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2011年1月11日

混迷アカデミー賞 前哨戦は参考にならない?

 年が明けたハリウッドはアカデミー賞一色となり、大きな盛り上がりを見せています。そして今週末には、いよいよ前哨戦として知られるゴールデン・グローブ賞が発表されます。ハリウッド外国人記者クラブが選ぶゴールデン・グローブ賞。今年は最有力候補と言われる「ソーシャル・ネットワーク」や「ブラックスワン」を差し置いて、「英国のスピーチ」が最多7部門にノミネートされています。果たしてどの作品、監督、俳優に栄光が輝くのでしょうか。

 フェイスブック創設者の半生を描いた「ソーシャル・ネットワーク」は、ニューヨーク映画批評家賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞などで作品賞、監督賞、脚本賞などを受賞するなど、今年の賞レースを席巻。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞でも作品賞と監督賞の他に、マーク・ザッカーバーグを演じたジェシー・アイゼンバーグが主演男優賞を受賞する圧勝で、オスカーの最有力候補の呼び声が高まっています。一方、インディーズ映画の祭典、インディペンデント・スピリットアワードはナタリー・ポートマン主演の「ブラック・スワン」が作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞など7部門に名を連ね、こちらもオスカーレースの注目作品に浮上しています。

 各候補が出そろう前まではオスカーレースの注目作として期待された「インセプション」は、ゴールデン・グローブ賞では作品賞、監督賞、脚本賞にはノミネートされたものの、演技の評価が高かったレオナルド・ディカプリオをはじめ、渡辺謙ら俳優陣のノミネートは皆無でした。今年こそはと思われていたレオ様ですが、オスカーではこの屈辱を晴らしてノミネートされ、悲願の受賞となるか注目です。

 近年はゴールデン・グローブ賞の候補からアカデミー賞候補が絞られる傾向がありましたが、今年はアカデミー賞作品賞など4部門を受賞した「ノーカントリー」や「ファーゴ」などを手掛けたコーエン兄弟の新作「トゥルー・グリッド」が作品賞、監督賞、そして俳優部門など全ての分野において候補から漏れて全滅するなど、これまでとは一味違うノミネート結果となっています。特に俳優部門で予想外のサプライズが多数あり、それがアカデミー賞にどのような影響を及ぼすのか注目されるところです。中でも、「ウォール・ストリート」でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたマイケル・ダグラスは喉頭がんで闘病中。化学療法による治療を行うため、同作のプロモーションには一切参加できませんでしたが、末期がんによる俳優引退説や余命わずかといったうわさもささやかれたことで、同情票を集めるのではないかと期待されています。

 果たして下馬票通りのノミネートとなるのか、はたまたサプライズがあるのか。混迷する賞レースですが、注目のアカデミー賞ノミネート発表は25日、授賞式は2月27日です。

(このコラムの更新は毎週火曜日です)


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ハリウッド直送便
千歳香奈子(ちとせ・かなこ)
 1972年、札幌生まれ。92年に渡米しシアトル大学付属語学学校に入学。93年サンタモニカ大学に入学し、写真を専攻。95年に同大学を卒業後、ロサンゼルスでテレビのコーディネーターなどを経験。96年に日刊スポーツ新聞社アトランタ支局でアトランタ五輪取材をアシスタント。99年6月から、ロサンゼルスを拠点にハリウッドスターのインタビューや映画情報を取材中。2008年1月末に学研より新書「ハリウッド・セレブ」を出版。
公式HPはこちら

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