2009年9月29日
渡辺広の初主演映画が公開
「ラスト・サムライ」「硫黄島からの手紙」などハリウッド映画に出演する日本人俳優渡辺広が、初主演したインディペンデント映画「ホワイト・オン・ライス」が、ロサンゼルスなどで公開されました。同作は日本通の若手監督デビッド・ボイルがメガホンを取り、日本で妻に捨てられ、アメリカに住む妹夫婦の家に居候をしながら新しい妻となる女性を探す主人公(渡辺)を描いたコメディー。妹役は、かつて日本で一世を風靡(ふうび)した裕木奈江。そして人気ドラマ「Heroes/ヒーローズ」などで知られるジェイムズ・カイソン・リーらが脇を務める中での堂々の初主演となりました。今年5月にハリウッドで開催されたアジアン・パシフィック・フィルム・フェスティバルでお披露目された同作は、劇中の渡辺の独特な雰囲気が多いに受けて会場は笑いの渦でした。
渡辺はボイル監督のデビュー作となった前作「Big Dreams Little Tokyo」(06年)で脇役を務め、今回の主役抜擢へとつながったと言います。日本でロバ企画という劇団を中心に活躍していた渡辺は、アメリカで演技の勉強をするためにロサンゼルス・シティ・カレッジに留学。卒業後はハリウッドにとどまり、CMや演劇、インディペンデント映画などに出演していました。「ラスト・サムライ」でハリウッドのメジャー映画デビューを果たし、「硫黄島からの手紙」では渡辺謙演じる栗林中将の副官役を演じ、注目を集めるようになりました。
近年、ハリウッドでは渡辺謙をはじめ、菊地凛子や田村英理子ら日本人俳優の活躍が目立っていますが、まだまだ日本人の役を韓国人や中国人が演じることが多いのも事実。そんな中で、脇役からついに主演というアメリカンドリームをつかんだ渡辺の更なる活躍に期待したいです。
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- 千歳香奈子(ちとせ・かなこ)
- 1972年、札幌生まれ。92年に渡米しシアトル大学付属語学学校に入学。93年サンタモニカ大学に入学し、写真を専攻。95年に同大学を卒業後、ロサンゼルスでテレビのコーディネーターなどを経験。96年に日刊スポーツ新聞社アトランタ支局でアトランタ五輪取材をアシスタント。99年6月から、ロサンゼルスを拠点にハリウッドスターのインタビューや映画情報を取材中。2008年1月末に学研より新書「ハリウッド・セレブ」を出版。
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