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千歳香奈子(ちとせ・かなこ) 1972年、札幌生まれ。92年に渡米。96年に日刊スポーツ新聞社アトランタ支局でアトランタ五輪取材をアシスタント。99年6月から、ロサンゼルスを拠点にハリウッドスターのインタビューや映画情報を取材中。2008年1月末に学研より新書「ハリウッド・セレブ」を出版。

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新バットマン、アフレックの起用にファンは激怒

13年8月27日 [11:06]

 先週のハリウッド直送便で、もう2度とバットマンを演じないと宣言したクリスチャン・ベールが5000万ドルでバットマン役の続投をオファーされているとお伝えしましたが、なんと新バットマンにベン・アフレックの起用が発表されました。

 「ダークナイト」シリーズでバットマンを演じたベールは、はまり役でファンの人気も高かったことから、製作・配給の米ワーナー・ブラザーズが引き留めに躍起になっていると伝えられていました。しかし、蓋をあけてみれば、「知名度とスター性があって、演技力のある俳優」としてあっさりとアフレックに白羽の矢が立ったわけですが、ファンはこの人選に納得していないようです。発表直後からフェースブックやツイッターでは、アフレックの起用に怒りのコメントが殺到し、炎上する騒ぎとなっています。アフレックの起用に激怒したファンたちは、さっそく「アフレックを降板させよう」と署名活動を開始。わずか数日で2万人以上の署名を集めるサイトも登場し、「アフレックがバットマンになることを法律で禁止して欲しい」と、ホワイトハウスに嘆願書を出す人まで出現するなど、ちょっとした騒動に発展しています。

 なぜファンたちは、そこまでアフレックの起用にアレルギー反応を起こすでしょう?その理由は

1.アメコミのヒーローを演じた「デアデビル」(03年)での演技が酷評され、興行面でも大失敗したことが、バットマン役には相応しくないと判断する要因の一つになっている。

2.筋肉質のアクションヒーローには程遠いイメージ。マッチョに鍛え上げて上半身裸をみせる役よりも、洋服を着た役が似合うイメージ。

3.今年のアカデミー賞で作品賞に輝いた「アルゴ」など監督としては高い評価を受けているアフレックですが、俳優としては興行的に大コケした「デアデビル」や「ジーリ」(03年)のイメージが強く、バットマンを演じるには演技力不足と思われていること。

 バットマンは、1989年にティム・バート監督がマイケル・キートンを起用して製作した「バットマン」が第1作目。その後も、バル・キルマー、ジョージ・クルーニーらが演じていますが、ベールが演じた「ダークナイト」はバットマン史上最高傑作と言われているだけに、その次にバットマンを演じる俳優に厳しい声があがるのも致し方がないことかもしれません。

 しかし、今回アフレックが出演するのは、15年夏公開予定のスーパーマンの誕生を描いた「マン・オブ・スティール」の続編。つまり主役はあくまでスーパーマンで、バットマンは脇役。それならば、そこまで反対しなくても良いのでは?と思うのですが、アフレックよりもジョシュ・ブローリンやマット・デイモンの方が良いとの声もあるほどなので、公開後に「やっぱり良かった」とファンをうならせる演技を見せるしかなさそうです。ジョーカー役は無理と言われたにも関わらず、公開後は大絶賛され、死後にオスカーを受賞したヒース・レジャーのように、アフレックにもファンをぎゃふんと言わせてもらいたいものです!

(このコラムの更新は毎週火曜日です)

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