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不思議だけど面白い「ゲキ×シネ」

13年1月06日 [10:54]

◆髑髏城の七人(日)
 「髑髏城の七人」は、一般にも人気が高い「劇団☆新感線」の代表作。舞台を十数台のカメラであらゆる角度から撮影し、映画化した「ゲキ×シネ」シリーズの10作目だ。11年8月から10月まで大阪と東京で上演され、小栗旬と森山未来を筆頭に早乙女太一、小池栄子、勝地涼、仲里依紗ら若手俳優が出演し、話題となった舞台の映画化だ。

 資料には「果たしてゲキ(演劇)なのかシネマ(映画)なのか(中略)ジレンマであるが(中略)まったく新しいエンターテインメント」と書かれている。舞台は客席からステージを俯瞰(ふかん)して見るのが基本だが、今作品は見せ場がアップになったり、会話している2人だけを映したり、まるで映画のような映像になっている。

 ただ、映画よりずっと生々しい。アップになった小栗や森山の顔からは汗がしたたり落ち、2時間59分の長丁場で役者から疲労がにじみ、メークも落ち...。殺陣は刀と刀、体と体のぶつかり合う音まで聞こえる。舞台ならではの生の音だ。

 演劇でもなければ映画でもなく、不思議だけど面白い。これが率直な感想だ。舞台に行ってみたいが、敷居が高いと思っている人。逆に生の役者が躍動する舞台を味わったら、映画なんて、と思っている舞台ファン。さらにテレビの正月番組に食傷気味な人まで、だまされたと思って1度見てほしい。不思議な感覚を味わえる...はず?【村上幸将】

(このコラムの更新は毎週日曜日です)

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