改めて大劇場の大きな空間を考えながらお芝居しなきゃいけないんだなーって意識しています」と新公での経験を早速、舞台で生かしている。
 組替えはタカラジェンヌにとって“大事件”のひとつだが「ちょうど組もトップさんが春野(寿美礼)さんから真飛(聖)さんに変わって変革の時だったので、その機会に飛び込めたのは恵まれてましたね。意外にも自然に溶け込めました」と、あっけらかんとしたものだ。
 月組時代の06年5月「暁のローマ」で初めて新公ヒロインを務めた。研4になったばかりで「緊張して戸惑ったことしか覚えてないぐらい。ガチガチに緊張してましたもんね」と、今では懐かしい思い出だ。
 「舞台に立つ仕事がしたい」。これがタカラヅカを目指すきっかけだった。地元・熊本の進学校に通っていたこともあってか、厳格な父は笑顔で「ダメ!」と取り合ってくれなかった。「自分の夢がはっきりしているんだから、私は早いうちにその世界に入りたかったんです」。ルックスに反して? 頑固な一面を持つ彼女は、どうしても譲れなかったという。渋々承諾してくれた父だったが、タカラヅカらしい芸名をつけてくれたのは、その父だ。
 組替えと2度の新公ヒロインを経て、また一回り大きくなった。「学年が上がると、どんどん欲が深くなるんですね。タカラヅカも100周年に向けて時代に合わせて変わってきてるじゃないですか? だから伝統を大事にしながら、現代っぽさを持ち合わせた娘役になりたい」。可憐なルックスの裏にしっかりとした逞しさが備わってきた。【土谷美樹】

 ◆愛と死のアラビア 1807年、イギリス兵のトマス・キース(本役・真飛聖、新人公演・朝夏まなと)は負傷しエジプト軍に捕らえられる。狙撃の腕前を買われベドウィンの騎馬隊にライフル銃を扱えるよう訓練するため、エジプト南部に向かったトマス。そこで助けた女性アノウド(本役・桜乃彩音、新公・白華)と心を通わせ、エジプト軍とも溶け込んだトマスは、軍のスーダン遠征にも従軍を願い出た。しかし、イスラム教徒の中にはイギリス兵で異教徒のトマスの参加を拒否する者もいた。イスラム教に改宗し、アノウドとの結婚も決意したトマスだったが、その身は危険にさらされていた。本公演はショー「Red Hot Sea」と2本立てで16日まで。

 ☆白華(しらはな)れみ 6月20日生まれ、熊本県出身。熊本マリスト学園高を経て03年「花の宝塚風土記」で初舞台。月組に配属され、05年7月「Bourbon Street Blues」でバウホール初ヒロイン。翌年5月「暁のローマ」で新人公演初ヒロインを務めた。今年1月15日付けで花組に組替え。身長163センチ。愛称「みき」。

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