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2011年2月01日

誰も知らない作品のオンパレード

 今年もアカデミー賞の季節がやって来ました。先月25日早朝、第83回アカデミー賞各候補が発表され、大波乱の結果は関係者やメディアを巻き込み大きな論争となっています。10作品に拡大された作品賞には、一般に知名度が低い地味な作品が並び、授賞式での盛り上がりが欠けるのでは? と早くも心配する声も上がっています。

 これまで賞レースのトップを走ってきたのは、世界最大のSNS「Facebook」誕生の秘話を描いた「ソーシャル・ネットワーク」でしたが、アカデミー賞では「英国王のスピーチ」が作品賞、監督賞など主要部門を含む最多12部門にノミネート。また、先日のゴールデン・グローブ賞には1部門もノミネートされなかったジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督の新作「トゥルー・グリット」が、続く10部門で候補に挙がりました。「ソーシャル・ネットワーク」は作品賞、監督賞など8部門に名を連ねましたが、これまで各賞で助演男優賞にノミネートされていたアンドリュー・ガーフィールドが落選する番狂わせも。高齢者が多く、保守的と言われるアカデミー会員には、「Facebook」を題材にした作品は理解しがたかったようです。

 また、渡辺謙も出演している「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督が候補から漏れ、コーエン兄弟監督がノミネートされたことも大きなサプライズでした。「ダークナイト」が作品賞候補から漏れたことが大論争になったノーラン監督は、大作を敬遠する傾向の強いアカデミー賞会員から再びそっぽを向かれてしまいました。エンターテイメント・ウィークリー誌は、このサプライズを「ノー・ラブ・フォー・ノーラン」の見出しで伝えるなど、米メディアも落選に疑問を投げかけています。

 そして何と言っても10作品に拡大された作品賞に「ウィンターズ・ボーン」「ザ・ファイター」「キッズ・オールライト」「127時間」など、ほとんど一般の人が名前すら聞いたことのない作品が多数ノミネートされているのも今年の特徴。批評家から高い評価を受けていたベン・アフレックの監督作「ザ・タウン」が候補から漏れ、「トイ・ストリー3」は長編アニメーション部門と作品賞でダブルノミネートの快挙を果たしました。

 主演男優賞部門では、「ザ・ファイター」のマーク・ウォルバーグや「ゲット・ロウ」のロバート・デュバルが候補から漏れ、「ビューティフル」というスペインの映画に主演したハビエル・バルデムがノミネート。また、助演女優賞でも「キッズ・オーライト」のジュリアン・ムーアや「ブラック・スワン」のミラ・クニスが候補から漏れるサプライズもありました。

 そんな今年のアカデミー賞は現地時間2月27日(日本時間28日)に、ハリウッドのコダック・シアターで開催されます。

(このコラムの更新は毎週火曜日です)


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ハリウッド直送便
千歳香奈子(ちとせ・かなこ)
 1972年、札幌生まれ。92年に渡米しシアトル大学付属語学学校に入学。93年サンタモニカ大学に入学し、写真を専攻。95年に同大学を卒業後、ロサンゼルスでテレビのコーディネーターなどを経験。96年に日刊スポーツ新聞社アトランタ支局でアトランタ五輪取材をアシスタント。99年6月から、ロサンゼルスを拠点にハリウッドスターのインタビューや映画情報を取材中。2008年1月末に学研より新書「ハリウッド・セレブ」を出版。
公式HPはこちら

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